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法律事務所の機材(動画・音声編)

6期目を終えようとする法律事務所の機材を紹介します。いずれも一般的な人気ある機材を選んでいますので、これから事務所を開業される士業の方などの参考になりましたら幸いです。

0 はじめに

DXという単語を定義する実益が日々磨耗しているようにも思われますが、厳然たる事実として私たちは打ち合わせ・研修・セミナーなどなどを日々オンラインで行っています。できる限り良い環境でアウトプットを提供すべく、私どもにおきましても複数の機材を用意して万全な体制で業務を行っています。

1 オーディオインターフェイス

・Apollo Twin QUAD(Universal Audio)

・Babyface Pro(REM)

同価格帯のこちらの2機種で迷われる士業の方も非常に多いと思います。

宇多田ヒカルさんが使用されていることで人気が加速したBabaface Proですが、抜群に音も良いですしレイテンシーも極めて低いです。音質にこだわる士業事務所に導入するには最適で、間違いなくおすすめできる機種となります。

これに加え、Apollo Twinを先月導入しました。やはりUADプラグインは非常に優秀で便利です(UADプラグインはApollo Twin内蔵のDSPで稼働します。そのため、パソコンのCPUに一切の影響を与えずに刺すことができる素晴らしいプラグインとなっています。)。まだしっかりと活用するに至ってはいませんが色々と試していきたいと思っています。

(このライブ映像でAKLOさんが使用していたのを見たのがApollo Twin購入の決め手でした。キャンペーン時に購入するとAuto Tune Realtimeが付属することが多いです。ぜひ日本代理店の「Hook Up」さんのHPをチェックして購入の機会を窺ってみてください。AKLOさんのようにラップをしたい士業の方に強くお勧めします。)

2 マイク

・TLM102 bk(ノイマン)

・C414 XLS(AKG)

マイクは定番のTLM102を主に使用しています。10万円以下でノイマンクオリティが味わえる最強のマイクです。まったく不満がありません。

サブでは今年9月に購入したC414 XLSを使用しています。指向性を選択できるため、全指向性に設定し、会議テーブルを囲んだトークをさくっと集音するときなどに利用しています。(マイクは声やマイクプリなどの相性によって大きく結果が異なるため、良いも悪いもないと思っているのですが)C414 XLSはどちらかというと女性の声に合うのではないかと思います。

3 カメラ

・ZV-1G(ソニー)

Vlog用カメラとして非常に人気の高い機種となります。事務所や個人を紹介するクリエイティブを動画で残しておくことは、令和における最低限のマナーだと思われます。時期を見て私も開始したいと思っています。

また、ZV-1はWebカメラとしても使用することが可能であるため、Zoom会議などでも活躍しています(PC内蔵カメラは角度を調整することができないため、事務所内で使用する場合、資料の映り込みがないように苦慮する場合もあります。そういった場合には外付けで角度を変えられるWebカメラは大きく役割を果たします。)。

・POCKET2 Creatorコンボ(DJI)

およそ2年ぶりにモデルチェンジされたDJI POCKETの最新版です。同時期にアップデートされたGoProと迷いましたが、小ぶりでいつでも取り出せる本機を購入して正解でした。付属のスタンドに乗せるだけで、いつでも業務中の動画を速やかに撮影することができます。

ZV-1よりも、手振れ補正(物理的なジンバルがついている分やはりPOCKET2の方が滑らかな動画を撮影することができます。)、取り回し等の点で優れており、外での撮影の場面ではこちらが今後活躍するものと思われます。

・C902n(ロジクール)

12月に購入しましたばかりでまだ未使用ですが、MacBook Proのカメラの解像度は720Pですので、簡単に取り付けられる1080Pのカメラということで大いに活躍してくれるものと思われます(MacBook Proをクラムシェルモード(外部モニターに接続しMacBook本体を閉じた状態)で利用する場合に使う予定です。)。

4 その他

・ATEM Mini Pro(Blackmagic Design)

定番商品ですが、やはりスイッチャーがあるのは非常に便利です。ライブだけでなく収録においても活躍します。

スライド、演者のアップ、手元、引きなどの画像を切り替えたり組み合わせたりすることで、可能な限り飽きさせないようなつくりをするように毎回スタッフが試行錯誤してくれています(「伝える」という仕事をいただいた際に私たちがすべきことは、「伝えようとする」を行うことではなく「伝わる」を達成することだと考えるからです。)。

ウラカタLTでもATEM Miniを使用してきたのですが、カメラを複数台設置するようなことは行って来ませんでした。次回はしっかりとATEM Mini Proを活用させたいところです。

・Final Cut Pro X(Mac)

・Logic Pro X(Mac)

動画編集や音声編集はMacのFinal Cut Pro XとLogic Pro Xを使用しています。例えばこれらを用いて以下のPodcast番組の録音・BGM制作等を行っています(マイクについては、パーソナリティの大木さんはTLM102、ゲストはFOCUSRITEのマイク(Studio Packに付属したもので機種名は不明です。)で収録しています。LogicでEQ調整を少しだけ行っていますが非常に良い音で録れているのではないでしょうか。)。

以下の曲についてはFinal Cutで動画制作を行いました(当時は初めての動画制作でしたので拙い動画となっています。)。エンタメ業務に乗り出した法律事務所には動画制作の依頼が舞い込むことがあります(弊所は2015年8月に本格的にeスポーツ、芸能、スポーツの法務を開始し、慈慶学園グループの東京アニメ・声優専門学校(現:東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校)で講師を行う道を切り拓き、ゲームメディアに多数の寄稿を行い、eスポーツの法的論点をいち早く整理し各所に働きかけ、電通デザイントークに招かれ、多数のプロゲーマー・プロゲーミングチームの顧問を現在に至るまで行い続け、さらには並行して2015年8月には渋谷・恵比寿でサッカークラブを複数運営するNPO法人の顧問となりリアルスポーツでの法務提供を開始し、1部リーグに在籍するプロサッカークラブ運営法人の法務としてインハウスで働き、Jリーグクラブのeスポーツ事業、サッカー選手代理人に対する顧問、スポーツのマーケティング事業などなどスポーツにまつわる様々な角度のビジネスに対して法務を提供し、はたまた2015年8月に始めた無料相談を端緒に、多数のミュージシャン、アイドル、俳優、声優、ダンサー、YouTuberなど様々な芸能活動を行う個人からの依頼を受けて法的解決に奔走するなどしてきました。)。そのような依頼を受けた際にしっかり動画制作の準備ができていることはやはり大切なことではないかと考えます。

以上、法律事務所の機材をざくっと振り返りました。これから開業される士業の方の役に少しでも立てましたら幸いです。

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