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ユーザー視点で徹底的に考え抜かれたアプリYAMAPの#マーケティングトレース

本日はDtoCサミットのセッションで知った登山GPSアプリ
YAMAP(ヤマップ)の#マーケティングトレースをやってみます。

私はめっきりマラソン派で山登りに興味はないのですがサミットで聞いた
アプリから得られるユーザーの行動情報、データをもとに徹底的にユーザー目線でアプリをより良いものに改善しようとしている姿勢に感銘を受けて
トレースしてみたいと思った次第です。

登山アプリ国内シェアNo.1のアプリで2013年7月のローンチ以降順調にDLが進み2018年4月に82万ダウンロードを突破し、現在150万ダウンロードという状況。ここ2年近くで倍増。

#YAMAPとは

福岡のベンチャー企業である株式会社ヤマップが「あたらしい山をつくろう。」を理念に開発した画期的な登山アウトドア向けWEBサービス・スマホ用アプリ。それが「YAMAP」

機能と特徴については以下動画をご覧ください。

【YAMAPの三大機能】
(1)安全
◆あなたのスマホがアウトドアGPS機器に大変身!
(2)快適
◆紙でもスマホでも使える、ハイブリッド地図!
(3)共有
◆旅アルバムとして、経験や思い出を保存・共有!

#アプリ開発のきっかけ

ヤマップ代表の春山慶彦氏は登山歴18年。YAMAPのサービスを着想したのも、大分・九重連山の山中だったという。「山の上でグーグルマップを立ち上げたら、真っ白い画面に現在地を示す青い点だけが表示されていました。携帯の電波が届かないから仕方がない…そう思い、しばらく進んで再度画面を見ると、青い点が移動していたんです。そうか、位置情報は衛星から拾っているんだ!そう気づいて、あらかじめスマホに地図データを保存し、地上の電波が届かない山中でも現在地がわかる、現在のYAMAPの仕組みを思いつきました」(春山氏)

#ユーザーに愛される理由

やはり徹底したカスタマーサポートとそれに対応できる体制ではないかと思います。国内の登山人口は中高年齢層でYAMAPを使用したいからガラケーからスマホに変えたという人も多いとのこと。

・オンライでも問い合わせ出来るが月100本近い電話による問い合わせでユーザーと対話。しかもカスタマーサポートに寄せられた問い合わせ内容は社員全てで共有している。
・アプリから会員登録した瞬間に自動的に社長とアプリ上で友人として繋がれる仕組みになっていてDMを送信することも出来る。
・社員が月1回山登りをしながら実際にアプリを使ってみて開発に活かしている。
・社員の多くがエンジニアで開発を全て自社でまかなっているので
得られるデータからの仮説→検証→改善もとにかくスピーディー。


#YAMAP3C分析

・自社の強みについては上記に記載
・顧客:現状1,000万人前後と言われる登山者。数年前山ガールという言葉が流行ったもののまだ中高年層が多い状況。高齢化社会もあり中高年層がメイン顧客になると思う。
・競合:登山アプリなどではなく、中高年層の時間を奪い、登山人口に歯止めをかけそうなものと考えると「ゴルフ」「ジム」「ウォーキング」など。
あとは働き方改革がちゃんと浸透してなくて土日労働なども競合かと。

#YAMAP4P分析

・商品:アプリYAMAP
・価格:現状無料
・場所:アプリダウンロード ストア
・販促活動:口コミなど
※ただしサイト上で販売している保険、グッズなどは別

#今後の展開について

さらなるYAMAPのDL数とDAU増加とマネタイズという視点で考えると

・健康食品メーカーやfootfit(SIXPADの足バージョン)
https://www.mtgec.jp/wellness/sixpad/products/footfit/
とタイアップして会員数を増やす。登山をはじめることを目標に健康食品や
器具を使用してもらう。

・ゴルフシミュレーションみたいに登山シミュレーションを街中に作成し
そこからお試しで登山を気軽にはじめてもらい実際の登山者数を増やしていくなど。

まずはトライアル層を増やしていくことが大事なのではと思います。

私もお仕事仲間の方から誘われているのでぜひYAMAPを使用して登ってみたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。