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#24『銀河鉄道の夜』を聴き比べ

テスト期間真っ最中の平凡大学生です。
明日締切かと思っていたレポートが先週の月曜日で締め切られていたことを知り、絶望しています。
そんな絶望している中、呑気にnoteを書いていこうと思います。

銀河鉄道の夜とは?

2001年にGOING STEADYが発表した曲です。
高校生の頃に知った曲ですが、自分が生まれた年に発表されてたのですね・・・・・・。
その後、GOING STEADYは2003年に解散。
ボーカルの峯田和伸さんが銀杏BOYZというバンドを結成し、2005年にカバーしました。

急に銀河鉄道の夜聴いてどうしたん?

それは僕が好きなバンドの羊文学がカバーしたからです。
最近バイトをしていると、USENから流れてきてバイト中のスキップの回数が多くなっています。
自分だけが知っているバンドがみんなに知れ渡ることは少し寂しいですが、「俺、1999出したときから知ってるんだぜ?」と自慢できるのは嬉しいです。
泥臭く叫びながら歌う峯田和伸が世に送り出した曲を、山の上流から流れる水のように透き通った塩塚モエカがカバーする。
「一体どうなってしまうのか!?」
そんな気持ちで羊文学の銀河鉄道の夜を聴きました。
そんな感想を書いていこうと思います。

GOING STEADYの『銀河鉄道の夜』

どの銀河鉄道の夜にも思うのですが、イントロがしゅき
最初のギターフレーズが素敵すぎて「はぁん♡」ってなってしまいます。
・・・・・・ちょっとおかしいですよね。
そんな「はぁん♡」とするイントロからするりと出てきたAメロ。
あのさぁ、丁度いい疾走感!!
Bメロをくぐり抜け、間奏。
その後再びAメロ。

噛むカムチャッカのガム青白く甘い夜

この歌詞素敵過ぎません!?
ゴロも心地よく、「よくこんな歌詞思い浮かぶな〜」なんて感心しました。
そしてサビ。
ここで峯田和伸の哀愁交じりの叫び声。
僕をシベリア行きの列車に乗せて東北へ連れてって(「お前新潟出身だろ?じゃあ、東北じゃん」と思った方、新潟は東北地方ではありません)。
そんな気持ちで聴いていたことを思い出します。
自分は大人だと思っているのに、自立するためのお金もなければ親の力がない。
ただ行ったことない遠くの土地を夢見て部屋で燻っている高校生にピッタリだな〜なんて思います。
何も知らないし、知ることができない。
大人の世界に足を突っ込みたいのに突っ込めない。
銀河鉄道の夜に限らず、GOING STEADYや銀杏BOYZの曲ってそんな事を考えていまうものばかりですよね。
冴えない青春時代を送ってきた僕にはグサッと刺さりました。
眠れない夜に銀杏BOYZを聴きながら田んぼの泥臭い風を浴びて星を見たことも。
素敵なんですよ。
素敵っすね(語彙力)。

銀杏BOYZの『銀河鉄道の夜』

銀杏BOYZの銀河鉄道の夜は、「少しザラっとしているな」というのが率直な感想です。
GOING STEADYの銀河鉄道の夜と比べてテンポが遅く、夏の熱帯夜に公園のジャングルジムの上でギターを弾いている峯田和伸が思い浮かびました。
田舎から東京へ出てきたものの、高校時代に思い描いていた「東京」より数倍小さかったことを嘆いているような感じがしました。
息苦しい閉鎖的な田舎から出てきたのに、都会も息苦しい。
それがサビに詰まっているような気がしました。

羊文学の『銀河鉄道の夜』

イントロから「はぁん♡」となるのは当たり前ですが、それと同時に「これはゴイステのカバーだな」と思いました。
Aメロから塩塚モエカの歌声が、夏の暑い日に飲んだサイダーのようにスっと耳に入ってきました。
梅雨の間に晴れた、透き通る青空。
それか秋晴れの山の中。
はたまた丁度田舎から出てきて「すげぇや。広いや」なんて呟きながら大きな駅の前にそびえ立つビルを見上げている男子大学生。
そんな風景を頭の中で作っていました。
「声高円寺に消え〜」からのAメロの歌い方が素敵すぎて聴きながらもがいていました。
そして、サビ。
あの歌声。
先の2曲とは正反対。
それでも凄く似合っている。
自分の持ち合わせている語彙力では表現できません。
しゅき。

まとめ

3曲3様ですが、個人的には羊文学が1番好きです。
ゴイステのような青春時代はもう過ぎた。
かといって銀杏BOYZのように嘆いてはいない。
絶賛中間地点の僕にとっては羊文学の『銀河鉄道の夜』が心にスっと入ってきました。

こうやって曲をネタに記事を書いたのは初めての試みでしたが、書いていてとても楽しかったです
曲以外にも愛知県の景色を題材に記事を書いてみたいな〜とは思っています。
それでは、レポート地獄へ足を突っ込んできます。

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