山口周さん講演「これから起きるであろう10個の変化」をまとめてみた(前編)
先日2日にわたってあしたのチーム主催「在宅ワークサミット」が開催され大盛況にて無事終えることができました。私も一視聴者として参加しました。中でも、アフターコロナに起こる未来について語ってくださった山口周さんのお話しは、とても興味深く、かつショッキングでした。就活生〜経営者まで、大きな気づきを与えてくれます。これは多くの人に共有せねば。使命感をもってまとめました!皆さまのお役に立てると幸いです。
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(メモから文字起こししているので、言葉の正確性やニュアンスの違いはご勘弁を)
まず登壇者である山口周氏をあらためてご紹介。すごいですね。
ツイッター @shu_yamaguchi フォロワー 8.1万人(納得です)
あらためて山口周さん、ご登壇ありがとうございました!
今回の登壇は、以下Twitterで公表しているものを解説する形ですすみました。以下まとめていきます。
1.仮想空間シフト
§ 仮想空間が仕事の標準(ディフォルト)スペースへ
「週に何度行く会社か?」が職場選びの要素に
・食住⇒接近(会社に近いほうが良い)⇒都市ができる
本来は地方に住みたい人も、職場が都市にあるので、仕方なく
住む必要があった。
【仮想空間シフト】
⇒会社に物理的に行く必要がない
⇒都市部に住む必要がない
どんな会社が選ばれるか
(市場原理が決める)
⇒オプションバリューが大きい会社
(=経済的価値が高い)が選ばれる
例)同じ給料「週に5日勤務」VS「週に1日以上勤務」
地方で広い家に住み、自然を満喫できる環境
⇒ライフクオリティが圧倒的高い
2.コンピテンシーポートフォリオの変化
§ 仕事能力における物理要素の減少と抽象要素の増大
・・・評価の結果も激変の可能性
今までのアドバンテージ要素:爽やか・明るい・挨拶ができる
⇒物理空間を前提としている(物理要素)
⇒仮想空間では、関係ない
⇒成果(アウトプット)がより重視される
例)ハンカチの上にカバンは置きなさい
⇒優秀な営業マンのメソッド・ノウハウは物理空間を前提
⇒仮想空間にシフトすると「優秀」の定義が変わる
3.マネジメント能力の二極化
§ 仮想空間シフトで生産性が上がる人と下がる人に二極化
リモートワークによって生産性はあがるか?
⇒人(Aクラスはあがる)・職種による
⇒リモートワークでは、人間関係=不安定になる
⇒仕事の満足度は下がる(職場の幸福度は下がる)
⇒マネージャーへの依存度が大くなる
マネージャーによっては、離職が進む (ケアが必要)
⇒マネージャー登用はよりシビアになる
4.組織におけるダイナミクスも変化
§ 空気がない仮想空間では空気を読めない
⇒アイデンティティを消去する会議も可能
グループダイナミクス(≒空気)が働かない
仮想空間において、物理的に見える必要はない(=アバターでも良い)
⇒表情を読む・空気は読むことができない⇒難しくなる
⇒悪いことだけでもない(日本においては良い影響)
例)会議 誰が言ったかによって結論が変わる
⇒誰が言ったかが分からないと内容だけにフォーカスされる
⇒空気に流されない議論により意思決定されるメリット
5.ライフスタイルの多様化
§ どこに住むか・何をするか・誰とやるかについて自己決定が求められる
例) 勤務日数を会社がルール化する
or
オプションによる自己選択
⇒会社は、ライフスタイルの多様化に対応する制度(しくみ)
を整えることが求められる
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