富士ヒルの定説について今一度考え直してみた

はい、今回も飽きもせず富士ヒルの記事です。

だってしょうがないじゃん、入賞歴の無い人間はリングくらいしか頑張った証無いんだもん・・・(´・ω・`)


ということで、今回の趣旨は「良く言われる富士ヒルの攻略法ってそのまま受け取って良いの?」という点です。

ネットの記事を拝読すると攻略法という形でさまざまな意見が出てきます。その中で主だった意見を抽出し、自分なりの解釈、経験を踏まえて対策を記載したいと思います。


それではスタート!






①序盤から飛ばすと後でタレる。ペースを意識して!→×


これに関しては「ダメ!」という訳では無く「やりたくてもみんな出来ていない」というのが正しいと感じています。

考えても見て下さい、みんなこの日の為に1年厳しいトレーニングを積んできました。
その成果を試す衝動をどうして抑えられるでしょうか!

これが単独、あるいは仲間内のみで走る場合はまだ統制が効くでしょう。

ただ、多数の人は知らない他人、もしくは普段一緒に走っておらず、実際の脚力も良く分からないSNSの知人等ではないでしょうか?

そんな人達に自分が遅れるのを認める程、皆達観していません。結果として細かい対抗心や情熱が積み重なってペースは上がります。

もう、これはしょうがない。そういうものだと思って諦めましょう。

ということで私の意見は

最初はペースが上がるのを許容、但しタレつつもゴールを目指そう!

です。

私自身やらかしたことですが、
「ふっ、みんな最初から上げてやがる。バカめ、俺はペースでいくぜ!」
とか考えていると集団に乗り遅れ、結果として単独走になり目標が大きく遠のいてしまいます。(2019年の私・・・)

皆さんは賢者のフリした愚者にならないようもう熱いパッションのまま、駆け抜けましょう!

大丈夫です。今までの経験上、1合目終わった辺りで「あれ?オーバーペースじゃね?」となり集団は理性を取り戻します。笑

そこからは序盤頑張って削られた体力でやりくりしながらゴールに向かうことになります。

そのため、練習でも序盤上げ目でその後耐えるTT等がオススメです。

自分の気持ち良いスピードとペーシングで走れるのは絶対的強者のみ、後は私みたいにヒーコラついて行く立場と心得ましょう(泣)



②心拍計、パワーメーターでペースを管理だ!→△

これに関しては難しいところです。
まずはパワーメーターから。

基本的にパワーメーターを見るのはローテの先頭の時、もしくは苦しくも単独の時だけ、つまり自分のペースを刻める場合だけで良いでしょう。

平均パワーが想定より5w高いからトレインから落ちますか?恐らく大半の人は選択しないと思います。

トレインの後ろに入っている時点で自分の運命は半ば他人に委ねているのです。そのトレインに素直に従うのが吉だと考えます。

次に心拍計です。これはかなり×に近い△だと考えています。

というのも富士ヒル本番は

  1. 高地

  2. 睡眠不足(ウェーブが早い方)

  3. 興奮状態でアドレナリンがドバドバ出る

という極めて稀な状態が重なっています。その為、普段と心拍数の動きが異なる可能性が高いです。 

1と2は意図的に作り出せる環境なのでデータ収集が可能かもしれませんが、如何せんアドレナリンは普通の人はコントロール出来ません。

というわけで私も念の為のデータ収集はしたいので、心拍計は付けていますがサイコンには表示していません。


後はどちらにも言えることですが、ちょこちょこサイコン見るより基本的には前見て走ったほうが良いです。

1秒後に何が起きるか分からないからね!



③最後はメンタルが成否を分ける→◎


これに関しては富士ヒルに限ることなくスポーツ全体に当てはまることでしょう


恐らく大半の人は目標に対してギリギリのFTPやpwrで勝負を挑むことになると思います。

それでも目標を達成する為に機材をカスタムしたり、トレインを作ったりして可能性を少しでも上げにいくのです。

特に目標リングに挑戦、そして失敗しつつも再度狙う方達には絶対重要と私は経験しています

「今回で絶対に穫る!」

この気概無くして、いつか取ろうなんていうメンタルだと私含めて失敗経験組では一生届きません。

「取れるかなー?と思ったけど何か取れちゃったー!」
なんて人はあっさり1回目の挑戦で取ります。


成功した人より何かが劣っているため失敗しているのです。少なくとも心だけは負けないように強く目標を意識しましょう!




ということでいくつかの定説と私の考えを記載しました。

読んで頂いてありがとうごさいます。

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