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不思議な体験とわたし

皆さんは幽霊や予知夢のような本当にあるかどうかわからないモノを信じていますか?
私は幽霊も予知夢も宇宙人も信じる派です。
ただ、そういったものを”感じる”能力は皆無です。幽霊もみたことありません。
ただ、『あれはなんだったんだろう』と思う不思議な体験はしたことがあります。
今日はその体験について書いてみたいと思います。

今日の記事の中にペットの死についての記載があります。
苦手な方はご注意ください。


初代ハムスター あめ

私が一人暮らしをする中で、初めてお迎えしたハムスター。
それが”あめ”と”うめ”です。

今思えば、あめは元々身体が弱い個体だったと思います。
お迎えしてすぐ、鼻の頭が真っ赤になり、本人も痒がってハゲてしまうほどかきむしっていました。

まだお鼻がきれいな頃のあめ

そこで小動物が診れる病院に連れていきました。
診察結果は『原因不明』
カビや虫ではなさそうとのことで、可能性があるとしれば何かのアレルギー。ただ、小さな体のハムスターは血液検査ができませんでした。

そこでステロイドの薬を処方してもうことになりました。
ただ、ステロイドはとても強い薬です。できれば徐々に飲ませる量を減らしていくことが望ましいのですが、薬を減らすと鼻の痒みが再発するようで、ステロイド・抗生剤に頼り切りの生活でした。


あめの異変

そんな薬に頼った生活を続けていき、あめとうめの1歳の誕生日を祝った1か月後、あめに異変が起きました。

その日はお盆休みで、私は岡山の実家に帰省をし、同居人にあめうめのお世話を任せていました。
兵庫に帰る日の朝、起きると深夜に同居人からラインが入っていました。連絡し直すと「あめの様子が昨日の深夜からおかしい。」とのこと。

すぐに病院に連絡してもらい、先に病院に向かってもらいました。
私も母親に事情を説明し、早めに帰宅することに。

病院に着いたのが午後16時頃。そこで初めてあめの様子を確認しました。
苦しそうに目を閉じ、うずくまっています。

すぐに病院の酸素室に入れてもらい、レントゲンなどの診察をしてもらいました。
結果は、ご飯がたくさんお腹の中につまっているとのこと。
正直、ここで不謹慎ですが少し笑ってしまいました。あまりにも食いしん坊のあめらしい出来事だったので。

おそらくウンチが出にくくなっていてお腹が苦しい状態との診断でした。
そこで獣医の方から今日を越えれるかどうかわからないという説明をしていただき、病院に入院するのか連れて帰るのかの選択を迫られました。

最初は、酸素室に入っているほうがあめの楽なのであれば入院を選択しようとしていましたが、夜中は病院に誰もいないことなどの説明があり、それならそばにいてあげたいと同居人と話し合って決めて連れて帰ることにしました。


不思議な出来事

もしあめが最期を迎えることになった時に、一人にしたくないと思っていたので、夜は交代で寝ることになりました。
まずは私が起きて深夜3時頃まで。あめはずっと苦しそうで、ケージの中を動き回っていました。
最期の瞬間は私たちが抱っこをして迎えるのではなく、ハムスターが一番安心できる場所で。
これは同居人と常日頃から決めていたことでした。
あめも人の手の上よりケージの中の方が安心できるだろうと判断して、ケージに入れたまま見守っていました。

そして、同居人と交代の時間になったので、同居人に起きてもらい、私が寝ることになりました。
正直、眠れる気がしませんでしたが、一瞬眠ることができたんだと思います。

その時に見た夢は先代の実家の犬「ポッキー」の夢でした。
普段なかなか見ることがない夢でしたが、この時、なぜかポッキーが嬉しそうに私にじゃれている夢を見ました。

そしてその夢を見ていると「なか。なか。」と同居人に呼ばれました。
「なに?」と私が起きると、同居人が部屋にいて「あ、起きた?」と返事をしました。
「だって呼んだでしょ?」と私が言うと「えっ、呼んでないよ。今起こそうと思ってたところ。」と同居人。

「あめが多分……見てあげてくれる?」と言われました。

同居人の言葉通り、あめは静かに亡くなっていました。


この時は疑問に感じませんでしたが、後々になって不思議だなと思っていたことがあります。
それは、あの時、私を呼んだのは誰だったのか。
そして、なぜあの時「ポッキー」の夢を見ていたのか。

夢については少しこうなんじゃないかなー?と考えていることがあります。
「ポッキー」の夢ですが、今まで3度ほど見ました。そのどれもが飼っている子たちが調子が悪くなったり、亡くなる日に見ています。
ただ、その夢はとても暗い雰囲気の夢ではなく、私の中ではポッキーはうちの子たちのお迎え係なのではないかと考えています。
とても楽しい夢だし、ポッキーが迎えに来てくれると思うと安心するのですが、この夢を見た時はドキドキが止まりません。誰か調子悪くなるんじゃないかと…。

また、あの時私を呼んだのは誰だったのか。
これはいまだによくわかっていません。ただ今まで数々のペットとのお別れを経験して、少しだけ私は「虫の知らせ」を感じ取る力があるんではないかと思っています。
あの時もきっと私は何か感じ取り、目が覚めたのかな?と考えています。


最後に。

思ったより長文になってしまいました……。前置きの長さが…笑
もう3年以上前のことですが、今でも最期の瞬間を覚えているし、思い出しながら書いていると泣きそうになりました。

ペットとのお別れはさみしいですが、いつか私が死んだとき、あちらでたくさんの我が子に囲まれて再会できると信じています。

では本日はここまで。
また明日お会いしましょう。

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