Yくん®♻️

上海で色々さまよっています。

Yくん®♻️

上海で色々さまよっています。

最近の記事

第1回魔女会議 グループ名決め。

なぜこの名前… 悪夢だ。これは悪夢だ。魔女達の生贄の人生なんて。私ことYは頭を抱えていた。期末テストどころではなかった。テストなんてどうでもよかった。今、普通の大学生活に危機が生じようとしている。 大学3年の夏、突如奪われた日常。悪魔振興会みたいな魔女のグループに拉致られてから1日。特に何も無く平和に過ごせた。しかしその夜会議があると言われた。魔女会議やなと勝手に思っていた。 題材はグループ名決め。 ん?グループ名決め?いや、なんでもええやん。わざわざ会議する必要ある?

    • 年下の先輩

      その女の子は僕の2歳年下だ。でも僕にとっては先輩だ。僕が好きになった音楽の世界を広げてくれた人だ。その点に関しては先輩だ。実際は大学の後輩。でも彼女は大学院まで行ったから大卒の僕にとっては先輩。彼女は僕のことを先輩と呼ぶ。僕は彼女を後輩ちゃんと呼ぶ。でも心中では先輩と呼んでいる。彼女は普通であり、僕が異常なだけである。年下は気を使い、気を使われるから苦手だ。でも彼女は僕にとっては先輩だから気を使わない。でも彼女は僕に気を使う。そんな関係性だ。一方的な迷惑なのは分かっている。で

      • 空港にて

        2018年10月、私は上海へ2週間の出張していた。 その帰り、ようやく日本に帰れると私はウキウキしていた。 空港でWiFiも繋げることができ、日本の人達に今から日本帰ると伝え、飛行機の搭乗を待っていた。 最後に上海限定のスタバのマグカップお土産として買って帰るかと列に並んだ時、突然肩を掴まれた。 掴んできたのは黒人で、長身の大男。勢いよく私を引っ張った。そして 来い と言われた気がする(英語が分からなかったためニューアンス的に)。私は焦った。私は何もしていない。ようや

        • 上海へ来た。

          平成と日本に別れを告げ、令和とともに上海へ来た。2度目の上海。1度目は仕事の出張。今回は駐在として。口約束での2年の駐在。書類での約束は一切ない。2年で帰れる予感はしない(案の定未だに上海)。後任がいる気配がしない。決まった時に長期になる覚悟はしていた。日本に未練はなかった。唯一の不安は中国語が全くだったってこと。勉強は少しだけした。でも学生時代国語も英語も出来なかった人間が中国語出来るはずもなかった。当然、言葉の壁にぶつかった。つづく。

        第1回魔女会議 グループ名決め。

          m4とYの会

          騙された。 そう気づいた時には、もう遅かった。魔女達の手の中に堕ちていた。 アホだった。それはアホだった。 魔女からの甘い誘惑に簡単に引っかかってしまった。 大学3年のあれは7月だった。それまで普通の大学生を過ごしていた。そして、いよいよ就職について本格的に考え出した。そんな時に、私ことYに関係ないところで事件が起きた。 魔女達の仲間割れだ。魔女とは大学の同級生の一部の女子達だ。R,H,T,Oの4人で、通称M4。大学の1部で権力を持っていて、悪魔のような笑みをするのが特

          m4とYの会