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営業未経験人事女子、月に50件のアポに挑んだ学び。

 こんにちは、HeaR株式会社の田島彩名です。普段は人事をやっています……と最近ではもはや言えないくらい、ウェビナー→ウェビナーから無料相談にお越しいただいた方とお話させていただく、という(もうほぼ営業?)みたいなことをやっております。

 実はこの歳までコンプレックスだったのですが……私、HeaR株式会社入社時点でなんと、

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> 営業経験、ゼロ!! <
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 職業選択の際、母や恩師には「営業は全てに通じるスキルだから絶対経験しておけ」と言われたのに耳を貸さなかった私が悪い。お恥ずかしながら、今年1月まで、インサイドセールス/フィールドセールス/toB/toC、いずれも完全未経験でした。

 本当にごめんなさい、食わず嫌いです。

「いうても私のスキルは文章を書いたり表現することだし」「人と話すの苦手だし、コミュ障だし早口だしすぐ噛むし……」と言い訳していたのも今年の3月くらいまでの話。ついにHeaR株式会社に入社以降、toB営業の王道である「無料相談会」を私自身が行うタイミングがやってきました。

初営業の時のはなし

 初めて私が主体で営業の現場に行ったのは、確か三月末。その時付いてきてくれた弊社のCOO、高谷氏(スーパー営業マン)からのフィードバックはこんな感じでした。

◎ Good
- 言葉遣い丁寧
- 実体験ベースの話できるは強い
- トーク転換
- ベースの軸をマーケティングとCXにおいて話せている
- Give思考最高。
- 総じていいね!営業向いてる!

◎ More
- 盛り上がってくると早口になるので、聞き手は置いていかれがちになるかも
- 提案へ持っていくのちょっと早い!もう少し採用のコアな部分ヒアリングしたかったかも。
- 初対面なのでもう少しあざとく抑揚ウーマンでもいいかも。とはいえ淡々と話せるのはプロ感あって◎。良くも悪くもちょっと強く見える。 

 この「総じていいね!営業向いてる!」という文字を見た時、「やったぜバリュー発揮(ピース!)」と思った反面、「……いやでもこれ……わたし向いてないって……こんなのずっとやってたらすり減る……」と感じました。(この当時ね)

 これを期に、「営業に出しても大丈夫やろ」と思ってもらえたのか、私の得意分野に関する相談やアポイントメントに関してはある程度任せてもらえるようになりました。

ウェビナー登壇、そして無料相談へ

 HeaRでは概ね、週に1回〜2回の無料のウェビナーをやっているのですが、「顧客体験として、無料相談いくときはスピーカーと直接話せた方が良くない?」ということで、私が登壇したウェビナーの無料相談は私が対応することに。

 「うわあああああんどうしよおおお!」って思ったのですが、弊社はスタートアップ、私は”なんでもやります”と誓って入ってきた女。やらないわけには参りません。というわけで、おかげさまで大好評につき50件以上の無料相談をやらせていただきました。

 手前味噌ながら、こちらの感想をいくつか貼らせてください。

 ありがたいことに、みなさんすごくポジティブな感想を聞かせていただけました。おかげさまで頑張れました。

営業未経験人事女子、頑張ったこと

 「営業なんて高度すぎること私にはできないよおー」と泣きわめく私に、営業経験者のCOOと旦那さんが教えてくれたことを振り返って見ました。

・情報をしっかりとgiveすること。それが一番の信頼につながる。
・相手から期待されたことに誠実に応えること。
・「売り込まない」。本当にできる営業マンは売らない。

 不思議なもので人間は、「これはいいよ!めっちゃいいぞ!」と言われたものに対して、「本当にそうなのかな〜〜嘘くさいな〜」と思ってしまうもの。とはいえ、売らない営業とはなんぞや、と、営業をしたことも、まともに受けたこともない私は困り果てました。

 とはいえやるべきことはやらねば!と、自分でルールを決めました。

・とにかく情報をgiveすること
・会社で扱って事例については積極的に紹介すること
・「うちならこれができます!」「いくらです!」「ディスカウンントできますよ!」は禁止
・30分たっぷり情報をgiveして、何か価値提供できそうだと思ったら最後にちょろっと会社でできることを伝える
・提案させてもらえるときは、全力の資料をお送りする。

 ふしぎと、これらを決めただけでかなり気が楽になりました。「サービスに興味を持ってもらわねば……」と気が重くなっていた時とは打って変わって、本当にやりやすくなったのです。

 そもそも営業とは……と考えた時、私が営業を受ける側ならこんな人を選びます。

・知識が豊富で、人当たりが良い
・押し売りしない穏やかさがある
・人間として好きな人

 こう考えた時に、「ゴリゴリと営業をかけていく」というのは最悪手であったことがなんとなくわかりました。

 営業をするときの私のマインドはこうです。

・私とHeaRを好きになってもらおう
・今何かできることがあればちゃんとつたえるけどこだわりすぎない
・今私やHeaRを好きになってくれれば、いずれ必要なタイミングできっと声がかかる
・仲良しの人を増やそう

 たぶんですが、これって本当に当たり前のことで、世の中の営業がデキるひとたちはみんなやっていることなのだと思います。ただ、今回実体験としてこれにたどり着けたのは非常に有益でした。

スタートアップで働くということの本質

 基本的に私や私の会社は、「それぞれが得意なことで勝負していく」というスタンスが原則のため、いままで私が苦手と言い張る営業を”やらされた”ことはありません。

 ただ、自分自身のコンプレックスとして、誰もが役に立ったと語る営業のお仕事をやったことがないと言う事実が、今回月50件のアポに臨む良いきっかけとなりました。

 スタートアップに入った、ということは、仕事の道筋を自分で切り開く覚悟を決めた、ということだと勝手に思っています。

 残念ながらスタートアップ企業のほとんどは、研修や教育が充実しているわけではないので、自分がやるべきことを自分で見つけ、できるようにならないといつまでも同じ仕事をやっていて成長しません。

 今回、私にはマジでむり……と思っていた営業を経験したことで、いろいろと道がひらけポジティブになった気がします。(そして……私の営業?無料相談会?経由でご縁をいただいた、たくさんの素敵な会社さん、人事の皆さん、ほんとうにありがとうございました!)

 若いうちに、ほんとうに「なんでも」経験し、チャレンンジできるというのは貴重なことです。私自身も、スタートアップに飛び込んで見てよかったな、と改めて思えました。

 ……というわけで、弊社では新しい仲間を募集しています。

・HeaRで青春したい
・いろいろなことにチャレンジして強くなりたい
・営業にかけずり回っているAyanaを助けたい

 こんな方がいたら、ぜひお問い合わせを!



スタートアップでがんばっております。ぜひ翼をさずけてください。