マガジンのカバー画像

ヘイヨーさんの人生

336
「ヘイヨーさんの人生」を小説仕立てにして書いたモノです。  細かい記憶違いや演出はあれども、ストーリー的には、ほぼ100%実話!  序章「受験戦争編」(全9話)  第1章「中高… もっと読む
運営しているクリエイター

2020年11月の記事一覧

ダモクレスの剣(つるぎ)

世界には「触れなくていいモノ」があって、「触れるべきではないモノ」というのがあって、触れ…

ヘイヨー
3年前
45

新宿の中央公園でフリーマーケットに参加してお金を稼ぐ

「シノハラさんの講演会」が終わって、一段落着いた青年。これで、肩の荷が1つ降りました。 …

ヘイヨー
3年前
55

「悪魔はマフィアの首領(ドン)のごとく」「シノハラさんによる講演会」

そもそも青年が発した「一緒に世界を変えよう!」というセリフ自体、非常にあいまいなものでし…

ヘイヨー
3年前
39

スケジュールにゆとりを持たせ過ぎると、逆にやっかいな事態になることがある

読者のみなさん、「このお話、いつ終わるんだろう?」と思ってません? 作者も思ってますし、…

ヘイヨー
3年前
45

楽園で暮らすアダムとイブに割って入るヘビ

確か、3月の10日くらいのコトだったと思います。 その日、浜田君は帝国劇場のバイトが入って…

ヘイヨー
3年前
44

「無限お茶おかわり」の技にハマって、頻繁にトイレに行きたくなる

忙しい日々の合間を縫って、青年は疎遠になっていた人々にも連絡を取るようになっていました。…

ヘイヨー
3年前
40

スケジュールを詰め込み過ぎると、人は混乱し正常な判断ができなくなる

あの人との関係がギクシャクし始めてからも、「世界を変える!」という使命感に駆られたまま青年は走り続けます。 子供の頃からそういうのは得意でした。「使命」とか「任務」とかいったモノの前であれば、人としての心を封じることできるのです。 ※この時に会得した能力 青年は、これまで以上にスケジュールを過密にしていきます。3人で行動している時以外にも別の予定を次から次へと入れていくのです。 ほんとは、この時に必要だったのは「休息」であり、青年が取った行動は真逆なモノだったのですが

人という生き物は、慣れてくると増長し始める

「世界を変える戦い」も半分を過ぎた頃、この辺りから段々とおかしくなってきます。40日近くあ…

ヘイヨー
3年前
47

「ひたすらスケールを大きくしていく男」と「限定化の庇護のもと守ろうとする女性」

人生にゴールがあるとすれば、そこはどこでしょうか? たとえば、愛する人と結ばれ、結婚し、…

ヘイヨー
3年前
37

夢で見たウェーブの髪の女性

そういえば、大事なコトを話すのを忘れてました。 「私、おつき合いしている人にお別れを告げ…

ヘイヨー
3年前
43

大切に思っている人だからこそ、逆に関係がギクシャクしてしまう

世界最高の告白チャンスを逃したこの頃から、ちょっとずつあの人との関係がギクシャクし始めて…

ヘイヨー
3年前
41

「私、おつき合いしている人にお別れを告げてきました」

ある日、決定的なコトが起こりました。 それでいて、何も起こらなかったんです。起こさなきゃ…

ヘイヨー
3年前
41

お互いがお互いを理想視し過ぎたがゆえに

ボランティアの宿泊合宿で横浜のホテルに泊まった夜。 あの人はカラシ色のパジャマを着ていま…

ヘイヨー
3年前
38

ポップコーン販売マシーン「ポップ・ジョージ」との出会い

「世界を変える戦い」を続けていた、ある日のコトです。 いつもは家の中で過ごしてるのですが、どんどんスケジュールを入れていくものだから、外に出かける日もちょいちょいありました。 特に大きなイベントだったのは、神奈川のボランティア団体に誘われて泊りがけの合宿に参加した時のことです。 当初、あの人は参加しないはずでした。それが、どういうわけか直前になって気が変わったのか、一緒に横浜まで行くことになりました。 青年は小さなバッグ2つに荷物を詰め込むと、待ち合わせの駅に向かいま