料理と音楽(音楽瞑想)

みなさま、こんにちは
本日、11/22(日)9時よりの「KABUTO 音楽の絵本」もありがとうございました。

以下のURLでご覧いただけます。
https://youtu.be/z7JLvWY8MhE

KABUTO 音楽の絵本
Story-23 料理と音楽

「目を閉じます。今日は「料理と音楽」です。料理と言ってもたくさんの種類がありますが、「今食べたいもの」と思ったときに何を思い浮かべるでしょう。たくさんの素材が組み合わさることで生まれる味、また1つの素材の味が周りの素材の風味によって引き立つものなどさまざまです。日々食べている食事を思い出しながら1つ1つの素材、野菜や肉、魚の食感、味、それぞれのおいしさを少しの時間、感じてみたいと思います。

いかがでしょうか。ご自身が思っている料理、何を感じることができましたでしょうか。

料理と音楽には多くの共通点があるように思います。たとえば音楽会、コンサートに行くのとレストランに行くのは似ているように感じます。
音楽会は、クラシックでもポップスでもいろいろな楽器の音が、メロディ、ハーモニー、リズムを組み合わせて美しい音楽を作りだしている。
レストランに食事に行くのも、こちらも中華、和食、イタリアンなどいろいろと種類がありますが、いくつもの食材が調味料と組み合わされて香りと味というハーモニーを作りだしています。

音楽は、メロディ、ハーモニー、リズムが紡ぎ出す振動が、全身の細胞の振動と共振共鳴してダンスをしています。
食事をすると、食べ物が消化器官で消化されて、体液に取り込まれて吸収されていきます。栄養素1つ1つが全身の細胞と出会い、会話をしています。
音楽も料理も、身体に入って、細胞と調和して喜びをつくっています。

心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。

食事をするときによく噛むとおいしさが変化していくということがあります。
音楽もメロディやハーモニーが発展していって、その変化に感動することがあります。ともに時間経過に「物語」があります。

食材の1つ1つはそれぞれの産地で、土や水、光という豊かな縁(えん)のなかに育ち、その育った記憶とともに食卓にあります。食事をすることはその地を旅しているようにも感じられます。
ベートーベンに「田園」というシンフォニーがあります。その標題は「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」「小川のほとりの情景」「田舎の人々の楽しい集い」とつけられています。音楽がその地を旅させてくれて、情景が目の前に広がります。

音楽が、指揮者が演奏者にテンポ、強弱の指示をして創り出されるように、料理も作り手が指揮者のように、下味をつけるなど味付けの強弱があり、強火、弱火というテンポがあり作品になります。
食事を終えたあと、心と身体が幸せに満ちているのも、コンサート会場をあとにするときに感じる満足感も同じなのだと思います。

音楽も体内に入ってきて、自分とひとつになる。料理も体内に入ってきて、自分とひとつになる。今、すべてがひとつ、宇宙がひとつという思いを感じています。

ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。

「料理も音楽もすべてがひとつという思いを感じさせてくれる」という思いを今ご自身に感じています。「料理も音楽もたくさんの喜びを心と身体に運んでくる」その幸せを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。

ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」

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