これからの”カリスマ店員”を考える

【7/29 16:00 後ほどヘッダー・挿絵が来るので、また後ほど更新しますね】

こんにちは、ハヤカワ五味です。

こちらはラフォーレ原宿のグランドバザール4日目。
3日目以外は基本店頭にいたので、様々店舗の様子を見ていましたが、いくつか驚いた変化がありました。今日は「これからの”カリスマ店員”を考える」というテーマで少し、店舗と店員、そしてブランドのことについて考えていきます。

-目次-
ハヤカワ五味がいなくなったらどうする問題
インフルエンサー系プロデューサーの強み
購買のトリガーはどこに
“イタガキ大好きガール”の出現
何を買うかより、誰から買うか
“憧れのカリスマ”から”信頼する仲間”に
顧客と店員の接点

ハヤカワ五味がいなくなったらどうする問題

これは先日、とある方とお会いした時にも質問いただいたのですが弊社の商品はどうしても「ハヤカワ五味がいるから売れている」ように見えやすいと思います。特に、実際の購買層、検討層から離れれば離れるほどそのイメージが強いかなあと。

でも、実際は購買層に対して「ハヤカワ五味の商品だから買う」という人は肌感として5-10%くらいなのではないかと思います。もちろん、私や私のメディア露出がきっかけで知りましたという人はいるものの、では実際の購買理由において私の名前が出てくる様子は殆どなさそうです。現に、弊社ブランドのイベント時は高確率で私不在のまま開催されますがお客様は沢山来てくださいますし、私が講演会やトークイベントをする際に弊社の服を着てきてくれている人やお客様を見かけることも殆どありません。更にいえば、トークイベントの集客ができるようになったのもここ半年ちょっとの話で、要因として考えられるのは、ハヤカワ五味のファンが増えたというよりも、noteで情報発信をするようになりハヤカワ五味の思想や話すことへのファンが増えたことです。それまでは私の集客に頼ったトークイベント等は全く集客が捗らず、今でもバーイベントのようなゆるいイベントをするときてくださるお客様は大体5-6人くらいです、笑。おそらくハヤカワ五味ほど、周囲からの認知と実際のファン層が乖離しているインフルエンサー(あまり好きでは無いですが今回は採用します)もいないんじゃないでしょうか。

インフルエンサー系プロデューサーの強み

では、実際「ブランドにおける”ハヤカワ五味”の立ち位置」とは何なのだろうか。

これは、私自身への考察になるので自分の理想も多少含んでしまいますが、「ブランドにおける”ハヤカワ五味”の立ち位置」は「保証」そのものなのではないかと思っています。

自論ですが、いわゆるインフルエンサーの強みはこの5-10年くらいで変わってきていると思います。10年前くらいのインフルエンサーはきっと芸能人などが多かったかなと思いますが、この頃はまだ「拡散力」「注目力」があることがインフルエンサーの強みだったように思います。それが、ここまで情報も商品も増加した今「編集力」と「保証力」が強みになってきているのではないかと最近強く感じます。

実際、お客様やネットの声を見ている限り「ハヤカワ五味さんが関わっているのだから良い品質に違いない」という安心感はひしひしと感じます(それは自社の商品以外に関しても)。私としても、その「保証力」にこそ意味があるのではと感じつつあったので、特にこの1年くらいは自分が良いと思った物事以外を安易に褒めることや、その類のPR案件を受けることは一切無くしています。

購買のトリガーはどこに

では、そんな「ハヤカワ五味に保証された」弊社の商品は、どのようにお客様の”購買のトリガー”を引いているのでしょうか。

まず、第一に4年継続していく中でのブランドとお客様の間にある信頼関係、これは新作が出たら即ち買いたいって感じですね。第二に商品自体の魅力、これは商品開発の段階で商品自体に「購買する理由」をつけるように常々会議でデザイナーに伝えているので、商品デザイン自体が購買理由になるという感じです。第三が最近発見したのですが「信頼しているスタッフがオススメしているから買う」というものです。つまり、ハヤカワ五味とスタッフの二重保証、強い…！

では何故この第三のトリガーを発見したかと言うと、弊社店頭スタッフと話している中で”イタガキ大好きガール”という単語が出てきたからです。

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・“イタガキ大好きガール”の出現
・何を買うかより、誰から買うか
・“憧れのカリスマ”から”信頼する仲間”に
・顧客と店員の接点の具体例
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