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【特別企画】トランクと本をもって旅に出よう。『食べて、祈って、恋をして〔新版〕』編集部がいま旅したい場所は?

2006年に刊行されて以来、世界で40ヵ国語以上に翻訳され、1500万部の大ベストセラーとなった、『食べて、祈って、恋をして』(エリザベス・ギルバート、那波かおり訳)。3月18日に、早川書房より新版が発売されました。本作は、作家自身による自伝的エッセイ。旅に出る女性の物語です。

食べてカバー帯あり

書影はAmazon.co.jpにリンクしています。

エリザベスはどん底の人生から自分を取り戻すため、イタリア、インド、インドネシア(バリ島)を訪れます。編集担当チームも思わず、旅に出たくなってしまいました。そこで今回は特別企画として、早川書房編集部にアンケートを実施しました! 

質問はこちらの3つ。

1 自分が今行きたい国や地域を3ヵ所を挙げるとしたら、どこですか?
2 その理由は?
3 旅に持っていきたい、早川書房のおすすめ本を一冊!

個性あふれる回答をごらんください!

まったり旅タイプ

1 台南(台湾)、バルセロナ(スペイン)、レンボガン島(インドネシア)
2 台南は友人に会いに。バルセロナは旅マスターに薦められ。レンボガン島は昔行って天国だったのでもう一度。
3 『別役実Ⅱ』(ハヤカワ演劇文庫)
熱烈なファンの多い、劇作家、童話作家、エッセイストの別役実さん。
じつは私は別役さんの全集がつくりたくてハヤカワに入社したのでした。
知性と非‐知の幸福な結婚、および恩寵としてもたらされたユーモア、をぜひ!
(編集部 K.T.)

1. ウィーン(オーストリア)、プラハ(チェコ)、ブダペスト (ハンガリー)
2. ウィーンの美術館でまったりして、プラハでビールを飲んで、ブダペストで湯につかりたいです。
3. 『2010年代SF傑作選』1・2(大森望・伴名練=編、ハヤカワ文庫JA)
旅行中、ちょっとした移動時間に、短篇SFの世界へダイブ。
(編集部L.C.)

1 アイスランド、青島(中国)、アメリカ
2 アイスランドでは絶景を眺めたい。青島では海鮮を食べながら青島ビールを飲みたい。アメリカではアパラチアン・トレイルを歩きたい。
3 『羊飼いの暮らし』(ジェイムズ・リーバンクス、濱野大道訳、ハヤカワ文庫NF)
英国屈指の風光明媚な観光地である湖水地方に住むとはどういうことかを愛情豊かにつづったノンフィクションで、旅の途中、訪れた土地に住まう方々に思いを馳せるにはぴったりかと思います。また、世界の地下をめぐる思索の旅路をつづったノンフィクション『アンダーランド(仮)』(ロバート・マクファーレン)を今年刊行予定ですのでお楽しみに!
(編集部K. N.)

1 ベルリン、ニューヨーク、シーラーズ(イラン)
2 ベルリンでは廃墟巡りとよくわからない地下バーでだめになりたい。ニューヨークでは書店巡りをして(お財布が)だめになりたい。シーラーズではハーフェズ廟を見てチャイハーネでシーシャ吸ってだめになりたい。
3 『グッド・フライト、グッド・ナイト』(マーク・ヴァンホーナッカー、岡本由香子訳、ハヤカワ文庫NF)
  飛行機旅ならこの1冊。夜間飛行で窓側の席を陣取って、読書灯をつけて、窓のフラップを少しだけ開けて眼下のまちあかりを眺めながら読みましょう。
(編集部 Y.H.)


聖地巡礼タイプ

1  台湾、英国デヴォン州トーキー、イスタンブール(トルコ)
2  台湾は夜市と書店巡り、トーキーはクリスティーの生家があるので聖地巡礼ですね、イスタンブールは文化に興味があって(オリエント急行終着駅だし)。
ヲタクゆえ、基本聖地巡礼か書店めぐりです。
3 『さあ、あなたの暮らしぶりを話して』(アガサ・クリスティー、深町眞理子訳、クリスティー文庫
(編集部M.K.)

1  プノンペン(カンボジア)、ルアンパバーン(ラオス)、ホーチミン(ベトナム)
2 カンボジアが舞台の小説を担当したのに、未だに一度も東南アジアに足を運べていないため。(担当作の舞台にはできるだけ行ってみたい派)
3 『ゲームの王国(上・下)』(小川哲、ハヤカワ文庫JA)
(編集部 K.O.)

1 上海(中国)、ストックホルム(スウェーデン)、北アイルランド
2 上海ではグルメと書店の本棚(特に華文ミステリ)がどんな感じなのかチェックしたいです。
 ストックホルムと北アイルランドでは〈グレーンス〉警部シリーズと刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズの舞台を巡ってみたいです。
3 旅に出るなら分厚い本を1冊読もうかなと思うので、『充たされざる者』(カズオ・イシグロ、古賀林幸訳、ハヤカワepi文庫)を選ぼうと思います。
(編集部N)

1 カリフォルニア・シリコンバレー(アメリカ)、インド、ロンドン(イギリス)
2 シリコンバレーではマウンテンビューにあるコンピュータ歴史博物館に。インドでは現地で働く友人を訪ねて、カレーを食べまくり(絶対おなかこわします)、ロンドンでは英文学の聖地巡礼がしたいです!
3 『祈りの海』(グレッグ・イーガン、山岸真訳、ハヤカワ文庫SF)
記憶が正しければ、はじめて買った早川書房の本です。「放浪者の軌道」が好きです(旅つながり)
(編集部M.Oz.)


住みたいタイプ

1 ヘルシンキ(フィンランド)、ホーチミン(ベトナム)、サマルカンド(ウズベキスタン)
2 ヘルシンキとホーチミンは以前訪問して「住んでみたい!」と思ったので、今度は住めるかどうか目線で。
  サマルカンドは「青の都」の絢爛さを見たい。
3 『未必のマクベス』(早瀬耕、ハヤカワ文庫JA)
 文庫化した際の初版帯に「この本を読んで早川書房に転職しました」とコメントが載った思い出があります。
 人生の旅の途上で出会った本なので。
(編集部M.On.)

冒険タイプ

10

1 オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル
2 キバタン、オカメインコ、セキセイインコ、モモイロインコ、カカポ、そしてキア! のふるさとです。
ブラジルでは、アマゾンの濁った水面にうかぶ、ピラルクーの背中を拝みたいです。あぶなそうだけど。
3  つねに平常心を保つべく『ソロモンの指環―動物行動学入門』(コンラート・ローレンツ、日高敏隆訳、ハヤカワ文庫NF)です。
(編集部R.C.)

う~ん十人十色な回答ですね! 自由気ままに旅したいものです。みなさんが行きたいところはどこですか? 旅のおともにはぜひ早川書房の本をいっしょに!

『食べて、祈って、恋をして〔新版〕』は好評発売中です!

食べてカバー帯なし

『食べて、祈って、恋をして〔新版〕』
エリザベス・ギルバート
那波かおり 訳
1,200円(本体)+税
早川書房

書影はAmazon.co.jpにリンクしています。

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