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【TIMES】2023年2月4日 11時43分 立春 Birth of Spring

【TIMES】2023/02/04 11時43分 新春来福

立春 Birth of Spring

地心黄経315度 、日心黄経135度

地球暦が二十四節気の「立春」、春の季節のはじまりをお知らせします。

春の気が立つ北半球


立春は「四季」のはじまりのシーズンイン。
季節の物語の最初の1ページがはじまりました。

大寒から15度進んだ地点で北半球はまだ寒さの極まりの中にあり、実際は冬の真っ最中。

しかし梅一輪(いちりん)ほどの暖かさですが、雪融けのなかから山菜が芽生えたり、巣ごもりしている鳥が産卵したりと、自然界は着実に「春」の気配が「立」ち上がりはじめています。

そして春分、3月21日 6時24分から、いよいよ新年度の地球暦のスタート!

地球暦ではちょうど今、地球が45度手前の位置ですから、来たる新生活を前に、春の合図となっているのが「立春」

春は足元からやってきています。

ひと足早く春の気配をつかんで、一年の四季の波に乗っていきたいものですね!

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冬至(12月22日)より『地球暦2023年度版』販売開始しています! 太陽中心の『地球暦』に、地球中心の『月めくり』を加えた、 改暦150年記念の特別セットをリリース!しています。ぜひお求めください。

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奇しくも今年は改暦150年の節目の年。曆師 杉山開知として新たな決意がこもった作品となっています。毎年毎年、細やかなアップデートがあり、変わらないところ、変わり続けるところが織りなされた宇宙の縮図です。

改暦150年の節目に|KAICHI SUGIYAMA|note

PHOTO:ACクリエーター  底野庵太さん

節分についてもひとこと。

節分 Season Division

The last day of winter and the day before spring commences.

━ 物語のピリオド

季節を締めくくる冬最後の「節分」

季節をひとつの物語に例えれば「冬土用」のラストシーンが終わり、「節分」は春夏秋冬がエンディングロールで幕を閉じるような瞬間です。古く「節分」は立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前日で、もともと四季の分かれ目を意味する日。

なかでもこの立春の前日は「春夏秋冬」が新旧交代する重要な日で、七十二候もここが最終候となっています。

一般的に土用と言えば暑さのピークの夏の土用に「丑ウシの日」として知られていますが、そもそもなぜ「丑ウシ」なのでしょうか。

それは「丑ウシ」の時期である「小寒〜立春」のこの1ヶ月が最も寒く水気に満ちていて、夏の炎熱を中和することから、対極の作用として「丑ウシ」を掲げることで「火と水」を中和し、「乾と湿」をバランスさせることを意図しています。

つまり暦の持つ季節の転換呪術を意図して、夏に冬を当てた、逆干支という術。

ちなみに「鰻ウナギ」は寒さで脂が乗る冬の時期が最も美味しく、また「山鰻ヤマウナギ=自然薯」も正月の養生食。実は「土用の丑の鰻」をいただくのは暦的には今が本来の旬なのです。

━丑寅ウシトラにまつわる、鬼門の呪術

鬼は「陰・穏」の転訛した言葉で「暗闇」の象徴。

大寒から立春は1年を1日に例えたときの午前2〜3時の丑三つ時から寅の刻にあたり、満ちた陰気に怪異が夜行する「逢魔が時=大禍時」とも。その闇と光の境目は、鬼の出入りする鬼門、陰陽道の最高神である冥府の神「秦山府君」の住処、死後と常世が繋がる異界のゾーン、生と死の輪廻転生 の際、そうした自然の生成消滅の転換点がこの立春の季節の持つ働きに重ね合わせられています。

また季節を方位とする陰陽五行では“節分=丑ウシの最後、立春=寅トラの始まり”ですから、「節分と立春」は“ウシ+トラ”のコンビで、完全な“終り”と同時に、完全な“始まり”「終始・始末」を全うすること意味しています。

一般的にオニの姿形はウシの角にトラの毛皮をまとったウシトラの化身、※「鬼はそと福はうち」も「陰オニ」を追い出すことで、暖かい春である「福」を招き入れるための呪術的な合言葉。金棒を持った鬼に対して、そこに煎り豆という陽の気(火)を込めてぶつける鬼退治の風習は、「魔目=魔滅=豆」によって「陰・夜・闇・寒」を滅し、冬と決別して春と呼ぶための呪術的セレモニーなのです。

この「冬土用」は特に変化の多い時期、たとえ苦難や厄災が多かったとしても、たいていのことは朝になれば夢の跡陰(オニ)も魔もまぶしい光によって姿を消して、いよいよ春の目覚めのときがやってくる!というわけです。

※「鬼はそと福はうち」は一般的な例。「鬼はうち、福はそと」または「福はうち、鬼もうち」など風習によってそれぞれの意味する解釈があります。また中国で鬼(クェイ)は死霊、死者の霊魂を表します。

PHOTO:ACクリエーター 涼風さん

最近は春節祭の方がメジャーとなっておりますが、日本でも150年前までは正月といえば、丑の月をまたぐ新月と決まっておりました。
また、当時は旧暦では誕生日が太陽暦では前後するため、まとめて旧正月に数え年としてお祝いしておりました。
つまり、日本中、全員が正月とともにハッピーバースデーを祝うという年間最大の祝祭日だったわけです。

photo 杉山元康さん

太陽と月に手を合わせて祈る。
日付を追いかける感覚とは違い、「人と星のコラボレーション」を社会全体で体現していたということ。
小正月(2/6)まで、ゆく年くる年真っ只中です!

立春の区切りで、寅の年から卯の年へ、12年のサイクルが移っていきます。
卯の年は一日に例えれば朝。一年では春となり、サイクルのスタートを意味します。子丑寅の寒さも過ぎ、温かく草木が茂りゆく卯の象意。春から始まる新年度を見据えて、大局的にも大きな一歩を踏み出しましょう。

ひとまわり歳を重ねて

一歳、二歳、三歳…この「歳」の字は、古くは「木星」に由来し、12年周期で太陽系をめぐる木星は、地球の夜空から眺めてみると、毎年1/12ずつきれいに天球を切り分けるように動いていきます。そして12年後に再び元の位置に回帰してくるというのは、星空の中でも非常に特別な存在とされ、12進法の概念のもとであり、干支や星座の由来となりました。「歳がひとまわり違う」という表現の12年の木星のひとまわりです。

photo 安齋さん

立春から雨水までの時空間情報

321 | 2023.02.04 立春 11:42 金星と木星の結び
322 | 2023.02.05 水星と天王星の開き
323 | 2023.02.06 睦月満月 3:29
324 | 2023.02.07
325 | 2023.02.08
326 | 2023.02.09
327 | 2023.02.10
328 | 2023.02.11
329 | 2023.02.12
330 | 2023.02.13
331 | 2023.02.14 睦月下弦 1:01
332 | 2023.02.15
333 | 2023.02.16
334 | 2023.02.17 地球と土星の開き
335 | 2023.02.18
336 | 2023.02.19 雨水 7:34

[立春からの目度]

ーただいま315度ー
この度、立春 2023/2/04

  30度後 | 啓蟄 2023/3/06
  45度後 | 春分 2023/3/21
  60度後 | 清明 2023/4/05
  90度後 | 立夏 2023/5/06
120度後 | 芒種 2023/6/06
180度後 | 立秋 2023/8/08
240度後 | 寒露 2023/10/08
270度後 | 霜降 2023/10/24

立春 三十五度

陽気 地中に 萌え 東風 氷を解く。

★  ★  ★

七十二候を参考に地域に合わせた
自分の歳時記を作ろう!


[七十二侯]立春の候

初候 | 東風解凍(こちこおりをとく)東風が厚い氷を解かし始める
次候 | 黄鶯睍睆(うぐいすなく)鶯が山里で鳴き始める
末候 | 魚上氷(うおこおりをいずる)割れた氷の間から魚が飛び出る

Facebookのローカル七十二候マラソンのルームでは、季節を詠んでいるユーザーさんの投稿を紹介したり、季節感を育むムーブメントを起こしていきます☆


🌎地球暦イベント情報🌎


地球暦オフィシャルリリースツアー 2023 滋賀 2023年2月4日(滋賀県) - こくちーずプロ (kokuchpro.com)

【開催日時】 2023年2月4日(土)立春 12:30~16:30
【開催場所】 近江神宮 近江勧学館大ホール
【住所】 滋賀県大津市神宮町1-1 http://oumijingu.org/publics/index/85/
※感染症対策としてご参加いただける人数には制限がございます。
【参加費】5,000円      

間の間[あわいのあいだ]

人類全体が太陽系を見渡し、ともに地球を眼差す時代、
「時のモノサシ」である暦も日進月歩で進化しています。
日本改暦150年の節目を迎える2023年。
時の御祖、近江神宮にて、大和算(四則和算)×地球暦によって
誕生した最新の時空間地図の奉納と基調講演を行います。

【基調講演 Keynote speech】

杉山開知 Kaichi Sugiyama
太陽系時空間地図 地球暦 HELIO COMPASS 創発者

光吉俊二 Shunji Mitsuyoshi
大和算(四則和算)Japanese 4 Arithmetic Rules 創発者

The Helio Compass Open Campus 2023 - 地球暦オープンキャンパス 2023 - | Peatix

〈開催日時〉
2023年2月11日(土)、12日(日)の2日間
2月11日(土)13時〜17時
2月12日(日)10時〜15時

<会場>
明治学院大学白金キャンパス
パレットゾーン白金(インナー広場「さん・サン」 / アートホール)

地球暦につながる人がぎゅっと集うヘリオキャンパス。
さまざまな地球暦作品や、「わたしの地球暦クエスト」作品も展示あり◎
▶︎Me to Me -宇宙を内と外に境界した自己との対話- (by 野村康生
▶︎JellyJellyBoxPorTalPoinT(by 高梨喜芳
▶︎(阪井祐介 | MUSVI Corporation 
▶︎Nature Good Mode(by Good Mode Teams

日時:2023年2月23日(木祝) 15:00〜19:00
場所:丁子屋(静岡県静岡市駿河区)
参加費:10,000円以上の自由料金 
※丁子屋とろろの食事付き・お餅つきイベントあり!

内容 : お餅つきパフォーマンス 15:00〜15:45
     杉山開知講演         16:00〜17:45
                  食事                     17:45〜19:00

【地球暦2023 オフィシャルイベント】こよみをたのしむ会 於 丁子屋 如月の会 2023年2月23日(静岡県) - こくちーずプロ (kokuchpro.com)

☆リリースイベントは、2月4日滋賀・3月4日富山・3月29日愛媛で開催☆

地球暦オフィシャルリリースツアー 2023 富山 2023年3月4日(富山県) - こくちーずプロ (kokuchpro.com)
【開催日時】 2023年3月4日(土) 17:00~19:00 ※16:30受付開始
【参加費】  6,000円(軽食・ワンドリンク付き)
【開催場所】 D&DEPARTMENT TOYAMA
【開催住所】 〒930-0006 富山県富山市新総曲輪4-18 富山県民会館1F

地球暦オフィシャルリリースツアー 2023 愛媛 2023年3月29日(愛媛県) - こくちーずプロ (kokuchpro.com)

【開催日時】 2023年3月29日(水) 13:30~16:00
【参加費】  5,000円
【開催場所】 和光会館
【開催住所】 〒790-0806 愛媛県松山市緑町1-2-1


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