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大注目の〝誘拐〟スリラー小説『ザ・チェーン 連鎖誘拐』とは?

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昨年から話題となっていた作品が遂に登場!

小社ミステリ班が自信をもってお送りする大作スリラー『ザ・チェーン 連鎖誘拐』(エイドリアン・マッキンティ著/鈴木恵 訳)が、2月20日にハヤカワ・ミステリ文庫よりついに刊行です! 

昨年12月に先読みゲラ読者モニターを募集したところ、定員を大きく上回る応募者が殺到しました。実際にお読みいただいたモニターや書店員の方からは「非常におもしろく斬新なストーリー」「とてもスリリング」「ページをめくる手が止まらない、極上のストーリーだった!」と大好評!(後日noteにて特集記事公開予定)。1月には『王様のブランチ』にてベストセラー作家の中山七里氏からもおすすめの本としてご紹介されました。

どんな物語なのか?

おまえの娘を誘拐した。返してほしければ、他人の子供を誘拐しろ――
シングルマザーのレイチェルのもとに何者かから電話が掛かってきた。身代金をビットコインで送金し、他人の子どもを誘拐しろと指示されるレイチェル。レイチェルが誘拐した子供の家族がまた身代金を払い、その家族がさらに別の子供を誘拐すれば、娘は生きて解放される。失敗すれば殺されてしまうというのだ。 謎の人物が仕組んだこの連鎖誘拐システム〈チェーン〉に組み込まれてしまったレイチェルは、無関係の子供の誘拐計画を試みることに……。被害者から加害者へと変わってしまった彼女の運命は!? ミステリ史上に残る強烈な冒頭31ページは来週試し読みとして公開予定です!

世界中で絶賛!

昨年原書が刊行されるやいなや、英米圏を中心に世界中で熱狂的な支持を得た本作。〈ニューヨーク・タイムズ〉紙のベストセラー・リストにランクインしたほか、米〈タイム〉誌の2019年ベストブック、米Amazon2019年ベストミステリ&スリラー、英〈ガーディアン〉紙2019年ベストクライムノヴェル&スリラー、〈豪ABC TVニュース〉2019年ベストブック、〈ニュージーランド・ヘラルド〉紙2019年ベストクライム・フィクションなどなど世界各国書評で年間ベストに入選したことからも、本書への評価の高さがうかがえます。

著者はどんな人?

本書で大ブレイクしたのが北アイルランド出身の作家、エイドリアン・マッキンティ。小社より絶賛刊行中の刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズの著者です。これまで、ミステリ誌選出の《バリー賞》を2度受賞、さらにオーストラリア推理作家協会賞最優秀長篇賞《ネッド・ケリー賞》も2度、そしてアメリカ最高峰のミステリ賞《エドガー》賞(アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック部門)の受賞経験のある実力派です。

しかし評価の高さに反して生活は逼迫し、あるとき家の立ち退きを求められるなどの災難に遭うマッキンティ(当時の彼のブログがこちら)。作家として生きる道を見直し、別の職業で生計を立てようとしていた彼に手を差し伸べたのが、『ザ・カルテル』『ザ・ボーダー』で知られる米ミステリ界の巨匠ドン・ウィンズロウでした。ウィンズロウはマッキンティに自身のエージェントを紹介。アメリカを舞台にした作品の執筆を求められた彼が、長年温めていたアイデアで執筆した起死回生の大作が本書なのです。


今後小社noteでは『ザ・チェーン 連鎖誘拐』の推薦者コメント紹介や試し読みなどを続々更新予定! どうぞお楽しみに!

【書誌情報】
タイトル:『ザ・チェーン 連鎖誘拐』上下
著者:エイドリアン・マッキンティ  訳者:鈴木恵
原題:THE CHAIN
価格 :各780円+税  ISBN:9784151833045/9784151833052

※書影等はAmazonにリンクしています。

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