マガジンのカバー画像

激烈バカ的!文章講座!!

21
とてつもない力を持っている人に「うまく伝えられない」と、そんな相談をたくさん受けています。本を書きたい。面白い話をしたい。彼女を口説きたい。そんな悩みを持つ全ての人にむけて。
運営しているクリエイター

#松井勇人

プロの物書きになれる人となれない人の違い

「プロの文筆家になれる人と、なれない人の違いはなんですか?」 と聞かれることがある。 私には持論があって、違いは「推敲をするかしないか」だと考えている。 実際に少し推敲してみたい。 書くことが最も難しい文章とは、どんなものだろうか。 それは悪口である。 隠し味程度に盛ったはずの毒が致死量を超え、大激論にいたる。そんな経験を誰もが味わう時代となった。 かく言う私も、冗談のつもりでカリスマ講師2人の悪口をnoteで公開してから、「いいね」をぜんぜん貰えなくなった。

人は鳥を殺した

「音楽をやる奴らってさ」 「どいつもこいつも悩んで、悩んで」 「苦しんで、苦しんで」 「世間から外れちまった」 「ここにいる奴らは全員そうだ」 「じゃなきゃぁ来やしないだろ」 「こんなところ」 「俺もそうだし、お前もそうだよ」 「鍵盤やドラムを叩いてるだろ」 「人を叩きたいのに」 「ギターを泣かせてるだろ」 「自分が泣きたいのに」 「他人も泣かせてる」 「・・・歌で、な」 「泣いてもらってるんだ」 「自分じゃ、泣きたくないからさ」 「ハハ」 「さみしいなぁ・・・

才能を感じる文章とは?

僕は書籍を上梓させていただいている一方、学習塾を経営している。 あるとき、地元の中学校でこんな課題が出された。 『世界で一番の贈り物』はクリスマス休戦の物語だ。Google booksにはこんな風に解説されていた。 以下は、中3の生徒Aの作文である。 「 戦争のない世界をつくる方法? そんなのかんたんさ。全員が同じ考えをもてばいい。この話しだって、イギリスとドイツが同じキリスト教でクリスマスという、大切な日だったからできたんだ。とある人は言った。『人を一番ころしている