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\もしや、しくじった!?春の実験ガーデン記Vol.1/

みなさんこんにちは!
じゃがいもって育ててみた経験ありますか^^?
秋のジャガイモ掘りは、幼稚園遠足の定番ですよね。

じゃがいもが野菜の王様だと信じて止まなかった、
28年前のスタッフKは誰よりも泥まみれになって
人一倍掘り起こしたことを今でも覚えています。。
#筋金入りの色気より食い気魂

大人になっても大好きなじゃがいも。
自分の手で育ててみたい!!そう思ったらすぐにでも
明日にでもやりたい!!でもジャガイモは夏植えか〜・・
と思いながら調べを進めると、秋の収穫だけではなく、
春に植えて初夏に収穫する方法があることがわかりました◎

今日は、今月頭に”ジャガイモの植え付け”をした様子をレポートします!

では行ってみましょうー!

●初心者向けの春ジャガイモ!!

春の植え付けは3月〜4月中旬くらいまで。
秋の植え付けは8月下旬〜9月くらいまで。
※関東地方の場合

秋の植え付けは
・種イモの販売期間が短い
・暑さでイモが腐りやすい
・想定より早く寒くなると実りにくい
などの理由から、初心者には春がオススメだそうです◎

初心者にオススメの品種:男爵いも・メークイーン・キタアカリ

●「メークイン」ってどんな品種?

・イギリスが原産のジャガイモ
・大正時代に日本にやってきた!
・「男爵」と並ぶ日本の代表的な品種に
・「男爵」より粘質で煮崩れしにくい◎
→煮物やおでんなど味をじっくり染み込ませる系料理に最適
・「男爵」よりホクホク感は劣る△
→コロッケや粉ふきいもには適さない。

●ジャガイモの植え付けってどうやるの?

▶︎時期
春植え/植え付け:3月初旬→収穫:5月末-7月下旬
秋植え/植え付け:8月中旬→収穫:11月末-12月中旬
※関東地方の場合

▶︎土の準備

ジャガイモは酸性の土が好きなので、石灰を入れない方が良いようです!
あ〜良かれと思って苦土石灰入りの鶏糞撒いちゃったなぁ〜(遠い目)

▶︎種イモの選び方
専用の種イモを選ぼう!
リボベジといって、台所で芽が出たジャガイモの植え付けをしてみたことがあるのですが、細菌がいない&病気が広がらない確証はないので、やってみる際は要注意!種イモとして売っているものは国の検査機関の検査を通って、品質チェックが済んでいるので食用として育てる場合は合格証のついた種イモを購入するようにしましょう◎

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▶︎芽出し(“浴光発芽”や”催芽処理”とも言うみたい!)
買ったばかりの種イモは休眠状態なので、植え付け前にイモに
目覚めてもらう必要があります!
そうすることで、植え付け後の初期育成がスムーズに◎
少し早めに種イモを購入し、植え付け予定日までに芽出ししよう!

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▼やりかた▼
①植え付け2~3週間前に日光が当たる場所に移動し、
シートや新聞紙の上、透明なコンテナ箱などに並べる
②20℃前後の場所に貯蔵
③3~5mm程度の緑色の太くて短い芽へ。

さてここで、私たちが用意した種イモの様子を見てみましょう。笑

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ぎゃ!絶句・・・これ絶対違う・・・!暗い部屋で新聞紙に包んだまま2ヶ月ほど保管していたらこんな姿に!!!(芽出しが必要なことをすっかりすっぽり忘れていた・・・)もやしのようなヒョロヒョロの芽が伸び放題(ショーーーック)

ダメか!?もうダメなのか!?と思ったのですが、某豆知識サイトにお尋ねしてみたら「まぁ一応ダメではない」とのことだったので植えてみることにしました。(植え付けから2週間の3/19現在発芽の様子はまだありません。心配・・)

▶︎種イモを切る?!
芽の数が均等になるように(目安1片40-60g/小さい芋はそのまま)
縦斬りの方が発芽の向きが揃いやすい=管理しやすい!
切ったイモは、風通しの良い場所で2~3日おいて断面を乾かせばOK
※秋の植え付け時は種イモが腐りやすいので、小さい種イモを選んで
そのまま植えるのがGOODだそう。

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▽乾燥させる時間がないときは?▽
”草木灰”というものを購入し、断面に纏わせてから植え付けるとGOOD
ズボラな私たちはこちらを活用(笑)

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▶︎植え付け
深さ10cmほどまで掘った畝に、株間30cm程度の間隔をあけて植え付けていきます。
断面を下にして置き、上から土をかぶせます。
植え付けた後の水やりは不要!(あげすぎると種イモが腐るので、土が乾いてからあげる)

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▽次回挑戦したい!”逆さ植え”ってなに!?▽
芽が一度下に伸びてから上に伸びる=弱い芽は生き残れない!!
このストレスで株全体の抵抗性が生まれて病害虫に強くなる!!すごい!
水が溜まりやすく腐りやすくなるという説も・・・うん、実験あるのみ!!

▶︎お世話のポイントは”土寄せ”と”芽かき”

▽”芽かき”とは▽

芽が何本か出てきて、5~10cmに育ったら行う作業。
地上部の茎に余分な栄養が逃げないように芽を減らして、実を大きく育てるためです。勢いの良い芽を2~3本残して、それ以外のものは地面の際を抑えながら倒すようにかきとります。

▽”土寄せ”とは▽
ジャガイモは日光に当たると同時にソラニンという毒素を持ってしまう(緑化という)ので実が日に当たらないように定期的な土寄せが必要です!※芽かきが終わってからやると◎
2回目の追肥は、草丈が30cmぐらいまで伸びた頃に!


でもどうしてイモなのに、実が地上に出てくるのでしょう・・
ここで問題です!ジャガイモは”イモ科じゃなくて●●科”?

さて、何科だと思いますか?

驚くことなかれ・・・・


正解は”ナス科”なんです!(私も驚きでした!)

ジャガイモの実はさつまいものような”根”の肥大ではなくて、
ナスと同じように”茎”の肥大で、芋は種芋よりも”上”に実っていきます。
だから定期的な”土寄せ”が必要なんですね!(激しく納得!!)
ちなみに、芽出し時に日光に当てた種イモの緑化は問題無いそうです◎


●収穫はいつ頃?

植え付けから約3ヶ月、地上部の茎葉が枯れ始めたら収穫の時期!
枯れていくのはダメにしてしまったからではないので安心してくださいね!

湿った土のまま収穫すると、芋の表面が傷ついて腐りやすくなるので
できるだけ梅雨入り前に収穫を終えたいところです!
晴れの日が2~3日続いたところで収穫すると◎

収穫後はよく乾燥させて風通しの良い場所で保存しましょう。
日光に当たるとえぐみが出てしまうので、暗い場所がベスト!
春植えのじゃがいもは、特に皮が薄いので丁寧に掘り起こしてね!

収穫レポートはまた初夏の5月ごろ更新します^^お楽しみにー!!

ほっくほくのおいしいおじゃがさんに会えますように・・・!


▼参考にさせて頂きました▼
JA倉敷かさやさん
https://www.ja-kurakasa.or.jp/farming/fruit_vegetable/201702/index.html

サカタのタネさん
https://sakata-tsushin.com/yomimono/tokushu/20170427_005852.html

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