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#毎日新米人事日記 11日目: Giveしたい人が増えると、なぜか仕事がうまくいく。

#毎日新米人事日記 とは?
 スタートアップの新米人事として奮闘する23才女子が、毎日の学び、考えたこと、反省、会社への愛、たまに家族や恋人や友達への感謝、読んだ本の感想などを1日の終わりにうだうだ書く連載。新米人事の成長と学びを優しい読者の皆様に見守ってもらうことが目的です。

 リクルーティングの手法として、公募求人媒体をはじめとする”一般的手段”をいままでいろいろ触ってきたわけですが、個人的には「自分の仲間は自分で見つけて連れてくる」主義です。放っておいても誰か来てくれる、という受け身の採用ではなく、自分から捕まえに行くハンター的採用の方が性に合っていますし、楽しさを見出せます。

 だからこそ、公募求人媒体でのスカウト文を工夫して人間味と候補者さんへの興味を滲ませるのが大好きですし、マーケティング視点を持ちながらやっていく採用広報がとにかく好きです。さらにいうと、自分の足で動き回ってたくさんの人に出会い、そのなかから人が繋がり紹介されて自分の仲間と出会う瞬間もたまらなく好きです。

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 採用担当者として「人に会う」ペースを加速させています。今日はお二方、そしてここのところは毎日誰かしら新しい人に出会い、話して価値観を共有しています。リクルートの手法としては遠回りだと思います。もともと転職意思がある人ない人にかかわらず会って話すこと、確かに非合理的に見えるのかもしれませんが、私はむしろこの方法が一番確実だと思っています。なので、基本的に「あなたと会いたい」と言ってくれる方の誘いをお断りすることはありません。予定がつかず……となることはありますが、「転職活動してないから会いません」とか、「人事じゃないから会いません」という切り方はしません。

 一見自分にベネフィットがない相手との時間を取らないようにする人もいます。それはそれで合理的だなーとおもいます。時間は有限、言うなればそれは命。命を1、2時間削るのであれば、得られる利益がわかりやすい方が良いというのはまっとうな考えです。ただ、私はそれをしません。

 本日のタイトル。「Giveしたいひとが増えると、なぜか仕事がうまくいく」。最近は本当に、しみじみとこれを実感しています。

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 なんか昔どこかでも書きましたが、私は基本人との繋がりみたいなものを大切にしていないタイプでした。部活での横の繋がりとか、友達とかズッ友とかニコイチとか”ぅちらマヂ最強ゎら”みたいな高揚感とはずっと無縁です。みんなに「他人に興味がないタイプ」と言われ続けてきました。

 人材の会社を志し、人事になり、広報をやり、多くの人の目や意見に触れることが増えた今、私は自分の人付き合いのスタンスを見直す機会を多く得ました。今の軸は、「give」。とにかく自分から、与えられる情報を与えて喜んでもらうこと。これに尽きます。

 そもそも私に何か与えられるのか……そこの部分は、もう少し突き詰めて考えねばなりませんが。

 今日、別の会社の人事の人とお会いしました。彼女は転職したばかり、会社のこともすごく好きな様子で、転職をする可能性はかなり低いと思います。リクルーターとして、彼女と会うのは時間の無駄なのか?といったらそうではないんです。

 帰る道すがら、結構仲良くなった感じで色々話していると、こんな話になりました。

「私の会社と、あやなさんの会社って、採用ペルソナ絶対被らないですよね」「お互い全然違いますよね。御社っぽい人材がいたら紹介しますね」「私も私も! HeaRさんっぽいひといたら紹介します!

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 世の中にはたくさんの色々な人がいて、一方で私の時間は有限です。8時間寝ないとしんどいし、やる気がない時とかご飯をゆっくり食べたい時もあるので、いつまでも動き回ることはできません。だったら、私の人生に協力的になってくれる仲間を自分に探す方がいいんじゃないかと。そして、お互いの人生や仕事が良くなるように、お互い思い合えたらそれがベストな関係だな、と最近は思うのです。

 「会いたい」といわれて、自分の時間や知識をgiveする。そうしていると、なぜか「この人に協力しよう」と思ってくれる人も自然と増えてくる。自分のエネルギーと有限な時間だけではなく、私に協力してくれる人の1日のほんの1分、5分、そういうものが積み重なると、私が何かをつかめる時間は間違いなく増えてきます。

 私自身も、誰かのために時間(命)を使える人でありたいし、そうなりたい。そんなことを考えた火曜日でした。

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