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ネザーキョウの6人のシテンノ

ネザーキョウの6名(以上)のシテンノ

ネザーキョウには6名以上のシテンノがいる(シテンノは4人でなければならない……そのような惰弱な言葉遊びにアケチは興味がない)。とはいえインヴェインのようにごく最近加入したと思われるメンバーもいるので、シテンノは当初4名構想で後に2名追加されたのではないかと考えられる。このことを、ネザーキョウへの加入時期から考えてみよう。

【譜代】ザンマ・ニンジャ(確定)、クセツ(推定)
【不明】ヘヴンリイ、クワドリガ
【外様】リディーマー、インヴェイン

ザンマ・ニンジャは建国初期の活躍が明記されていること、クセツはネザーの力を扱いザンマと話せるとあることから、ネザー時代からの譜代と思われる。一方でリディーマーはUCAからの寝返り、インヴェインはごく最近加入したことが示唆されており、条件から外様と確定できる。ヘヴンリイ、クワドリガは不明である。

ザンマの離脱

シテンノのうち、ザンマ・ニンジャは建国初期に活躍した後は、気ままに放浪に出てしまい、タイクーン本人やクセツが呼び出さない限り地上に現れなかったとされる。

ザンマがシテンノに指名されているものの常時欠員状態にあるため、シテンノ4名体制を前提とするとどうしても不都合が出る。かといって実力は頭一つ抜けているので外すわけにもいかない。「5人目のシテンノ」が指名された理由はこのあたりにあるのではないかと思われる。

将軍不足のネザーキョウ

もう一つ、ネザーキョウ軍は戦線が拡大するにつれ将軍が不足している状況にあるようだ。東部はジョウゴ親王とクセツが率いており、これが唯一完結した軍である。UCAとの主戦場である南部正面はクワドリガが担当しつつも、戦力的に不足なのかしばしばヘヴンリイやインヴェインの救援が入っている。西部はシテンノがおらず、バンクーバーは最初にタイクーンが一撃入れたあとは外様の中堅センシ(メタルファルコ)と親衛隊(マイトイカラス)だけで作戦を行っている。ポータルも開いてはみたもののポータル転移先に派遣する将軍がおらずタイクーンが四都市を巡回するという対応を強いられている。

無題

東部方面:ジョウゴ親王、クセツ
南部方面:クワドリガ(+ヘヴンリイ、インヴェイン)
西部方面:(中堅センシ)
ポータル:タイクーン
国内軍政:リディーマー、(テツバ・ドラグーン)

シテンノのうちまともに野戦指揮をとれているのはクセツとクワドリガだけで、ザンマとヘヴンリイは指揮能力が怪しい。後期組であろうリディーマーやインヴェインの増員はこういった将軍不足によるものではないかと思われる。

ネザーキョウという組織の性格

ニンジャスレイヤーの組織は旧ソウカイヤ、旧ザイバツ、過冬は裏社会、寄生者という位置づけであり、国レベルの武力と衝突することはなかった。ニンジャに求められていたのはどちらかというと個人のカラテだった。アマクダリは武力と指揮能力は別物として考えており、やはりニンジャに期待されていたのはやはりカラテなど個人の力であった。

ネザーキョウははっきりと「国」という形態をとっており、兵卒として大量のゲニンがいる。しかもアマクダリのように既存の行政を乗っ取るのではなく一から作り直している。急拡大する組織に合わせて管理職が求められて入り、将軍も必要だし、補給・軍政担当も必要になる。カラテがやや物足りないリディーマーがシテンノに採用されたのも、組織の数的拡大に由来しているのだろう。

シテンノは8人いてもいい

シテンノが6人(以上)いるとうのは突っ込みどころになっているが、歴史を紐解くと、チンギス・ハンには後に四駿四狗と呼ばれる側近であり将軍がいた。言い方を変えると、ダブル・シテンノがあってもよいわけである。もしネザーキョウが順当に発展していたら、そうなったのではなかろうか。





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