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人生解説書

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#人生哲学

曖昧な記憶と想いの存在証明

曖昧な記憶と想いの存在証明

あなたは最近手紙を書いただろうか。
現代社会においては、電話やメール、さらにSNSの急速な発達により手紙というコミュニケーションツールを用いることはほとんどなくなったように思える。

それでも僕は手紙が好きだ。
なぜなら手紙は物理的に残しておこうと思えば、いつまでも残るからである。電話は音声コミュニケーションのため、発言した内容が次の瞬間には消えている。お互いの記憶が薄まってしまえば、その発言が実

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自己破壊欲求と行動を引き起こすクソみたいな風景

自己破壊欲求と行動を引き起こすクソみたいな風景

先日、大学時代の女友達と飲んだ。
信じられないことに、彼女はこの駄文の連続を読んでいるらしい。とても驚いた。まさかまともに僕が書いた文章を読んでいる人間がこの世界に存在していたとは。

今日はタイトルにある通り自己破壊欲求について書きたい。
もし君がこの記事にも目を通しているならば、少しの間お付き合い願う。

ぶっ壊すために積み上げる突然だが、僕の生い立ちについて話そう。

僕は東京都世田谷区に長

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文学性に囚われる

文学性に囚われる

季節は移ろい、気づけば師走である。
気温はみるみる下がり、人々は温もりを求める、そんな季節と言えよう。

今年1年で、僕の周りには結婚した友達や彼氏、彼女ができた友達が増えた。コロナ禍で結婚している人が増えているらしい。まあ、納得である。こんなにも孤独を感じる季節はまあ少ない。人生でも1度か2度体験する程度であろう。

でも、そんな季節に人を求めて幸せになるなんてフツーじゃない?と斜に構えて感じて

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サボタージュは悪か

サボタージュは悪か

 季節は移ろい、涼しげとは言い難い初夏を迎えているが、6月というのはなんともやる気が起きない月である。コロナ禍のもと就職してから早2ヶ月と少しが過ぎようとしている。好きなこと以外全くやる気が起きない僕としては、リモートとはいえこの2ヶ月会社を辞めずに過ごしたことを誰か褒めて欲しい。僕は褒められて伸びるタイプなのだ。
 それでも仕事をサボりたくなってきてしまう、これはもうしょうがないことだろう。全人

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人生の諸選択における基準の話

人生の諸選択における基準の話

 人はなにかを決める際に、なにを基準として決めているだろうか。

 例えば、中学校から高校に進学する際には、自分の学力や経済的環境をもとに自分の適した学校を選定し、進学する人が多いのではなかろうか。

 また、高校から大学に進学する際には上記のパラメータの他に、自分が学びたい学問の専門性の有無、その大学の特色などといった自分自身の興味関心ということも大きく関係してくるだろう。

 就職においては、

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