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遠慮しない

1年半前くらいかな?
チームビルディングを
学ぶ合宿で

合宿中に
みんなに読んでもらう
ニックネームを
決めるとき

わたしは
名字の一部の
「はな」
って呼ばれたかった

けど

わたしの直前に
自己紹介をした人が
ずっと前から「はな」と
呼ばれていたみたいで

かぶったし。
わたしの方が新参者だし。

と、遠慮して
わたしは
他のニックネームで
呼んでもらうことにした

ということがあった

合宿後半にこの話をしたとき
講師の先生が
「かぶったって新参者だって
 呼ばれたいんだったら
 遠慮する必要はなかったんだよ」

と言ってくれたのが

チームビルディングよりも
組織作りよりも
何よりも印象に残った


思えば
そもそも名字で呼ばれることが
多いのも
名前がかぶるからだ

中学1年生のとき
同じクラスに4人「みほ」がいて
わたしは早々に
「みほ」と呼ばれるのを
放棄してしまった

そういえば海外で
名前が同じ後輩と
一緒の案件に入ったとき
後輩はフレッシュみほ
わたしはオールドみほ
と呼ばれてたなぁ・・・(遠い目)

かぶらない名前の子が
名前で呼んでもらえる子が
うらやましかった

名前は顕著な例だけど
わたしはずっと
遠慮ばかりだった

他人にも
自分にも
そのほうが傷つかずに済むと
思っていたから


こないだ
グループコンサルを
受けているとき

植物がすきなメンバーと
森林がすきなわたしが
となりの席で

名札に好きな色のペンで
名前を書く
という場面があった

わたしは緑のペンで
名札を書きたいと思った

彼女もきっと緑のペンで
名札を書きたいだろうと思った

わたしは
気を使って
茶色のペンで
(わたしは森林が好きだから
 樹木の幹の色でもいい、とかいって)
名前を書くでもなく

遠慮なく
緑のペンで名前を書いて

彼女にも
緑のペンをすすめた

わたしの
小さな
小さな

「遠慮しない」
を自分で意図して
できた体験

美保

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