阿蘇カルデラ内に3300年前にできた米塚スコリア丘。背景は北側カルデラ縁。
中岳火口から噴煙を上げる。2019年12月28日撮影。
中岳火口と高岳(1592m)。火口内に湯だまりがある。その表面から青白い煙が上昇して右にたなびいている。2018年12月25日撮影。
草千里ヶ浜から3万3000年前に噴出した軽石を含む厚い降下堆積物が烏帽子岳の上に積もっている。中景に阿蘇大橋を流した2016年4月崩壊斜面。遠景に雲仙岳。
3300年前にできた米塚スコリア丘の頂部に、2016年4月の熊本地震で火口縁に沿った円弧地割れと中心点陥没が生じた。
熊本地震の激しい揺れで、カルデラ床に正断層ができて陥没した。地下の砂が液状化して側方移動したためだと考えられている。すなわち地震を起こした能動的地形ではなく、地震動によって生じた受動的地形である。
カルデラの外、南西部の益城町に地震断層が出現した。右横ずれである。
カルデラ壁の随所が崩落した。阿蘇大橋を落とした立野の崩落がもっとも大きかった。
地震で潰れた阿蘇神社。
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