結婚前夜に「ナイモノネダリ」するのはエモいねって友達にした話

女子会の話題の一つにしてもいいかなくらいの特に生産性のない話です。

TikTokを見ていたらなんとなく興味が湧いた動画が流れてきた。
Hey!Say!JUMPの「ナイモノネダリ」という曲について女の子ふたりが
語っているyoutubeの切り抜きだったと思う。

普段あまりジャニーズの音楽を聴かないので、
2020年にリリースされたものだったけど2024年の夏に
その「ナイモノネダリ」という曲に出会ったわけですが。

歌詞がストーリー風になっていて冒頭から
”明日の朝はとても早いの　ドレス纏って神に誓うの”
と、ある女の子の結婚前夜である光景が連想される。

これからする私の妄想の話はわかりやすいように
その女の子を「のぞみちゃん」としたい。（笑）

のぞみが明日結婚する相手はどうやらね、
とても『優しく」て「真面目」で「素敵」な人。
その人と付き合ってからのぞみが泣いたことは一度もなかったんだって。
結婚相手にはなんの不満もないと思う。
のぞみのこと幸せにしてくれてるんだろうなって感じだし。
「この人はいい旦那さんになる」だろうってみんなに思われるイメージ。
多分周りの人たちも、この人なら安心してのぞみのこと任せられるって
たくさん祝福されながら明日の結婚式を迎えると思うんだよ、
たぶん名前は、はるきとかたくまとか。
もしかしたらタカヨシとかカズヒロあたりかもしれない。（偏見）
普通で。安定で。ダメな理由がないんだよ。
最近ののぞみはこんな感じ。

でもね、そんなのぞみが結婚前夜の今、
窓に頬杖つきながら思い出す人がいたんだよ。
それが元彼のリュウト（仮名）なんだよね
（名前に偏見ありすぎ）

あなたはまだこの世界のどこかで
子どものような無邪気さで無茶をして
誰かを泣かせてるんでしょ
それ以上に笑わせてあげながら

「それ以上に笑わせてあげながら」

は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん（笑）
のぞみは楽しかったんだよね、リュウトと一緒の日々は。
すごくいい思い出って感じで。
リュウトとは学生の時期に出会ってさ、
どちらからともなく惹かれあって付き合ったんだよ
気づいたら好きだったし幸せだった。
きっとリュウトは無邪気で自由でちょっと悪いやつなんだけど
のぞみは自分を取り繕うことなく過ごせていただろうし
特別なデートをしなくたって、いつも一緒のことしてたって
一緒にいられるだけで幸せだったよね。うんうん。

でものぞみとリュウトは少し大人になって
のぞみは大学生とか大学卒業して一般企業に勤めるとかそういう道で、
リュウトは就職して別々の大学とか就職するとか
ベタにバンドとかやってて夢を追いかけるタイプかもしれん。
ステージが変わってすれ違い始めちゃったんだよ。
環境が変わるとね、今までと変わるんだもん、別れることだって
仕方ないというか、そうなるもんだっていうか。

そういう過去があったのぞみがさ、結婚前夜にふとこう思うのよ。

まだ誰のものでもない私の最後の夜に
あなたを思い出している私はナイモノネダリ
迎えに来て連れ去ってよ　あの日のように　なんてね
私はこの道の先で　ちゃんと幸せになるからね

そうだよね〜、安定で平凡で特に問題のない
カズヒロとの未来は当たり前に幸せであることは想像できるけど
自由で、刺激的で私がどこか守ってあげたかったリュウトとは
不安でも、今後なんてどうなるかわからなくてもさ〜
幸せだったよね〜〜〜

でもね、別に戻りたいとかではないの
なんとなく、ほんのり、本当に片隅に。
そんな毎日毎日リュウトを思ってるわけじゃないの。
結婚前夜くらいの人生の節目だから思い出したの。
本当にそんくらい。
リュウトも幸せでいるかな？
ってちょっぴり思い出す程度に思い出したの。

だって、のぞみはこの道の先で幸せになるんだもん〜〜〜！

のぞみ〜〜〜〜〜〜〜！
ふぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！
エモい。全部、妄想の話なんだけど。

そう、それで
私が見たTikTokの女の子たちは、この曲を聴いて
「結婚って２番目に好きな人とするもの」
っていう類の歌だよね、っていうことを話していたのよ。
あるよね、運命の人は一人目は愛を失う悲しさを教えてくれて
二人目は永遠の愛を教えてくれる的な、そんな感じの格言？

なるほど、可愛い。
たぶんその女の子たちは20代前半とか下手したら10代かな。
１番好きな人はリュウトなんだけど
自分を好きでいてくれるカズヒロを選ぶんだよ、女の子って。
っていう思いなのかな。
すごくわかるの、その気持ちも。

でもね、

私この歳になって(30代半ば）まだ独身で、
この曲を聴いて、もし私にも結婚前夜がやってきた時、
このリュウトに匹敵する人はいるのかと考えたら。
そしたらね
それで確かに自分の人生にもリュウト的な存在はいる。
学生時代に付き合ってたかな、その人も。
なんていうかもうそんな日々も遠い昔すぎて
そのリュウト的な人が今幸せであろうが不幸であろうが
私には関係ないというか、
むしろ特に興味のない領域にまできちゃっているんだよね。

だからね、ある時期を過ぎるとそう思い出すこともなくなっちゃうのよ。
いい思い出にも賞味期限があるね、みたいな話にもなっちゃうのよ。

でもなんとなくわかるの、
あの頃にわたしもカズヒロと出会っていれば
リュウトのことを思い出す日があっただろうな、って。（笑）

経験もしたことないのにわかっちゃってさ、のぞみの気持ち。
これは、全女子が経験なくともなんとなくわかる歌なんじゃないかなって
ってこの曲にすごくエモさを感じたんですよね。

で、この間少し前に失恋をした20代後半のお友達と遊んだので
このナイモノネダリの話をそのまま話して
もし今納得する結婚する相手ができて今日が結婚前夜だったら
こののぞみみたいにその元彼のこと思い出すかな？って聞いたんですよ

そしたら、
「誰かと付き合ってるのに前の男思い出してるのぞみなんかキモい。
カズヒロのこと好きならリュウトなんて出てくる隙ないだろ。」
みたいなこと言ってて笑いました。
いや、確かに。そうなんですよ。
そうなんですけど、そうなんだけど！！！！！！
やっぱりちょっと思い出しちゃう人がいるって言うところが
この曲のエモさだと私は思うんですよね。笑笑

この話を最後まで見てくださった方に聞きたいです。
この歌を聴いて、どう思いますか？

そしてこののぞみの話には続きがあるので、続きは次回に綴りたいと思います。