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自己嫌悪まみれ自分を手放す3つの方法

 「自分を認められない」、「自分に優しくできない」、「自分をほめることができない」など、他人にだったらできるのに、自分に対してはできないことってありますよね。
 それができないから「自分ってなんてだめなんだろう」とか、「◯◯もできない自分は終わってる」とか、さらに自分を責めてしまい、自己嫌悪に陥る。こんな負の連鎖が定期的にやってきて、心が暗くなることってありませんか。

自己嫌悪の原因は「考え方のクセ」

 わたしたちは、これまで育ってきた環境や現在身を置いている環境、これまでの成功体験や失敗体験から作り上げた「考え方のクセ」をもっています。
 大きな声で怒られた経験が多い人は、大きな声=怒っていると認識したり。昔経験した大きな失敗と似た場面に遭遇すれば、同じ失敗をするのではないかと思ったり、嫌なことが起こるのではないかと不安を感じたり。
 常に前向きな言葉に支えられ、成果を残してきた人は、新しいチャレンジの先には成功を想像するだろうし、乗り越えられない困難はないと感じるかもしれない。

 事実に基づいて判断すればなんの問題もないことも、人それぞれに「考え方のクセ」があるから、感じ方も捉え方も違います。例えば、他人に起こっている出来事であれば事実を客観視して捉えられるのに、自分のことになると過度に後ろ向きに捉えてしまう。失敗するんじゃないか、だめなんじゃないか、怒られるんじゃないか。それは、考え方のクセが原因で、脳が自動的にそう考えてしまうのです。

 自己嫌悪を繰り返すと、自分の存在に対して正当な評価ができなくなり、「消えてしまいたい」とか、「終わりたい」とか、そんな気持ちが生まれます。

「考え方のクセ」を作り出すもの

 「考え方のクセ」は、これまでの経験から作られます。
 育ってきた環境や周りの人がかけてくれた言葉などの影響が大きく表れます。前向きな言葉が多ければ前向きに、後ろ向きな言葉が多ければ後ろ向きに、物事を捉えるようになります。
 自分の育った環境や周りにいた人は、自分では選べません。そのため、自分ではどうしようもなかったことなのです。
 しかしマイナス方向に働く「考え方のクセ」をもっている場合、自分では選べなかったこととはいえ、苦しむことも多く、理不尽ですよね。

 でも大丈夫。そんな理不尽に打ちひしがれなくても、親を恨まなくても、友人を恨まなくても大丈夫。自己嫌悪を手放す方法があります。

自己嫌悪を手放す3つの方法

 自己嫌悪を手放すために、3つの方法があります。
 1  →  2  →  3 の順番に実践してください。
 だんだんと、自己嫌悪の負の連鎖から離れることができます。

1. 自分は悪くないし、仕方なかったことだと理解する
 これまでも説明したとおり、「考え方のクセ」は自分ではコントロールできません。これまで育ってきた環境や周りの人からの影響が大きいからです。
 かといって自分の過去を責めても「考え方のクセ」がなくなることはありません。過去に戻って人生をやり直すこともできません。
 「考え方のクセ」は、本当に自分に責任はなく、仕方のないことなのです。このように、自分の頭で理解することで、自分を責める必要もなくなり、これまで責め続けていた自分を許すことができます。

2. 味方をつくる
 自分の直感で「大丈夫」な人を味方にします。仲良くならなくても、話したことがなくても、その人を自分で勝手に味方と認定します。
 わたしは、よく行く喫茶店のお姉さん、TSUTAYAのレジのお兄さん、コンビニでバイトをしている妊婦さん、Twitterのフォロワーさんなんかを味方にしています。(勝手に味方だと思えばOK)
 自分の周りに味方を増やすことで、また味方のいる場所に行くことで、安心して世界を生きることができます。それは、わたしたちの生きる基盤になります。

3. 「自分をほめる」を外注する
 まず自分をほめることを諦めます。そして、他人にほめてもらいます。
 方法は、「今こういう気持ちだから、”頑張ったね”って言ってほしい」と具体的に頼む。ほめ方や言葉も自分でリクエスト。自分が求めてる言葉は自分が1番わかってるからこそ、この方法は効果的です。
 ほめてほしいと口にしないまま、他人が自分の気持ちに寄り添ってくれることを期待すると、「○○って言ってほしいのに!」とモヤモヤします。人の気持ちを100%汲み取ることは不可能だから、自分にかけたい言葉を人に伝えて言ってもらう。こうすればwin-winですよね。
 頼む人は、親しい人でも他人でも、頼める人でOK。リアルの人間関係だと気がひけるのであれば、カウンセリングなどを使って赤の他人に頼んでみる。料金を払うなど、利害関係が発生していれば、気兼ねなく頼めるのでオススメです。

 自分で自分を十分にほめることは不可能。理由は、どうしても「考え方のクセ」が邪魔をするから。「考え方のクセ」を直そうとしても、これまで年齢分積み重ねてきたクセが一気に直ることはありません。
 得意や好きなことを自分で行い、苦手なことは誰かに補ってもらい、自分も誰かの苦手を補いながら、生きればいいのです。タクシーや美容室と同じ。自分より得意な人にやってもらうだけのことです。

「自分をほめる」を積み重ねた先にあるもの

 自分に対するマイナスな気持ちが、ぐんと減ります。 
 「自分はだめだ」、「わたしなんて」、「自分が嫌い」という気持ちが、自分から離れていきます。少しずつ、少しずつ気持ちが変化し、自己嫌悪を手放して、気持ちが軽くなった感覚を感じます。
 自分で自分を追い詰め続けると、自分の存在に対して正当な評価ができなくなります。反対に、人の力を借りながら自分を認めることができれば、「消えたい」、「死にたい」気持ちは薄れていきます。


 全ての人が「生きづらさ」を手放し、「生きるのは大変だけど楽しい」と思える世界を目指して。 

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