平成女研究所

平成生まれの女性クリエイター集団「平成女研究所」。物語のある広告で、我儘な女心を射抜き…

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平成生まれの女性クリエイター集団「平成女研究所」。物語のある広告で、我儘な女心を射抜きます。物欲を生む“憧れ”の材料は、共感する物語。 http://heiseionna.kenkyujyo.com/ Twitter&Instagram▶@heiseionnna

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  • 妊娠・出産

    女として思うこと、母として思うこと。 母になる過程で出会う、複雑な思いや迷いを昇華する物語。

  • 独女

    「私は私の道を、誰にも邪魔されず、みずみずしく生きるのだ」 独身女の賛歌をあなたに。

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母になったら、女は捨てなきゃダメですか。

くびれがなくなっても、女でいたい。 胸は小さいけど、キュッと締まったウエストが自慢だった。 体の曲線が私の“女らしさ”だから。 でも妊娠したら、大事に守ってきたくびれがなくなってしまった。 まんまるのお腹を見て、私はふとこう思った。 ―女らしさをつくるのは、体の曲線だけなんだろうか。 飛び出したおなかにため息をついていたら 「お母さんになるんだからしょうがないよ」 と言われた。 母と女は両立できないのだろうか。 母が女でいることは、はしたないんだろうか。 くび

    • 「もうアラサーだね」なんて言う奴は大嫌いだ。

      「もうアラサーだね」なんて言う奴は大嫌いだ。 何の生産性もない、つまんない台詞。 平均寿命の3分の1しか生きていないのに、「もう」ってなんなんだ。 まだまだこれからなのに。 あの日「アラサー」だと嘆いた同級生は、枝毛をいじりながら自嘲めいた表情を浮かべていた。 同い年なのに、一気に老け込んだように見える。 「心が老けてると、見た目も老けるんだ」と思った。 若さは年齢で決まらない。 私の若さは私が作る。 お気に入りのヘアオイルをひと塗りすれば、私の髪はパッと花咲く。

      • 平成生まれの女はちゃんとワガママだ。

        平成女は、不況しか知りません。 それでも世の中はじゅうぶん豊かで、物は足りていました。 むしろ、溢れかえるモノの中から “私が欲しいモノ”を見つけるほうが大変です。 平成女は、ナンバーワンになりたいのではありません。 「個性を伸ばせ」と言われ、 十人十色の多様な価値観に囲まれて育ちました。 だからカラフルな集団の中でもキラリと光る、 私だけの色が欲しいんです。 平成女は、足りないからモノを買うのではありません。 “憧れの自分”になるためにモノを買います。 どんなに便利なモ

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