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軽石堆積物

十和田湖の五色岩とその上に乗る中掫軽石(6300年前)。中掫軽石の分布は丸い。中湖の四周で地表に降り積もっているが、御倉山の上だけは欠けている。御倉山が平安時代915年の噴火でできた新しい溶岩ドームだからだ。

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瞰湖台(かんこだい)の脇に露出するのは南部軽石だ。中湖中心から9500年前に噴火した。そのとき中湖はまだなく、円錐形をした五色岩火山だった。東南東に細く伸びる分布軸の真下に当たるから厚さ40メートルもある。

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榛名山の二ッ岳溶岩ドームと伊香保軽石。 四半世紀前に同じ場所から噴出した渋川熱雲の上に厚く重なる。1500年前の古墳時代。

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磐梯山1888年崩壊壁に露出する堆積物。縞々を逆断層が切っている。

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霧島山の噴火で降り積もった軽石がクロボクの間に挟まっている。宮崎県高原町。

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富士山の東麓に露出するスコリア堆積物。

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