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DroidKaigi2020で登壇する予定だった人の裏話

8割ほど完成していた資料を、コロナによる開催中止と共に放置していたら、4ヶ月も経ってしまいました。。

登壇の前座資料をQiitaに投下して満足していた節は若干あります笑

また、そのままスライドを公開してしまうと、本来は話して説明しようと思っていた部分がわかり辛いだろうなぁ。。と思い、少しスライドを追加していたため、完成したこのタイミングで公開しております。

いや〜人間って期限がないと堕落しますね!

そんなこんなですが、自分の備忘録として、Droidkaigiの登壇に向けての準備や反応に関して、ちょっとして裏話をしたいと思います。

1. 登壇のきっかけ

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それは遡ること2019年9月、iOSDC2019を見てからのことです。

カンファレンス後はすごくモチベーションが高くなるので、何か新しいことを勉強してみたくなり、そんな中たまたま見つけたのが1つの記事でした。

当時、Scadeに関して日本語の記事はこれしかありませんでした。
(と言いつつ、この記事も無理やり翻訳した?のか日本語がつたない笑)

マルチプラットフォーム界隈は、Kotlin MPPやFlutterなどが台頭しており、Swiftでマルチプラットフォームとかめっちゃ面白いやん!と思ってとりあえず触り始めました。

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程なくしてDroidKaigiの登壇募集が始まり、このCFPのみを書いて出してみたところ、まさかの通ってしまったというのがきっかけです。笑

2. 登壇枠40分のネタを作り出す

CFPを出した段階では、エンジニアおきまりの「Hello World」をやったくらいで、それ以上は特にScadeに関しては触っていませんでした。

そのため、通った時は嬉しさ半分やばいと言う思いもあり、とりあえず何をやろうか雑に計画を立てました。これはその時のメモです笑

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(小さい数字は月の何週目かを表しています。)

マルチプラットフォームであるScadeを語る前に、他のマルチプラットフォームについてや、そもそもネイティブについての知識も足りないと思い、最初から登壇資料を作るのではなく、勉強する時間を作ることにしました。

この進め方は結果としてとても良かったです。

というのも、40分という構成を考えるのはとても骨が折れる作業であり、最初に大量のインプットを行いネタを仕入れておき、後から使いたいものを取捨選択していく方が、40分の構成を行いやすいからです。
(※ あくまで個人的な感想です、と言っておきます笑)

最終的に159ページの資料になりましたが、登壇のために削っている部分や、そもそも調べきれていない部分もあり、その部分は若干悔しさが残りますね。。(多い人はもっとページ数ありますからね。。!)

3. DroidKaigiのコピーアプリを作る

資料作りの話に付随するのですが、勉強のモチベーションを保つために実際にプロダクトを作ってみると言う目標を立てました。

前提として

- みんながインストールしている
- アプリがシンプルな作り

ということを考えて、DroidKaigiのアプリを題材に選びました。

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結果的に、完全にコピーしたものはつくれなかったのですが。。
一通りのベース機能は実装できたと思います笑

このコピーアプリを作る過程で勉強になったことが、そのまま登壇資料に生かされており、良い目標だったんじゃないかと感じています。

とはいえ、日本語は愚か英語ですら公式のドキュメント(しかも古い)以外に全く情報がないため、APIを手探りでチマチマと探していったのは今思えば良い思い出ですね。。
(githubもScade関連のリポジトリが世界で4つしかなかった)

4. DroidKaigiの影響力

日本語の記事が1つしかなかったScadeですが、自分のプロポーザルが採択されてから、twitterでの反応やScadeを試してみた系の記事が出てきました。

極め付けは直後の技術書典8で早速ネタになっていたことです笑

当初は、自分が先駆者なのにパクられた感じがして腹立たしさもありましたが。。(DroidKaigiより日程が前でネタバラシやんと言う思いもあり)

裏を返せば、それだけいろんな人の興味を持ってもらえたということであり、そう思うと嬉しさと共にDroidkaigiの影響力の凄さを感じました。

4. あとがき

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中止になったので結果として、登壇はしていないんですが。。社内外を問わず、何回か練習のために聞いていただいた方には申し訳なさでいっぱいですね。。笑

自分が当事者になって思ったことは、大きなカンファレンスで登壇するには、準備も含めとてもエネルギーがいるということです。あんなにたくさんいる登壇者は、みなそれぞれがたくさん勉強して努力しているんだと。

とはいえ、出来なかったのでチャンスがあれば今度こそ登壇してみたいなぁ。。笑

5.追記

中止かと思っていましたが。。。
DroidKaigi 2020 Liteにて動画が配信されました!

資料だけではわかりづらい部分も、是非こちらからご確認ください!


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