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ヘイヨーさんの人生

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「ヘイヨーさんの人生」を小説仕立てにして書いたモノです。  細かい記憶違いや演出はあれども、ストーリー的には、ほぼ100%実話!  序章「受験戦争編」(全9話)  第1章「中高… もっと読む
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2021年3月の記事一覧

「僕の改革 世界の改革」 第10夜(第2幕 7 ~ 10)

ー7ー そんなこんなで、僕らは目的の街に着いた。 さっそく本部基地へと向かう。 本部基地…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第9夜(第2幕 プロローグ ~ 6)

~第2幕~ ープロローグー 僕は旅に出た。 ある日、突然姿を消した『彼女』を探して。 そこ…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第8夜(第1幕 26 ~ エピローグ)

ー26ー 「戻る!」 僕は叫んだ。 「あそこには、やり残したことがある!だから、戻る!そし…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第7夜(第1幕 21 ~ 25)

ー21ー その日から隊長は姿を消した。 僕には、何が起こったのかサッパリだった。 ホーと…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第6夜(第1幕 17 ~ 20)

ー17ー 今度の作戦は、かなり大がかりなものだった。 大学に潜入して、生徒から教師から、…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第5夜(第1幕 13 ~ 16)

ー13ー 基地に帰ると、僕らはありのままを隊長に報告した。 意外にも、隊長は僕らのことを…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第4夜(第1幕 11 ~ 12)

ー11ー ピピピピピピピ!!!!! 突然、無気力レーダーが鳴りはじめる。 「あ、反応があった!」 リンが小声で叫ぶ。 「右ななめ前、3メートル…あの人だわ」 リンがそっと指さした先には、スーツ姿の男の人が。 でも、どう見たって、やる気バリバリのサラリーマンにしか見えなかった。 「ほんとに、あの人?」 「ええ、間違いないわ」 「でも、とてもそうは見えないよ」 「だけど、そうなの。見かけにだまされてはダメよ」 そう言われてみると、何だかやる気なさそうにも見える。 もう人生に疲れ

「僕の改革 世界の改革」 第3夜(第1幕 7 ~ 10)

ー7ー そして、僕らは街へと出かけた。 出かけたというよりも、僕にとっては「戻った」とい…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第2夜(第1幕 2 ~ 6)

ー2ー とりあえず、僕は街へと向った。 世界はいつもと変わらず平和だった。少なくとも、僕に…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第1夜(第1幕 プロローグ ~ 1)

~第1幕~ ープロローグー 僕には、何もなかった。 飛び抜けた才能も、人並はずれた能力も…

ヘイヨー
3年前
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7つの子

ある時、伝説の悪魔マディリスは、1匹の巨大な魔獣を拾いました。大きな翼を持つ魔獣は、人間…

ヘイヨー
3年前
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1年間の労働の日々で失ったモノと得たモノ

最初の半年を派遣として、残り半年を正社員として働いて、青年は様々なモノを手に入れ同時に失…

ヘイヨー
3年前
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全てから解放される日

交通事故を起こし、相手の車は大破し、スクラップになりました。 でも、奇跡的に全員がほぼ無…

ヘイヨー
3年前
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全てを物語化する能力、自動発動

父親の葬儀が終わり、東京に帰ってきて、青年は再び以前のように働き始めました。 けれども、もはや以前のようにはやる気が起きません。「あの人」に認められるために始めた仕事でしたが、なんだか目的としていた地点からは遠く離れた場所に来てしまった気がしていました。 「ほんとにこんなコトがやりたかったのだろうか?」と自問自答する日々が続きます。 軌道修正が必要でした。どんな強引な手を使っても、目的地に向けてルートを変更する必要に迫られていたのです。「究極の作家」という目的に。 こ