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【2024 レパードS(GⅢ)】徹底的に攻略データ篇

*「日本文芸社の重賞競走データBOOK 2024年度版」よりほぼ抜粋。

<2023年のレース検証>

レースは、道中2番手でレースを運んだライオットガール(5人気)が、好位から脚を伸ばしたオメガギネス(3人気)にクビ差をつけ優勝。さらに1/2馬身差の3着にルクスフロンティア(8人気)が入り、大波乱決着??

前走を場所別で見ると、一番好成績を残しているのが[1-5-0-16]の前走中京組。やはり同じ左回りということで親和性があるようだ。特に前走中京ダート1800㍍出走馬で勝ち馬から1秒0以内で走っていれば、[1-5-0-5]と確率は大幅にアップする。今年の該当馬はライオットガールのみ。前走が4着に敗れていたが、古馬相手の3勝クラスで0秒3差ならば、むしろ負けて強しの内容。今回のメンバー中、ダートで3勝を挙げていたのは2頭だけ(もう1頭はエクロジャイト)でありながら、人気の盲点となっていた。


<今年からジャパンダ—トクラシツクの前哨戦として生まれ変わる!?>

[人 気]

①人気は[3-3-1-3]。ダ—卜は「西高東低」の印象が強いが、意外にも人気の関東馬は[2-1-1-1]と信頼できる。一方、②人気[1-1-1-7]、③人気[0-2-0-8]はアテにならず、④人気にいたっては[0-0-0-10]とサツパリ。

馬連平均配当は14,778円。
これは17年が平均を押し上げている形。過去5年は30〜50倍台。基本は中穴狙いがベター。

(netkeiba.com 想定人気)
想定1人気 ミッキーファイト(牡3、美浦・田中博康)
想定2人気 ソニックスター(牡3、美浦・木村哲也)
想定3人気 ジーサイクロン(牡3、栗東・吉岡辰弥)
想定4人気 ミッキークレスト(牡3、栗東・大久保龍志)
想定5人気 バロンドール(牡3、栗東・松永幹夫)

過去10年 レパードS 人気別成績表

[ステップ]

主要ステツプはジャパンダートダービー組[2-3-3-11]とユニコーンS組[4-0-0-17]。しかし、前者は10月上旬へ移行、後者は京都ダ1900㍍に変更。今後は東京ダービー組が主力となりそうだ。2勝クラス組[2-2-2-41]、1勝クラス組[0-4-1-30]も健闘。非重賞組でも軽くは扱えない。3勝クラス組は[1-0-1-1]と少数精鋭ながら好成績。

ユニコーンS組[4-0-0-17]
6着 アラレタバシル(牡3、美浦・根本康広)
7着 ハーバーライト(牡3、栗東・高橋義忠)
11着 ピュアキアン(牡3、美浦・竹内正洋)
3着 ミッキーファイト(牡3、美浦・田中博康)
東京ダービーG1組
5着 ハビレ(牡3、美浦・武井亮)
2勝クラス組[2-2-2-41]
ジーサイクロン(牡3、栗東・吉岡辰弥)
1勝クラス組[0-4-1-30]
サンライズソレイユ(牡3、栗東・矢作芳人)
ミッキークレスト(牡3、栗東・大久保龍志)
メイショウフウドウ(牡3、栗東・藤原英昭)
ロジアデレード(牡3、美浦・稲垣幸雄)

過去10年 レパードS 前走レース名別成績表

<攻略ポイント>

①2勝クラス組~4着以内ならばチャンス!?

2勝クラス組だが、前走1着馬[2-1-1-19]、2〜4着馬[0-1-1-8]、5着以下[0-0-0-14]。基本は4着以内を狙えばOK。また、馬券に絡んだ6頭は前走の評価は①人気が4頭、⑤人気が2頭。④人気は不思議と好走がなく、前走の人気にも十分注意したい。

2勝クラス組
1着 ジーサイクロン(牡3、栗東・吉岡辰弥)

過去10年 レパードS 前走クラス別成績表

②前走距離~前走1700㍍、2100㍍以上は過信禁物

前走距離別成績を見ると、前走1600㍍x1800㍍出走馬が各6連対と結果を残している。これに対し、1700㍍[1-0-2-23]、2100M以上[0-0-1-13]。なお、1600㍍組は旧ユニコーンS組を差し引いても[1-1-1-7]と結果を出している点には注意したい。

前走1700㍍[1-0-2-23]出走馬
ブルーサン(牡3、栗東・川村禎彦)
メイショウフウドウ(牡3、栗東・藤原英昭)
ロジアデレード(牡3、美浦・稲垣幸雄)
前走2100㍍以上[0-0-1-13]出走馬
サンライズソレイユ(牡3、栗東・矢作芳人)

過去10年 レパードS 脚質別成績表

③騎手~戸崎&田辺騎手が好成績

戸崎騎手は7回騎乗して[2-2-1-2]。関東馬でも関西馬でも結果を残しており、複勝回収率は157%と立派な数字を残している。また田辺騎手は5回騎乗して[1-0-2-2]。馬券に絡んだ3頭は⑪⑥⑩人気で複勝回収率はなんと370%。たとえ人気薄でもマークは外せない。

戸崎圭太騎手騎乗予定馬
ミッキーファイト(牡3、美浦・田中博康)

過去10年 レパードS 騎手別成績表

④波乱の主役~前走中京ダート1800㍍出走馬

連対馬20頭が前走で出走したコースを調べると、最多は東京の6頭、次いで中京が5頭。新潟が舞台だけに半数以上が左回りに使われているのは決して偶然ではない。そんな中で注目したいのが前走中京ダ1800㍍以上で2着組。[1-4-0-5]と半数が連対しており、連対馬の評価は⑫⑩⑩①⑤人気と、5頭中4頭は⑤人気以下の伏兵。複勝回収率は驚異の314%。21年以降は3年続けて連対中と近年はレパードSで活躍するための黄金ローテーションにもなりつつある。

*今年の出走予定に前走中京ダート1800㍍出走馬無し!

過去10年 レパードS 性別・東西厩舎別成績表

【戦術ポイント】

[軸馬・相手馬の狙い方]

今年から10月に移行されるジャパンダートクラシックへの前哨戦ということで、ダート巧者が集まることが予想され、東京ダービー組が主力となりそう。関東馬で①人気に支持されていれば[2-1-1-1]。 1頭軸マルチで軸に据えられる。相手選びだが、1勝クラス組は前走1着、2勝クラス組は前走で4着以内なら買える。また同じ左回リの中京ダ1800㍍組は要注意。その他は前走の着順•人気は不問だが、馬体重が6㌔以上減った馬、キャリア10戦以上の馬は好走歴がなく、買い目から外したい。

[注 意 点]

(馬体重が6㌔以上減った馬)

前走から馬体重が6キロ以上減った馬は[0-0-0-19]。成長著しい3歳だけに体が減っているというのはマイナス材料。上位人気でも疑ってかかりたい。また、マイナス4キロも[0-1-0-8]と苦戦。

過去10年 レパードS 馬体重別成績表

(キャリア10戦以上の馬)

デビューから9戦を消化した馬は[0-0-2-12]>10戦以上していると[0-0-0-22]。レースを使い込んでいる馬は好走するのは難しい。近年の主流は[6-4-2-31]のキャリア7~8戦馬。

キャリア10戦以上の馬
ブルーサン(牡3、栗東・川村禎彦)=キャリア12戦

過去10年 レパードS キャリア別成績表

(馬番枠)

馬番⑥番枠は[3-1-0-6]、⑨番枠は[1-2-2-5]と活躍。当レースのラッキーナンバー。

過去10年 レパードS 枠番別成績表
過去10年 レパードS 馬番別成績表

[注 目 デ ー タ]

①前走JRAダート2勝クラス以上or地方交流重賞6人気以内
②JRAダート1600㍍以上で2着に0秒5以上着差1着実績
③JRA左回り1600㍍以上で1着実績
④3代血統表内にサンデーサイレンスを持つ馬

ちなみに、すべて該当したのはミッキーファイト 1頭のみ。
*「モバイル サラブレの重賞のツボ」を参考に抜粋。


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