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【短歌ブック】#67 春の彼岸


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【春の彼岸】

はる-の-ひがん(名)

三月十八日から二十四日までの七日間。気候があたたかになり、先祖の墓参りをする。


みまかりしたましいあまた内部(うち)に棲み春彼岸とやこの年も老ゆ
(坪野哲久)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
坪野 哲久(つぼの てっきゅう)
1906-1988 大正-昭和時代の歌人。
明治39年9月1日生まれ。山田あきの夫。島木赤彦に師事。アララギ派からプロレタリア系歌人となり,第1歌集「九月一日」は発禁となる。昭和15年合著歌集「新風十人」に参加。戦後は渡辺順三らと「人民短歌」を創刊。昭和63年11月9日死去。82歳。石川県出身。東洋大卒。本名は久作。歌集はほかに「百花」「北の人」「碧巌」など。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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