不登校の子供たちのサポートにはオンラインツールとスピード感が大事!
1月も残り1週間になりました。不登校の中学2年生の娘ちゃんは、1月は2回の登校を終えた後、残りはじっと家にいる宣言をしています。
娘ちゃんが不登校になったばかりの私だったら「やっと学校に行けたのに、これからどうしよう…」と悩んでいたでしょう。でも、現在は8年目ということもあり、対処の方法は全く違います。
ハートワードシェアの高橋ゆきよです。娘ちゃんに限りませんが、不登校の子供たちが安心して成長できるために必要なこと。それは、子供たちの想いと言葉を関係する人にシェアすることです。
「どうやってシェアするのか?」だけではなく「どれだけ短い時間で体制を整えるのか?」というスピード感もかなり重要です。
子供たちが動き出すタイミングはいつやってくるのかわかりません。その時は、ほとんどが突然やってきます。そんな時起こるのが、
タイミングよく動けない人がいること。
具体的には、子供が「学校に行ってみようかな?」と話した時、対応できる先生がいないのでといった感じで、結果的に「やっぱり行かない」となることが起きています。
これは、いろんな理由がありますし、学校の先生は自分の子専用で動けるわけではないですから仕方ありません。
しかし、だからと言って、不登校の子が我慢するのは違います。
では、どうしたらいいのか?
まずは
事前に対応できる日時を学校の先生と調整をしておく。
が必要です。
次に、
どんな活動ができるのか?
も重要なのですが、これは、子供の状態に合わせて調整が必要になります。そのために、親から学校の先生へ子供の情報のシェアはとっても大切なのです。
これは、動き出したパターンですが、逆に、
動けなくなった時どうするのか?
についてです。お休みが決まると親は落ち込んでしまうでしょうし、学校の先生からは「次はいつになりますか?」と言われることもあるでしょう。
でも、あえて言います。
親はそんなことに落ち込んだり、傷ついたりしている暇はありません。
次に向けて、すぐに体制づくりが必要です。
では、何をすればいいのか?
まずは、行かない状態になったら、
「先生とどうやって情報を共有するのか?」の体制を作りましょう。
そこで、よく言われるのが、
週に一度、学校に来てください。または、電話で連絡です。
親によるかもしれませんが、私としては、リアルや電話はお勧めしません。
リアルに行くのは、他の子を見ることになるので、親の精神的ダメージが大きすぎること。そして、電話はなかなかタイミングがあわず、事情を知らない先生が電話に出ると、根掘り葉掘り聞かれ、説明することが出てくるからです。
そうなると、親は落ち着いて交渉できなくなります。
じゃあどうするのかというと、ここでオンラインツールの活用です。
親はまず、どんな体制づくりをしたいのかを考えます。私の場合は、チャットとビデオ通話の活用をお願いしています。
今回、娘ちゃんが、1月はもう学校に行かないという話が出たので、すぐに先生に連絡を取りました。
そして、週に1度、オンライン面談に変更していただき、娘ちゃんがビデオ通話に出ることができそうだったら話すくらいで、メインは親と先生の情報共有。ちょっとした連絡は、メッセンジャーでやり取りです。
ビデオ通話でのやり取りは、先生と私がタイミングがあう時間にしています。だから、お互い落ち着いて話ができるし、
今度、活動したいといったらどんなことができるのか?
オンラインで先生と娘ちゃんができることは何があるのか?
など、リアルに会えなくてもできることについて、いろんなアイディアを出し合うことができています。
オンラインツールの活用は、こういった連携の時、時間も場所も制約が外れますから、ものすごく力を発揮してくれるのです。
不登校の子供たちのサポートをするためには、周りの大人のスピード感がとても大きく影響します。動きが早ければ早いほど、連携も取れやすくなり、子供のタイミングに合わせやすくなるのです。
そして、結果的に親や先生の精神的な負担も軽減され、そんな大人を不登校の子供たちはしっかりと感じ取っていますから、いい方向に進んでいきます。
子供たちをサポートするためには、大人のスピード感はかなり重要です。状況が変わったら瞬時に動けるように、オンラインツールを活用して、子供たちが未来に希望を持てる環境を作って欲しいと思います。
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