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平野紗季子さんへの憧れは尽きることがない

平野紗季子さん。知ってる人は、知っている。知らない人は、覚えてね。

というキャッチフレーズ、なんのCMに使われていましたっけ。気になって調べたら、島田紳助のCMでした。懐かしい。どこいったんだろうね。

まあいいや。


平野紗季子さん。知らない人は調べてください。

フードエッセイスト。彼女の食への探究心というか視点がすきで、写真、文章、プロデュースする何もかもに憧れた。ツイッター、インスタと、遡れるところまであさり続けた。彼女が某大学出身で某大手会社勤めだというのも、ああやっぱり、とさらに憧れを強くしたし、リカックスとのトークショーをするというので彼女の母校までひとりで見に行った。

あれは2018年の11月。

テーマは「自己満足の先に」。

平野紗季子さんのトークを聞きたいがために来たこの対談、Licaxxxさんのことは雑誌とかで知っていた程度だったけれど、彼女の「マルチアーティスト」という肩書きの内容も知れて、面白かった。


2人とも、好きなことに対する貪欲さ、もとい自我の強さというのがすごくて、やりたいことしかやりたくない、やりたくないことはやりたくない、でもやりたいことの中でも、やりたいこととやりたくないことは出てくるわけで、でも自分に嘘はつかないってことは気をつけている、自分に嘘をついてしまったらキリがない、自分がやりたくないことは断らせてもらっている、それで生きるのに困ったことは今の所一度もない、など、彼女たちのポリシーの話などを聞かせてくれた。


「良い悪い、じゃなくて、好きと嫌い」

これはLicaxxxさんが言っていた言葉。すごく良いものとすごく悪いものって、一概にはいえない。自分がどう思うか。自分が好きか、そうでないかを見極めるのが大事?

これはほんとにそうだなあと思う。この話でいえば、例えば質問コーナーで、「流行のお店、音楽についてどう思うか」といったものに対して、「まあ、一応チェックくらいはするけれど、自分が好きかどうか気にいるかどうかは別」みたいなことを2人とも言っていて、平野さんに関しては「情報を伝えるというより、物語を伝える、みたいな」だと言っていて、そうそうそうそうそれそれそれそれ__________‼︎私がしたいのに近いうわ__________ん‼︎となったりした。

私がしたいのはストーリーを作り上げることだけれど、でも平野さんのしていることに憧れがあるのは事実で、「お昼ご飯なんか、美味しくなかったらまた別のとこ行きます」と語る食への欲求さにはひれ伏すというか、そんなことをしながらもあの小さい顔と体型への羨望をまじえながら、私は彼女の内にはなにが秘められているんだろうとますます興味が沸くのであって、慶応大学卒・大手広告代理店入社履歴をもつという背景にも、ああ勉学って大事なんだなあと思わせられる。

Licaxxxさんもかなりの勤勉者らしく、在学中は友達がほとんどいなかった、講義が面白くて授業に出ていたとおっしゃっていた。ネクラだよね、と笑い合う彼女たちは、だけど明るくて、その熱量に羨ましさを感じられずにはいられない。

「オタク」であるということが、いかに難しいか、大変か、私は「オタクになれる」人のことを一種の才能だと思っているので、2人のその見事なまでの「食へのオタクさ」「音楽へのオタクさ」に、まさにシビれてしまうのである。


Licaxxxさんは、「授業にはでたほうがいい、面白いし」と最後一言コメント。これも、本当にそうだなあと、つくづく思うのは、もう私が授業をとらなくていい環境になって、大学生活を懐かしんでいる証拠かな。出たら出たで面白いんだけど、わかってるんだけど、出るまでが面倒なのよねえ、でも、やっぱちゃんと出とけばよかったな、と思う講義がいくつもあって、ああ、惜しいことしたなあって思ったり。

平野さんは、「暇を、無理やり埋めないほうがいい」とのこと。

「スケジュール帳が真っ白でも、焦って、むりやり予定を入れたりしないこと。スケジュール帳が白いと不安になって、恵比寿でランチ、とか、入れたくなるだろうけど、暇な時間って実はすごく大事で、学生の時しかできないし、私も、リカックスもそうだと思うけど、暇だから、私は大学で食の本読みまくったりできたわけで。だから、暇の時間をムリに埋めようとしないで」。

暇な時間は作らないようにしている私だけど、それはその時間を自分の好きな時間に使っているからであって、それならいいのかな、いいんだろうな、と勝手に解釈して満足してみたり。

「オンとオフの境目はあるか」という質問では、2人とも「趣味の延長、みたいな感じだから、ないかな」とのこと。

平野さんも、「食べてる時って、普通に素だよね」、Licaxxxさんも、「ぼーっとしてる時って、音楽聞いてるから、ぼーっとしてるようでめちゃくちゃインプットしてる、みたいな。だからオンオフがあるというよりは、常にインプットっていうか、取り込んでる、だからオフとかっていう感覚?はない」と喋っていた。


インプット、ひたすら取り入れるということ、それは並々ならぬエネルギーが必要なわけで、好きという感情だけで動かせるものなのか、そのモチベーションはなんだろう、だけどその最大限の力である「好きということ」を大事にするためにも、私も「好き」を原動力に、どんどんインプットしていきたいと思った。


私が彼女を知ったのは、高校3年生くらいの時。学校帰りによく寄っていた本屋さんで、「生まれた時からアルデンテ」という本を見つけた。あのときの自分は菊池亜希子さんの「マッシュ」を大人買いするか悩みまくっていたし、漫画をガンガン買っていたときで、本といえど小説でもないその「アルデンテ」を買うべきかどうかでものすごく考え、結果本屋通いでほとんどその本を読みつくしてしまい、結局購入には至らなかったのだけれど、ああ買っとくんだったな、といまでも思う。ていうか買ってなかったんかい。そろそろ買います。


平野さんのコメントが好き。「おでんって内側から浸かる温泉だよね。」というのはHanakoの連載記事から。

「なにかしら人を励まそうとする善意に満ちているって言ったのは村上春樹だけど、たしかにドーナツのカロリーには悪意を感じない」

「目が覚めたら14時だった。もう噂の東京マガジンも終わってる時間」

「いい景色がみたい、いいものが食べたい。そういう欲求は諦めずに満たしておくべきだし、さもなくば茨木のり子に怒られる」

「その先端を眺めていたら櫻井翔(from カーサブルータス)が見えた気がした」

これはいろんな物事に目線やアンテナを張っていて、共感を得られることなんだろうな。そういうふとした「あるある」が一瞬でもあれば、もうそれで惹かれる。インプットとアウトプットが大事なんだなと改めて勉強になる。

アンテナ張ってたい〜〜〜見聞広めたい〜〜〜知恵も知識もほしい、大人になってからの勉強って趣味だよね、それっていろんなところでいろんな形で繋がっていくんだなあ、ああそういう繋がりがどんどん増えていくのが好きなんだなあ、だからどんどんいろんな雑誌やメディアで登場している平野さんをみると嬉しくなってしまう。これからも期待しています。あー本買おう

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