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認知獲得×候補者の質向上を叶える、スゴ腕採用広報の心得(前編)

 多くの企業が注目し始めている採用広報。コロナウイルスの影響で対面の接触が難しい今、オンラインで認知を獲得するための手段として有用と言われています。

 それだけでなく、採用広報は適切な設計を行えば、「会社の認知獲得」と「候補者の質向上」の両方を叶えることができる優れた手段。今回は、これからの時代に求められる採用広報の心得とコンテンツ作成の方法について解説します。

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1. 採用広報とは

 一言で言うと採用広報とは、「採用」をゴールとした企業広報です。今まで採用広報は、限られた企業が広告などでお金をかけてやるもの……というイメージでしたが、現在では多くの企業が限られたリソースでも取り組んでいくことで、様々な効果が得られています。

・会社の認知の獲得
・候補者のスクリーニング
・情報開示によるミスマッチの削減

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 採用広報の成功に必須の条件はたった二つ。「情報拡散の経路があること」と、「ゴール設計された適切なコンテンツを配信していること」

 ひとつめの「情報拡散の経路があること」に関しては単純で、ただコンテンツを会社で作って配信しても、それをみてくれる人がいなかったらなんの意味もない……という状態を打破するための考え方です。

 具体的にはTwitter、採用候補者が集っている母集団、求人票などを通じて応募をくれた人への連絡などが「情報拡散の経路」となり得ます。

 ふたつめの「ゴール設計された適切なコンテンツ配信」というのはやや複雑で、いくつかの手順が必要になります。

・採用ペルソナの設計
・自社の魅力の整理
・コンテンツの定期配信
・候補者からの認知と興味の獲得
・そのコンテンツで候補者をスクリーニングしていく

 これらが揃えば、採用広報は成功したも同然。具体的な全体像をみながら戦略を作っていきましょう!

2. 採用広報の全体像

Stage1. 認知の獲得

 まずは企業の認知を得ることがスタート。採用活動においてもっとも難易度が高く、時間がかかるポイントですが丁寧に行います。

 採用広報での認知の獲得は、まずは「コンテンツの存在」と「会社の存在」に気づいてもらうこと。そのために、採用ペルソナや発信内容を十分に定義しましょう。

検討すべきポイント
・コンテンツに興味を持ってくれる人がどこにいるのか?
・どのような手段でコンテンツを届けるのか?

Stage2. コンテンツへの流入

 コンテンツの存在が認知されてようやく、質が大切になってきます。流入してくれた人の心を掴むコンテンツを定期的に発信して、会社の想起集合を獲得しましょう。

 重視するべきは質です。量ももちろん大切ですが、「短くても質の良い記事」が採用広報においては評価されやすい傾向にあります。基本的に、コンテンツに流入した人に「面白い会社があるな、素敵だな……」と思ってもらえることがゴール。これを考えた上でコンテンツを決め、定期的に書いていきましょう。

検討すべきポイント
・どうしたら読んでもらえるのか?
・クオリティは適切か?
・コンテンツの本数やPV数の目標数値は?
・読み終わった後に採用候補者に「どんな会社だ」と思って欲しい?
・会社の存在を覚えてもらえるようなコンテンツになっているか?

Stage3. スクリーニング

 採用広報のステージ3では、「ただただ会社の魅力を一方的に発信するのではなく、候補者のスクリーニングの役割を担うコンテンツを作っていく」ことが重要です。

 カルチャーなどの発信を積極的に行い、「いい会社だけで自分は違うな、合わないな」という人からの応募をあえて減らすことで採用のミスマッチをなくすことができます。

 また、マッチする人材に応募意欲を増加させることが重要です。コンテンツを書くときには、「あなた一人に向けて書いている!」という気持ちが重要です。

検討すべきポイント
・発信内容を読んだ上で、「自分ごと」として捉えてもらえるか?
・コンテンツのファンを増やすにはどうしたらいいか?
・会社の情報をオープンに開示できているか?

3. 現在の採用広報レベルを知ろう!

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 会社の採用広報を行なっていく上で、「今どれくらいのことができているのか?」「どんなことをできるようになるとより良い広報ができるのか?」は常に意識しましょう。

 多くの会社で採用広報に取り組んでいても、印象として「レベル3」で止まっているところは多いです。よりレベルの高い採用広報を行うのに重要なのは、やはり「スクリーニング」と「コンテンツの振り返り」です。継続的な広報活動のため、ぜひ意識して取り組んでください。


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