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ライブをめぐる夢【夢日記#100】

どこかの会場、控室らしき場所にいる。
「今日のセットリスト教えてください」とスタッフさんに伝えている。どうやらライブらしく、役割はわからないがやり取りからどうやら自分は出演する側らしい。それなのに、当日になってもセットリストがわかっていないという状態。普通はリハーサルだってやっていたはずだが、セットリストもわかっていないとなるとぶっつけ本番状態なのだろう。セットリストをもらったところで、何も覚えていないし第一何の曲なのだ?そして、自分の担当が何なのかわからない。
控室を出て会場をぶらぶらしていると、目の前から某アーティストが歩いてきて話しかけられた。
「色紙にサイン書いた?」
サイン?
メンバー全員のサインを一枚の色紙に書いていて、私のスペースを空けておいたから書いてくれとのことだった。なんならこの色紙、このまま欲しいけど。役割はわからないが、私もメンバーの一員と認識されているようなので書かなければいけない。しかし、サインなど書いたこともなく、ましてこの活動を何名義でやっているかもわからないので書きようがない。悩んだ挙句、本名の下の名前を省略した形で書こうと思い、それを某アーティストに提案・相談してみた。笑ってくれた。素敵な笑顔だ。

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時間は18時45分。ライブ会場に向かっている。会社を18時に早退したらぎりぎり間に合うから、この会場のチケットを取ったのだ。しかし、認識していた会場と違うのか、なかなかたどり着けない。自分の認識では地下鉄で一駅、そこから歩いて行けるはずで、一駅だから会場までも歩いて行けるはずだったのだ。そのつもりで会場の最寄と思われる駅まで歩いたのだが、行き過ぎたのか駅名が違う。時間は18時50分。あと10分で開演。ぎりぎりだけど、一度戻って電車に乗ったほうが確実だと思い戻った。戻った駅で路線図を見たら、該当の駅は3駅先だった。だから、さっきいた駅自体間違いだったのだ。18時54分。3駅先に着くのは6分後。駅から徒歩10分。開演には間に合わないが、10分くらいならまだ序盤だ。※4分で一駅分歩いて戻れるわけがないのだが。
駅に着いた。ライブ会場付近とは思えないくらい、誰もいない。ライブに行く人はとっくに会場に向かったのだろう。人の流れに沿って行けば間違いなく会場に着くのだが、これではそれも無理そうだ。出口がわからない。地図を確認しておそらくこれだろうという出口から外に出る。横断歩道を渡り、歩道橋を渡り。方向は合っているのか間違っているのか。人もいないし、徒歩10分という距離間が余計に不安にさせる。
その後、そこまで迷った覚えもないのだが、気がついたらすでに20時になっていた。ライブは大体2時間だとして、今が20時。今ここがどこなのか、ここからどのくらいで会場に着くのか。着いたとして、もう終わりだというのに入って行って変に思われないだろうか、などと考えているうちに、会場に行きたいのか行きたくないのかわからなくなった。諦めてこのまま帰ったほうがいい気がする。歩道橋の上で街灯を眺めながらそんなことを考えていた。

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自分が出る予定のライブをもう一人の自分が見に行くという設定だったのか、そもそも全然違う設定だったのかわからないが、結局自分の役割がわからないまま、会場にもつけないまま、どちらも中途半端で終わってしまった。中途半端だったけど、あの笑顔は最強だったな。

今年の初夢。

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