アーティストの『オリジナル・メニュー』の作り方
どこかのコミュニティーや業界に、べったり所属・依存することなく、個人で独立して生きていくためには —
自分で、『オリジナルのサービス』を作れる力が必須になります。
なぜかというと、所属しているコミュニティーや人脈、システムによって仕事が成り立っている場合、収入は、それ自体に頼っていて、独立する = 離れることができなくなるからです。
「かつてのコミュニティー」を離れて、真に『個人のブランド』として、人間関係のストレスなく活動したいなら、『仕事をつくる思考力』が必要になります。
ではどのように、アーティスト活動に取り組むことで、『仕事をつくる』ことができるようになるのでしょうか?
ということを今月は、オンラインサロンにて、ひも解いていきます。
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⒈ 仕事を「こなす」と「つくる」は全く別物
ところで、仕事を「こなす」ことと、仕事を「つくる」ことは全くの別物です。
この理解がないと、『心から望む仕事』をするという、パワフルな自由を経験できません。
具体例を挙げますと…
高校生の時、ハンバーガーを焼く・作るアルバイトをしていました。
これは、お店が仕事を「与えて」くれていますから、「こなし」ているだけです。
反対に、当時、ストリートマジックで、チップ(千円札)をもらったことがありました。
ストリートマジックは、“ 僕が勝手に始めた ” ことなので、(厳密にはこれは仕事ではありませんが)仕事を「つくった」ことになります。
「時給や日給として決まっているお金をもらった」
のではなく、
「仕事をつくり、お金を生み出した」
です。
『あり方』が変わらなければ、起業しても不自由
「会社員」から「マジシャン」として起業したとしても…
マインドが会社員のまま(仕事・お金をもらう発想)なら、マジシャンとしてもいずれ、同じストレスや退屈さを経験することになるでしょう。
どうしてかというと、問題(ストレスの原因 = 不自由な感じ)は —
『肩書き・職業』にあるのではなく、
「仕事」や「お金」に対するメンタリティーにあるからです。
仕事・お金の「フォロワー」なのか、「創造主」なのか。
『フォロワー・マインド』のまま、どんなにマジックを覚えても、実績を増やしても、仕事・お金のフォロワーのまま。
決して『真の自由度』にアクセスすることはありません。
⒉ 本当の自由とは、仕事・お金を「つくれる」こと
『仕事をつくる』『お金を生み出す』
という発想がないと、「仕事を持っている人」「お金を持っている人」に依存してしまいます。
これではずっと、好きなように振る舞うことができません。
仕事は「くれる人」次第、お金は「持っている人」次第になるからです。
お金に「媚びる」だけでは不自由
ですから、「資金力のあるところ(企業や法人)と繋がる」《人脈》という発想だけでは、「お金に対してフォロワー」になります。
お金(を持っている人)に「媚びている」だけだからです。
仕事を「取る」だけでは不自由
同様に、「仕事を取ってくる」というニュアンスも、やっぱり「仕事をつくる」というあり方とは、やや異なります。
『アーティスト』とは、サービスを生み出すことで、仕事を創造するのであり、営業マンのように、「決まりきった枠組みの中で、既製品を売る」(=仕事を取る)のではないからです。
「つくる」ことで自由になれる
細かいことを今、理解する必要はありませんが、あなたが『真のアーティスト』であるならば、いずれ分かるはずです。
アートやパフォーマンスを「つくる」ように、サービスや仕事、ワークスタイルもまた、『創る』という感覚が。
そして、これができなかったがために、今まで苦しかったのだと。
「もらう」「取る」「こなす」《フォロワー》ではない、「つくる」「生み出す」《主体》。
『アーティスト・タイプ』のあなたなら、いずれこの境地で仕事をするようになるでしょう。
なぜ、このようになるのか?というと、「アート」と「お金」を結びつけられる人は、それ自体が、『独自のビジネス』になるからだと思います。
創造的な思考力は、既存のモノ・世界にあぐらをかくことを知りません。
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このような、
『楽しみ、喜び、幸せという価値 = 仕事をつくる力』
があれば、「あなたのいる場所」から、「誰にも依存せず」に(周囲の協力は受け取ります)、ストレスなく、あなたの「好み」や「やりたいこと」で、「お金を生み出す」ことができます。
これは、東京にいようと、田舎にいようと関係ありません。
⒊ あなた独自の『オリジナル・サービス』を作る 4 Step
では、あなた独自の『オリジナル・サービス』を作っていくために、どのような手順が必要でしょうか?*
4つのステップにまとまりました。
それぞれ、詳しく見ていきます。
① コアな『アート・パフォーマンス』オリジナル・サービスを作る
まず、あなたの『コア』な(才能を詰め込んだ)、または『ニッチ』なサービスを想像してみます。
「好きなこと」「得意なこと」「やりたいこと」「売れそうなもの」…
この時、「お金のこと」は一旦忘れて、「売れゆき」よりも、あなたの『魂の望み』に素直になってください。
というのも、「売れるサービス」を作って、売れても満たされないよりも、「売れなくても、つくりあげて自分が納得できるサービス」であることの方が、重要だからです。
『自分の気持ち』を満たすことなしに、「人の望みを叶えてあげよう!」なんて、心から思えないから。
また、一度思いっきり『自分のやりたいサービス』を作ってみることで、お客様・SNSフォロワーの反応を見て、(全く売れなくても)『あなたの感覚』と「お客様の感覚」のギャップに気付けますから、それも大切な経験だと思います。
『マジックショー』というオリジナル・サービス
具体例を挙げた方が分かりやすいと思いますので、マジシャンの『マジックショー』というオリジナル・サービスで解説していきます。
あなたがどんなアーティストであれ、発想を応用できますので、マジシャンでなくてもぜひお読みください。
記事が長くなりますので、以下に分けてお伝えしていきます。
② 複数のサービス展開『パラレル・クリエイション』
『① コアなアート・パフォーマンス型サービス』を、1つだけではなく、いくつも作っていきます。
(最初は、まず2つ思いつけばいいでしょう。)
一度、『コアなサービスの作り方』が分かると、以降はとってもかんたんになります。
あなたの「わがままさ」を磨き上げて、誰かが「喜べるもの」にすればいいのだから。
こちらも、長くなってしまったため、記事を分けてご紹介していきます。
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