化粧品売り場に行ったら汗が止まらなかった話

久しぶりに妹に連絡してみたら、彼女は立派なレディになっていた。
ちゃんと美容院に行き、化粧をする。
とても綺麗な女性になっていた。

姉の自分は未だに、母や祖母の言葉に苦しめられていて、化粧品売り場が怖い。

なぜ祖母と母親は、妹はお洒落や化粧をしても何も言わないのに、自分の時は「色気付きやがって」「そんなに男に良く見られたいか」「化粧なんて女々しい」と言ったのだろう。

昨日、散歩がてら近所のドラッグストアに寄って、これから買おうと思っている化粧品を見た。
プリマヴィスタの化粧下地や、ちふれかレブロンのファンデーション、おしろい、KATEのアイブロウパウダーや、アイライナー、アイシャドウ、ちふれの口紅…
頑張って色々見ていた。
買うなら、皮脂くずれを防止してくれて、ウォータープルーフで…と考えながらテスターを手に取ってよく見た。

お店を出るまで、とにかく汗が止まらなかった。
店内は冷房が効いていて、とても涼しかったのに、自分が化粧品を手に取って、これから買おうとしていることが小っ恥ずかして、とても怖かった。
拭いても拭いても汗が吹き出して、YouTubeで見ているような化粧が出来るのか心配になった。
自分が化粧をすることを考えると、顔が熱くなって汗が出る。

妹が就活が落ち着いてから、うちに遊びに来たら、自分もメイクをしてお出掛けしたいのに、自分なんかが化粧なんて…!と、どうしても思ってしまう反面、妹や知り合いに舐められたくないとも思う。

一昨日、知り合いに言われた。

「へいさんもレディにならなきゃ」


少しショックだった。未だ化粧をしていない自分はレディではないのか。

今できる自分のお洒落は、マニキュアを塗ることと香水を付けること。
香水は、お風呂に入れたことのご褒美だ。
香りを纏うと幸せな気分になる。
CHANELやDior、LUSHの香水を集めている。
香水にお金を使っているから、メイクに興味が無かったのも少しはある。

マニキュアを塗ることも最初は抵抗感があった。
「料理をするのに、マニキュアを塗るなんて!」と母親に言われたことがある。
だが、夫に「僕は気にしないよ」と言われ、化粧品売り場に一緒に行って、マニキュアの色を選んでくれる。
夫も化粧品メーカーに詳しくなっているのが嬉しく思う。とても有難い。
それから自分の好きな赤色のマニキュアを塗っている。
アクセサリーを付けたらもっと綺麗になるかもしれない。

話しを戻すが、欲しい化粧品を買うにはプチプラでも結構なお金が掛かることを学んだ。
1、2年前に、プチプラの化粧品を使っている女性を馬鹿にする女性がTwitterで話題になり、当時の自分は「化粧品なんて自分の肌に合えば何でも良いだろう」と思っていたし、それは今でも変わらない。
プチプラでもデパコスでも使いたい化粧品、使いたいメーカーやブランドが決まっているなら、他人から文句や嫌味を言われる筋合いはない。

そのツイートを読むまで、20歳を超えてもキャンメイクを使うことは恥ずかしいらしい…ということを刷り込まれたが、YouTuberのメイク動画などを見ているとキャンメイクは安いのに性能が良いということも学んだ。
それにキャンメイクに失礼だとも思った。
色々な記事を読んだけれど、おしろいはキャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーを使いたいと思う。
もっと化粧に慣れたら、チャコットも良いなと考えている。

買おうと思うと、色々な情報を集めて、アレを買おうコレを買おうと思えるのに、実際に化粧品売り場を目の前にすると、顔と頭が熱くなり汗が吹き出るのだ。

だが、来月から余裕があったら化粧品を少しずつ買おうと思った。
メイクを頑張ってみます。


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24歳。うつ病、不眠症、自傷行為がやめられずメンタルクリニックに通院中。カルト宗教三世。家族からの虐待。5才から数人の男性たちから8年間の性的虐待。虐待の後遺症を癒すため、自分の過去と向き合い文章を綴る。
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