生まれて初めてPayPayで支払わされた
人間には三大欲求というものがあると言われています。
睡眠欲、性欲、そして、食欲。
皆さんはこの「食欲」というものをご存知でしょうか?
僕は最近知りました。
ここで、先日起きた出来事について話そうと思います。
頭にくるくらいとても天気の良い一日でした。雲ひとつなく、風もほんの少しだけ爽やかに吹いている。花粉症が加速してイライラがつのります。今日も最低な一日になりそうだなぁとスッキリ目覚めたのを鮮明に覚えています。
その日、僕は巷で言うところの食欲というものがあまりなく、朝ごはんを食べずに午前中をのんびり過ごしていました。そうしていたら、「お昼ご飯を一緒に食べに行かないか?」とお誘いを受けました。
誘ってくれたのは数年前からとてもお世話になっている方でしたので、食事なんて面倒、咀嚼するのがダルい、なんなら栄養補給は全て点滴にしてくれよ派の僕とはいえ、無下に断ることなんて天地がひっくり返ってもできません。二つ返事で答えます。「今まさにご飯を食べたいと考えていたんです」と。
おすすめの店があるというのでそのままついていくと、とても落ち着いていて雰囲気の良いお店でした。ランチにしてはそこそこご機嫌なお値段がしたのですが、とても美味しかったので僕は大変満足をしていました。
それに、この人はとても気前の良い人で、いつも食事に誘ってくれる時は必ず奢ってくださる方でした。そのため、僕は下心がとてつもなく満載だったのです。
「今日も奢ってくれるだろう」と。
食事を終え、コーヒーを胃袋に流し込み、席を立ち、会計に向かいます。とても満たされていて良い気分だし、午後はお昼寝でもしようかな。そんなことをひっそり考えていたその時でした。一緒に食事をしていた方が店員さんに告げます。
「僕が注文したのはハンバーグステーキです」
おや? これは所謂「個別会計」というやつだろうか。
僕は思います。「そういえば財布を持ってきてないな。どうしたら許してもらえるだろうか。田舎のばあちゃんは元気かな」
そんなことが頭を過ぎる中、すぐに僕が支払う番がきてしまいます。
しかし、特に慌てることはありません。IT化著しい現代社会においては、自分のスマートフォンなるものでキャッシュレス決済というのができるのです。僕は普段からよくiDやモバイルSuicaで買い物をすることがありましたので、それを賢明に駆使することで此度の艱難辛苦を乗り越えようとしました。
「Suicaって使えますか?」 僕は店員さんに訊ねます。
「クレジットカードかPayPayでしかキャッシュレス決済に対応していないんです」 店員さんは答えます。
ぺいぺい? PayPayか。なるほど。そんなのもあったな。
ぺいといえば、
@ほぉ〜むカフェの本店6階で働いている、ぺいちゃんですよね。
僕の推しであるところのりおねちゃんと仲良しだったメイドさんで、僕が8年5ヶ月ぶりに帰宅した際にアテンドをしてくれたメイドさんでもあります。(※8年5ヶ月ぶりの帰宅の話は以下の記事を参照)
ブロンズの認定証の裏をぺいちゃんが書いてくれた日にりおねちゃんと出会ったので、とても思い入れがあります。
この文章を書いているのは夜なのですが、そろそろ眠くなってきました。睡眠欲を満たそうと思います。
それではおやすみなさい。
ぺいちゃんとのチェキ
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