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能力、適性関係なく1週前追い切り良く見えた馬(オークス)

皆さん、ヴィクトリアマイルはいかがでしたでしょうか。
入場券が当たり現地で見ることができましたが、無事3連複で的中できました。
馬券圏内に来た馬のうち、このnoteでもソダシとレシステンシアの2頭は取り上げていましたので、もし記事を参考に的中できた方がいらっしゃれば幸いです。

正直な話、現地にいるとレースそのものはそう見えないんですよね(^^;
パドックに関しては当然現地にいた方が見えるのですが、ソダシ人気やウマ娘人気なんでしょうかね、パドックを埋め尽くす人、人、人。
コロナ禍以前はレースになると馬場に出るお客さんが多かったように記憶していますが、レースが始まってもまーったく人が動かない。写真を取りたいのでしょうね。
実際問題、手前側を歩いているときには馬の足元まで見られないことが殆どで、足元については向こう正面を歩いているときに確認するような状態でした。

ヴィクトリアマイルのパドックで個人的によく見えたのはファインルージュ、ソダシ、アンドヴァラナウト。その他ではレシステンシアもパドックの外側をまわり、気合十分な様子でした。
本命はソングラインだったのですが、少しばかりうるさい様子。池添が騎乗して大分落ち着くという状態でした。
その他の上位人気馬では、レイパパレは正直そこまでよく見えなかったかな。デアリングタクトも、観客の方に目が行っていて、少しばかり集中力を欠くような様子。
このパドックを受け、最初レシステンシアは切ろうかな、とも思っていたのに買うことに。
また、ソングライン1頭軸で買おうとも思っていましたが、ソングラインの良しあしというよりもファインルージュやソダシが妙によく見えたので、そこまでソングラインの寄り掛かってはまずいだろう、とボックス買いにしました。
ソングライン、ソダシ、ファインルージュ、レシステンシア、レイパパレはすぐに決まり、悩んだのはデアリングタクト。
まあ悩みはしたのですが、奇跡に近い復活なので、応援馬券のつもりで買い目に入れました。
あとは、ソングラインから穴目の馬にワイド。

いや、しかしローザノワールの激走にはびっくりしましたよ。
直線,相当エキサイトしてしまいました。
結局、レシステンシアがハナ差差し切り3着。ほっ。

にしてもソダシは強かったですね。
個人的にソダシの勝ち筋が見えたのはテンの3Fが34.7と表示され、4角で4番手程度のところを走行していた時点。
手ごたえは十分ありそうだったので、少なくともこの馬は、1着にはなれなかったとしてもローザノワールを差し切れるだろうと。
問題はそれ以降の馬で、ソングラインかファインルージュ、レイパパレのどれかは差し切れそうだけどな、なんて思いつつ見ていたら、レイパパレが早々に脱落。
坂の時点ではそう詰まらず、勝負は残り1F。先に動いたのはソングラインでしたが、先に動いた分と走路が比較的内目だった分差し切れなかったかな、と。
ファインルージュはやはりルメールが上手かったですね。

で、問題はレシステンシアなんですが、話題の武史君が鞍上ということもあってか、その騎乗には賛否両論。
曰く、勝つためにはもっと逃げないとという声もあるし、控えた関係で3着に入れたという声もある。
調教評価でも書きましたが、正直なところ、前走を見た限りこの馬の勝ち筋って分からなかったんですよね。
確かに入りが速かったし馬場もよくなかったけれども、1200mでもタレてしまったわけですから。それを考えると、2F長くなる今回、そこまで飛ばすことはしないだろう、というのが戦前の展開読みでした。
そこに、御誂え向きにローザノワールがハナを切りに行った。しかも、入りの3Fが34.7。レシステンシアからしてみれば、展開利があったように思います。
さて、その上で何故4角回った段階でローザノワールと後続の間があれだけ開いていたかというと、レシステンシアの個別ラップを取っていた人のなかに、レシステンシアはペースを緩めていた、といっている方がいるのですよね。
私自身は個別にラップを取っているわけではないので、それが事実なのかどうかは分かりません。
ただ、それなりに縦長になっていた展開で、さらにペースを緩めたのであれば、後ろからはもう届くことが難しくなる。
勿論、前目につけていたソダシや、結局タレてしまったとはいえレイパパレを利することになるわけですが。

何にせよ、レシステンシアは結局の3着。ハナ差差し切れるぎりぎりのところで調整し、かつ、ファインルージュ以外届かないリードを確保したのであれば、今回の武史君は好騎乗だったのではないでしょうか。

長くなりましたが、ヴィクトリアマイルの回顧は以上です。

さて、来週はオークス。
馬場状態は例年通り差しが決まる状態になっていますね。
ソダシが通ったのは、ラチから3~4頭分外。ファインルージュが伸びてきたのはそこからさらに外になるので、まあやはり外>内で予想するほうがいいように思います。そんな中、内に差し込んできたデアリングタクト&松山弘平(^^;
まあ毎年のようにいわれていることですからあれですが、このような馬場で開催されるオークスにおいては末脚の速さがポイントになりますよね。
そもそも桜花賞からオークスでは4Fも距離延長される上、2400mなど走った経験のある馬はゆりかもめ賞にでも出ていない限りほとんどいません。
テンから道中ペースを速くすれば、当然のことながらガス欠する。まあそうすると、スローから瞬発力勝負になることを見越す必要がありますね。
また、2000m以上のレース経験があることが重要という人も多くいます。
桜花賞組も来ないわけではないですが、忘れな草賞組やフローラS組の方からも近年活躍する馬は多い。
まあ、条件的に桜花賞は後々スプリンター化する馬、マイル戦線で活躍する馬でも狙えるレースなので、そこから2400mのオークスには直ちに繋がりづらい、といってもいいのかもしれないですね。実際、近年の桜花賞は時計がとても速くなりがちなので、そうするとオークスとの関連性は薄まってきた、といってもいいかもしれません。

さて、それでは調教評価。

能力、適性関係なく1週前追い切り良く見えた馬(オークス)

アートハウス
サウンドビバーチェ
サークルオブライフ
エリカヴィータ
プレサージュリフト
ベルクレスタ
スターズオンアース
ルージュエヴァイユ
ピンハイ

まあ、8頭くらい挙げておきます。
いずれもコース追いでした。

桜花賞ではスターズオンアースに乗り勝った川田騎手が、オークスで乗るのはアートハウス。
そもそもこの乗り代わりをどのように見るかなのですが、先約があったのは勿論のこと、アートハウスの可能性を騎手自体が考えているのでしょう。
CW併せ馬で、ラスト1F10秒台。ここのところで見たCWラスト1F10秒台で走った馬といえば、セリフォスの1週前とソダシの1週前。まあ、能力がなければ出ない数字だと思いますし、体調も万全なのでしょうね。
内から併せ馬をぶっちぎる追い切りは迫力満点だと思います。

国枝厩舎の2頭のうちサークルオブライフの方を上に取るのは時計面からですね。
馬なりで64.0-11.5という時計はそれなりに破格。
桜花賞組ではありますが、上り最速で差し届かなかったこの馬は、もちろん距離延長していいとするべきだと思います。
それでも、マイル戦を基本に走っていたところから2400mに距離延長される点、不安がないわけではないと思います。
エリカヴィータはマジックキャッスルとの併せ馬。
マジックキャッスル自体の時計が上がっていたこともあり、ヴィクトリアマイルの最終追い切りではマジックキャッスルを良く見えた馬に上げました。
そのマジックキャッスルとの併せ馬で併入、見ようによっては脚色優勢なわけですから、エリカヴィータも悪いわけがない。
但し、サークルオブライフとの比較でいえば、やはりサークルオブライフの方が上かな、という気はします。

ちょっと驚いたのがサウンドビバーチェ。
併せ馬の後ろから競り掛けていくという内容でしたが、取りついて前に出るまで若干時間は掛かるものの、いったん前に出てからの動きは圧巻。
こんなに動ける馬だっけ、と正直思ったほどでした。

プレサージュリフト、ベルクレスタ、スターズオンアースといった桜花賞組も、やはり動きはいいように思います。
特にプレサージュリフト。クイーンCを勝ったわけですから左回りの方がこの馬にはいい、と考えられるわけですが、やはり動きのキレが違うように思います。

最後にピンハイ。
あまり馬格がある馬ではないのでどうかな、とも思いますが、前肢の滑らかな動きを見ておおっと思った次第。
どれだけ走っても人気になりづらい馬のような気がするので、最終追い切り次第ではありますが、穴として考えてもいいかなあという気がします。

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