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【アイビスSD(G3)回顧】推奨馬ファイアダンサー16着~何処!?

【アイビスSD 結果】
モズメイメイがゴール前で抜け出し重賞3勝目

28日、新潟競馬場で行われた第24回アイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝1000m)は、中団から脚を伸ばしてゴール前抜け出した国分恭介騎手騎乗の3番人気モズメイメイ(牝4、栗東・音無秀孝厩舎)が、2着の2番人気ウイングレイテスト(牡7、美浦・畠山吉宏厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは55秒3(良)。

さらにクビ差の3着に8番人気テイエムスパーダ(牝5、栗東・木原一良厩舎)が入った。なお、1番人気チェイスザドリーム(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)は9着に終わった。

勝ったモズメイメイは、父リアルインパクト、母インラグジュアリー、その父Frankelという血統。初の直線競馬をクリアし、昨年のチューリップ賞、葵Sに続く3つ目の重賞タイトルを獲得した。

【勝ち馬プロフィール】
◆モズメイメイ(牝4)
騎手:国分恭介
厩舎:栗東・音無秀孝
父:リアルインパクト
母:インラグジュアリー
母の父:Frankel
馬主:キャピタル・システム
生産者:社台ファーム

【アイビスサマーダッシュ】~騎手コメント~

1着7-15 モズメイメイ(牝4、国分恭介・音無秀孝)
「馬の力で勝たせてもらったので、本当に馬に感謝です。馬がペースを知っていて、行かずに我慢してくれたので、最後にみんなが止まった時にひと伸びしてくれました。枠が外だったので、できれば外ラチ沿いを確保したかったんですけど、うまく誘導できなかったので、有力馬の後ろを確保しながら運びました。なかなか平場でも勝つ機会が少なくなってきているので、こういう大きな舞台で乗せていただいていることはうれしいです。続けて乗せていただいて、結果を出すことができて、本当に幸せです」

2着6-12 ウイングレイテスト(牡7、松岡正海・畠山吉宏)
「スタートが決まっていい競馬ができたし、勝ちたかったけど結果だけが残念。59キロでも頑張ってくれた」
(畠山吉宏調教師)
「地力だけで来た感じですね。適性かどうかという部分は、ハテナです。59キロでも自信があったというか、何とかやってくれるんじゃないかなと思ったのですが...。甘くなかったです」

3着8-17 テイエムスパーダ(牝5、酒井学・木原一良)
「いい枠(17番)を引けていて力を出し切ろうと思っていて、ハナが理想だったけど菜七子の馬が速くて控えて2番手から運んだ。リズム良く走れて、いっぱいいっぱいになりながらも走り切ってくれた。厩舎、スタッフがここに向けていい状態に仕上げてくれたと思う」

4着8-16 ディヴィナシオン(牡7、松山弘平・森秀行)
「外の良い枠から、馬にはストレスなく、ずっと良い形で走れました。スムーズなレースができましたが、勝ち馬が思った以上に切れました。相手は強かったですが、重賞でも走れる馬です」

5着8-18 メディーヴァル(牡6、小崎綾也・寺島良)
「この枠順で、一気にチャンスが上がりました。前々走の直線競馬で乗せてもらって、脚質は掴んでいましたし、今回の方が馬の能力を生かせそうでした。ポジションをしっかり取った上で、1ハロン溜めることが出来て、あとは前の2頭が下がってくるだけで、突き抜けられるくらいの感触はありました。やはり千直は走ってくれますね」

6着6-11 アビッグチア(牝6、丸山元気・水野貴広)
「ゲートを出て気合をつけていってハミを取れたので勝ち馬の後ろからいって、ためて頑張って脚を使ってくれた」

7着3-6 クムシラコ(牡6、内田博幸・石毛善彦)
「外の方へ行ってくれと言われていたので指示通り。最後はさばきながらいい感じにいったけど、空いていた1頭分のところに入りきれなかった」

8着2-3 ロードベイリーフ(牡7、和田竜二・森田直行)
「脚はありそうだったけど、スペースが狭くて踏み込めなかった。空いていれば、もっと差を詰められていたかもしれない」

9着7-13 チェイスザドリーム(牝5、坂井瑠星・矢作芳人)
「良いスタートが切れましたが、途中から手応えがなくなり、最後は止まってしまいました」

10着2-4 ジャスパークローネ(牡5、団野大成・森秀行)
「海外を転戦して少し間隔も詰まっていたので、ちょっと疲れがあったかもしれません」

11着3-5 マウンテンムスメ(牝6、藤田菜七子・天間昭一)
「このメンバーでもゲートは速くて、この馬の競馬はできました。最後はいっぱいになって、後ろから来られてひるむようなところがありました」

12着1-2 ショウナンマッハ(セ5、石橋脩・茶木太樹)
「肉体、精神的にも良かったし、スタートもすごく速かったですが、やっぱり外枠でためをつくれた相手に、ラストでダラッとなってしまいました」

13着4-7 ハギノメーテル(牝5、藤懸貴志・寺島良)
「先生(寺島調教師)とは近いラチ沿いを狙っていこうという話をしていて、開幕週の速い馬場のなか、最後まで一生懸命に走ってくれました」

14着7-14 デュアリスト(牡6、小沢大仁・福永祐一)
「初めての芝、千直で周りも速く、ポジションをキープするのでいっぱいいっぱいでした」

15着5-9 グレイトゲイナー(牡7、笹川翼・森秀行)
「スタートは出たけど、進みが今ひとつ。進路も選べるところがなかったです。順調に使っていけば良くなるのでは」

16着5-10 ファイアダンサー(牝6、戸崎圭太・鈴木慎太郎)
「いつもよりスタートを出てついていけたが、早々に手応えがなくなってしまいました」

17着4-8 マイヨアポア(牝6、石川裕紀人・和田正一郎)
「最後、詰まったのにつきます。さばけなかったのがすべて。脚はありました」

18着1-1 リプレーザ(牡6、幸英明・大根田裕之)
「千直はちょっと忙しかったです」

推奨馬ファイアダンサー(4人気)は、スタートは互角も行き脚がなく中段後方追走。残り200㍍辺りから追い出されて抜け出そうとするが、決め脚なく馬群へと沈み込み16着惨敗…残念。

レースは、団から脚を伸ばしてゴール前抜け出したモズメイメイ(3人気)が、2着のウイングレイテスト(2人気)にクビ差をつけ。さらにクビ差の3着にテイエムスパーダ(8人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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