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北半球と南半球で異なる!?台風の渦の向きはなぜ左回りなのか?🌈

台風が渦を巻いているのは、

「地球が『球体』の形をしていて『自転』しているから」

台風が左回り(反時計回り)の理由は、

「赤道から北極を見ると、地球が右向きに回っているから」

電車の進行方向に向かって、左の窓から外を見ると、景色が、進行方向(右)とは逆の方向(左)へ流れていきます。

台風の渦も、これと同じ原理で、地球の自転とは逆の左回りになります。

そして、赤道から南極を見ると、地球が左向きに回っているため、南半球では右回りになります。

つまり、台風とハリケーンは、北半球で発生するため『左回り』、竜巻は、南半球で発生するため『右回り』になります。

もし、北極や南極で台風や竜巻が発生した場合、自転の中心(北極点や南極点)に近づくほど、回転は遅くなります。

北極点や南極点は、全く動かないため、事実上、この二つの地点では、台風や竜巻は発生しません。


このような私たちの目には見えない公転力のことを、『コリオリの力』といいます。

ちなみに、トイレや浴槽に溜まった水を流すと、公転力が、北半球であれば反時計回りに、南半球であれば時計回りに働きます。

しかし、コリオリの力は非常に小さいため、渦が必ずその方向に回るとは限りません。


実は、台風と同じく、地球の自転の影響で左回りになっている、陸上競技があります。

それが、『トラック競技』です。

体育の授業やオリンピック種目などで、私たちは、当たり前にトラックを左回りで走っていますが、

これは、1913年に、「トラック種目は左回りとする」と定められたため。

トラック種目のように同じ場所を回り続ける周回種目は、右回りよりも左回りの方が良い記録が生まれやすくなることが分かっています。

その理由は、地球の自転のほかに、

「利き目による周りやすさ」
「左足で体勢を保つ人が多い」

この二つが挙げられます。

心臓が左寄りなのも関係していると思われますが、6〜7割の人が左足を重心に置きやすく、左足を内側にして周る方が速くなると考えられているため、トラック競技は左回りなんです。

ただし、どの理由も明確なものではありません。

「左回りの方が良い記録が出たため、台風と同じように自転の影響が大きいと結論づけた」

この可能性は否定できないかもしれませんね😌

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