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深層心理学【ペルソナ】C.G.ユング

こんにちは心理カウンセラーのじゅんさんです。いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回はですね、心理学のお話をしますね。


どんなお話かと言うとですね、聞いたことがある方もいらっしゃるかと思うんですが、【ペルソナ】という言葉について少しお話しして行こうかなと思います。

このペルソナという言葉を使ったのが精神科医で心理学者でもある、ユングというスイスの心理学者が考えた名前なんですね。

この方が提唱した心理学はですね、深層心理学と呼ばれる心理学なんですね。
このペルソナというのはなんなのかって言うと、簡単に言うと【仮面】なんですね。


例えばですね、人はどなたでも社会的地位とか役割がある中で生活をしてるんですね。人前で仮面をつけてる状態をペルソナというんですね。

仮面て聞くと本質的なものではないような偽物の自分なのかな?と捉えられてしまいがちなんですが、そういったことでもないんですよね。そのペルソナの状態でいる自分も本当の自分ではあるんですね。

ただ気をつけなくてはいけない事は、ペルソナの自分と本質の自分とを【混同しやすい】のですね。そのペルソナっていう【仮面をつけた状態の自分】とその【仮面をつけていない時の自分もいる】ということを認識することが大切なんですね。


ユングが提唱したのは例えばですね、人から尊敬されるべき立場にある方がいらっしゃるとしますよね。教師とか医者とかそのような指導的な職業に就いている方がいるとしますね。その方は家にいても教師の仮面、医者の仮面を着けている状態の人格の自分と、本来のその仮面を外した自分とを混同してしまいがちになるんですね。その結果何が起こるかということなんですよね。

例えばその医者の方が男性でご結婚されていて、お家に奥さんがいらっしゃるとしましょう。そしたらですね、その奥さんに対しても知らないうちに仕事場で指導的にしていたような、素振りとか言葉遣いとかをしてしまったりするんですね。
家庭に帰ってもまだ医者をしていたりとかという事ですね。医者のペルソナを着けた状態になっている自分に気付かず、そのままその仮面をつけたまま家庭でも過ごしてしまうことなんですね。


そうするとご本人は気付いてないんですが、堅苦しい人に見えてしまったりとか、そういったことが続いて、夫婦間、職場の人間関係に問題が起きてきたりするんですね。
なので、本人も常に仮面を着けた状態なので、知らず知らずストレスが溜まってしまったりとか、心が満たされず、疲れてしまったりとか、そういったことが積み重なってきて理由も分からず、その職場からそんな自分を否定して突然仕事を辞めてしまったり。負の連鎖が起こるんですね。


このユングが言っているペルソナという概念を理解することで、実は今自分が悩んでいることだったりとか、ストレスを抱えている状態の自分っていうのはペルソナを着けているこの自分なのかな?とか、自分自身今どの様な状況なのかな?と、冷静に心を捉えて、客観視出来るようになるんですね。

これはですね、例えば【家族の前でいる自分】、【友達の前でいる自分】もそれぞれ違う自分ですよね。もちろん気心知れた人に対して表現している自分というのが本当の自分を出せてるっていうふうに思っている方もいらっしゃると思うんですね。
それは本当にその自分だと納得が出来ていて自覚があればいいんですが、例えば親しい人の関係であってもそのペルソナが発生していて、悩んでる方が結構多いなと感じるんですね。


私自身もですね、とても家族に対して無理に笑っていたりとか、大丈夫な素振りを見せていたりするペルソナを着けた子供時代があったんですね。

とてもですね、そのペルソナを着けている時の自分というのは【違和感】が強くて、笑いたい時笑っていなかったりします。又、相手の反応に合わせた行動をとっていたりとか、何かこう、【本質の自分から離れていてギクシャクした】ような自分で居るんですね。


その【ギクシャクした自分】を感じた時、ペルソナを着けた状態の自分を認識する事が出来ると思います。
そういう自分がいるんだな、ということをまず【認識する】っていうことが大事なんですね。
その自分がいけないんだ!とか、こんな自分が心の中にいるからダメなんだ…とか、ペルソナを否定するとか、そういうことではないんですね。

そういった自分を持つことによって、【社会性を保ったり】とか【人間関係を円滑に進めたり】とかしていくっていう部分では、ペルソナというものはとても重要な働きをしてるんですね。


なので、そのペルソナを着けている自分、色々なペルソナを持った自分が居ていいんですね。

大事な事はペルソナを外した本質の自分というのも必ずいるんだなっていうのを知ることなんですね。

なので、自分を客観視して少し離れたところから見て、今のこの悩んでる自分はもしかしたらこのペルソナをつけている自分が悩んでるんじゃないかな?という様に考えていくと分かりやすいかもしれません。

今回は心理学者ユングのペルソナという概念の話をしてみました。

最後まで記事を読んで頂きありがとうございました◎
それでは次回またお逢いしましょう(^o^)/

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