不登校8年目の娘ちゃんが自分の未来に向き合いだした瞬間
先日、いつも見ている番組でレシピ開発をしている高校の様子が流れ「私、こういうのやってみたいんだ」と、娘ちゃんがぽろっと呟きました。
小学1年生から不登校がスタートした娘ちゃん。気づくと、もう中学2年生です。時間が経つのは本当にはやい。
今まで、娘ちゃんいろんなやりたい事を教えてくれましたが「やっぱり料理なんだなぁ」と娘ちゃんの呟きで確信!
でも、毎日学校に行くのは難しい。人との関わりはまだまだ怖い。
「じゃあ、どんな進路があるか調べるね」と伝えて動きだしました。
お世話になっている先生に娘ちゃんに合いそうな通信制高校を教えてもらい「料理はやっぱり実習があるからなぁ」と悩み中。地方には調理実習をやっている通信制高校はほとんどありません。
私なりに、どの道が娘ちゃんに精神的な負担が少なくて前に進みやすいかを考え、いくつか提案しました。
選択肢を考えるときに意識していることは、娘ちゃんが料理を学ぶだけでなくその先の未来。
つまり、大人になり社会活動ができるようになるために何を経験する必要がありその方法をどこで身につけられるのか。
また、その場所が娘ちゃんの特性に合っているのかまで考え選択肢を探し提案します。
あくまでも、私からは情報提供でありどれを選択するかは娘ちゃん。時間はかかるし大変です。
でも、特性があるからこそ繰り返し繰り返し身近な所から自分で考え選択する。
そして、結果に自分なりに責任を負う。いい時だけ自分のお陰。悪い時だけ人のせい。ということにならないようにするために、日々のことからトレーニングする。
そんなことを意識しながら伝えています。
だって、ずっと小さな子供のままではないし娘ちゃんは娘ちゃんの人生があるから。
不登校であることで多くの子が体験できることができない状況が続いています。それは、息子くんもだし不登校の子みんなです。
親としては、なんとも言えない心が苦しくなる時もあります。でも、子供が体験することを望んでいるかというと必ずしもそうではありません。
親の言うとおり。
学校の先生の言うとおり。
大人が言うとおり。
でいることは、将来的に、
自分で考え行動することができにくくなるのでは?と思うのです。
大人になったら自分で考えて行動できないと
「今時の若い人は使えない」
なんて言われますしね。
そんな世間の言葉に左右されずに、自分らしく生きていけるように。たとえ時間がかかったとしても、自立して生きていけるように接していきたいなぁと。
娘ちゃんの高校進学まで1年くらいは時間があるので、状況に合わせて、娘ちゃんが未来に希望を持ち自立できるようにしたいと思いました。
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