fenderJapanのジャズベースを直した
ポッド、コンデンサ、ジャック 全てを自分の手で構築し直した
初めてステージに立った時から使っているベースは私の大切な宝物であって、
調子の悪くなったその日から心に引っ掛かるものがあった。
修理に出そうとも思ったが、自分の手で直すことにした。
作業代を浮かせたことから、一つ一ついいパーツを買うことができた。
楽器用のハンダとして、montreux のオリジナルハンダを買ったことからmomtreuxの出している商品を探し全て揃えた。
Custom CTS A250K Split metricのポッドに、Sprague Orange Drop 716P 0.022uF のコンデンサ、EXC Basic - Switchcraft mono jack #11のジャック
それぞれを選んだ一つ一つに意味がある。
半田付けの作業は血管をつなげていくような感覚だった。心臓となるコントロールパネルのコールドのラインを繋げ、コンデンサも取り付けた。そして、心臓と体をつなげる。
ハンダの付け方一つではこの楽器の生命線が断たれると思うと一挙手一投足が尊いものであった。
かけがえのない一つ一つの作業がとても心地よかった。
ようやく直ったベースの音は、本当にいいものになっていた。
以前もグレコのバイオリンベースのトーンポッドを交換したが、今回はなんだか違う
なんとも言葉に言い表すことができないが貴重な経験を、今日一歩踏み出した。
ものづくりは、作るだけではなく直すことももちろん。本当に好きだと実感した。
このベースの作業を経て、
自分の絵のことに立ち返ると、
出たいイベントのために
zineを作り始めたが
このzineには、ものづくりを
感じにくい
そう思った
ただ、一つ一つ
手段として考えていく必要があることは事実
早坂圭人を知ってもらうためにも
多くの人に私の絵を見てもらいたい
そして、見た人に何か、ちょっとした幸せが
落ち着いた時間があるといいな
そう思って一枚一枚、絵を描いています。
絵も音楽も、あらゆる制作、修正を繰り返し
続けていく中でひとつ光を手探りで見つけていきたい。
なんとも幸せな、
かけがえのない日々を1日1日
噛み締めて生きていきたい。
早坂圭人
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