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真冬のhimawariのように。

母といっしょに出かけるときは、
Mr.Childrenが大好きな母に対しての、
譲歩というか、接待というか、忖度というか、でね、
たいてい、ミスチルを車の中で聴くの。

いや、ぼくもミスチル大好きなんですが。
そういうふうにさ、
母と出かけるときに聴くもんで。
ぼくひとりのときは、
どうしてもっていうときじゃあないかぎり、
ミスチル、あんまり車でかけない。

そして、母といっしょのときに、
車で聴くミスチルは、もっぱら今でも、
2018年10月リリースで現在最新の19thアルバム
『重力と呼吸』を聴くー。

アルバム『重力と呼吸』って、今想うのは、
たくさんあるミスチルの作品の中でも
けっこう異色、と申しあげますか。
いや、どのアルバムも強い特色はあるですが。
『重力と呼吸』は、聴くにして、
歌詞のことばがとってもストレートで、シンプルで、
比喩的・修辞的ではなくて。つまり、
意味があり過ぎる感じでもなくって、
透明感があって。
どんなときでも、自然に聴くことができる。
って、リリースより約1年半経った今想うの。

そんな『重力と呼吸』を、
このまえも車で聴いておりまして。
そのときにふと、9曲目の
『himawari』についてのことを想いまして。

この『himawari』という曲って、
季節はいつだろう? と。

歌詞では、とくに、
季節への言及は無いのですが。

2017年7月、シングルとして発売されました
この『himawari』は、タイトルのとおり
「ひまわり」ですから。そして、
発売日も「7月」でしたから。はたまた、
ぼくが初めて聴いたとき想ったのが、
2008年12月リリース15thアルバム
『SUPERMARKET FANTASY』の5曲目『少年』にね、
雰囲気が似ているような。とゆうか。

この『少年』という曲にはさ、、

日焼けしたみたいに心に焼き付いて
君の姿をした跡になった
ひまわりが枯れたって 熱(ほて)りが取れなくて
まだ消えずにいるよ
【少年/Mr.Children】

「ひまわりが枯れたって」という歌詞があって。
そして、
その曲調の激しさから聴いてみても、
まさに「夏」という雰囲気がするけれども。

なので、『himawari』という曲は、
『少年』からの系譜であって。
そんな「夏」の曲だ! って、
何の意識もせずに思っていたですが。

アルバム『重力と呼吸』のほうに収録されている
『himawari』はね。
タイトル表記はされていないけれど、
リ・アレンジがなされておりまして。
シングル・バージョンでの荒々しさはなくなり、
なんだかすこし、どことなく、
優しくなっているような気もして。

また、
AL『重力と呼吸』の『himawari』の前には、
『秋がくれた切符』という曲が収録されていて。
この曲は、タイトルでも記される「秋」の歌でして。
優しい感じで、ぼくは、だいすきなのですが。

『秋がくれた切符』での「秋」の次とすれば、
季節の流れ的に言えば
「冬」なのかなあ????

‥‥と、ここで思い出すのが4thシングルの
『CROSS ROAD』という曲でね。
『CROSS ROAD』には、、

真冬のひまわりのように 鮮やかに揺れてる
過ぎ去った季節に 置き忘れた時間を
もう一度つかまえたい
【CROSS ROAD/Mr.Children】

「真冬のひまわりのように」という歌詞があって。
ぼくは以前から、
この「真冬のひまわりのように」って、
どんな感じだろう? と疑問に感じてたんですが。

つまり、これらを総称して考えれば、
『himawari』という曲の「ひまわり」とは、
『CROSS ROAD』の「真冬のひまわり」ではないか?!
って想ったのよね。

つまりはさ、
けっこう激しめなシングル・バージョンの
『himawari』は「夏」。
すこし優しげなアルバム・バージョンの
『himawari』は「冬」。
と、曲調的に分けられるのではないかなあ。って。

暗がりで咲いてるひまわり
嵐が去ったあとの陽だまり
そんな君に僕は恋してた
【himawari/Mr.Children】

サビでのね、
「ひまわり」と「陽だまり」とで、
韻が踏まれているのがかっこよいし。
「暗がりで咲いてるひまわり」および
「嵐が去ったあとの陽だまり」みたいな「君」に
ぼくは恋をしていた。
というイメージが、とっても素敵。。。

そんな君を 僕は ずっとぉぉーーー!!!!

令和2年6月10日


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