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小池都知事は「指揮権」を放棄すべき。



「東京アラート」発動の基準となったような具体的な数値は示されていない。


東京都では明日からこれらの項目を含めたデータを前週と比較し、専門家による分析を行った上で、週一回の現状評価を行い対応を検討、都民への呼びかけなどを行うとした。

だが、現在の小池都知事の思弁的力能では、コロナ禍は帰納しない。東京都における新型コロナ危機の最大のボトルネックは、「小池都知事の認知限界」という問題である。今、東京都にとって必要なのは、ビッグデータとアルゴリズム、そして、圧倒的なインテグリティを持ち合わせた人間。つまり、「適正者」を一人配置することが最重要命題だと言える。

三段論法で必然的に結論が出てくる演繹法とは異なり、帰納法で有用な結論を出すにはある程度の知識が必要になってくる。
そして、その知識をもとに「これはこうなる確率がきわめて高い」という予測を立てる要素があり、統計学の分野のような側面もある。


私たちは、このウイルスの「意思」についての科学的な解明が出来ない以上、命題は「解析」するのではなく、「侵入」することによってしか到達できない。

もちろん、その科学的言語が、数字であろうと、文字や三角形・円その他の幾何学的図形であっても、これらの手段が何であろうと、人間の力で、都民がその「概念」さえ理解できれば、「具体的な数字」がなくても問題はないとも言える。

それはコミュニケーションにおいて、その手段が、発話であろうと、手話であろうと、相手に伝わりさえすればそれで良いのと同じことなのである。

そもそも新型コロナウイルスについては、「パレート」や「パラメーター」という概念が交錯する中で、「数値」で真実をそのままのかたちで捉え 、未来の予測に描写することなどほとんど不可能である 。

小池都知事だけではなく、この国の政府や議会の思弁的力能において、モニタリング項目をいくら増やしても、その被写界深度は浅く、目に見える「虚像」の表面にピントを合わせ、「人数」という数字を網羅しているのがこの国のカバレッジの実態なのである。

これでは「数理」の概念は身につかない。そういうやり方ではいつまでたっても、国民という「人間」の思考には到達しない。

「よし、これだ」という、

マーケティングファネルが浮上してこないのである。

沈殿状態にあるターゲットの意思や思考をどう浮き上がらせるかという視点がなければ、こうしたモニタリング項目などをいくら増やしても、都民の行動原理を支えるトリガーとしての機能を果たすことができない。

残念ながら、小池都知事のこうした一連の政治手法は、全て「興味」の領域に過ぎない、つまり、決定的に浅い。トリガーが生じていることの暗示(必要条件)にはなるが、確証(十分条件)にはならないのである。
小池氏は「興味」ではコロナ禍における、都民のトリガーを与えることはできないということを認識すべきである。

小池都知事、そしてこの国の政府や議会は、あれこれいろんな人間から意見を聞きすぎ、完全にパニックに陥っている。
「情報の産出ペースが、すでに人間の対応能力をはるかに上回っている。」状態に突入しているのである。新型コロナ危機のボトルネックは、「小池都知事の認知限界」という問題だ。

今、小池都知事がすべきことは、自らの限界を見極め、「指揮権」を放棄すること。つまり、阪神大震災において、当時の村山首相が下した決断である。ビッグデータとアルゴリズム、そして、圧倒的なインテグリティを持ち合わせた「適正者」を配置しなければ、この国は取り返しのつかない最悪の事態を招くのは自明である。




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