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オフィスの改装

著者:六甲茂子(ロコモコ)

私が働くオフィスは現在段階を踏んで改装工事が行われています。弁護士の数が増えるに伴い、新しいオフィスと会議室が必要になった為、今までの間取りを一部変更し、少し動線も変わります。

オフィスのインテリアは、ハワイならではのコア材を使った落ち着いた雰囲気で、なかなか温かみがあって良い感じなのですが(良く言えばレトロ、またはミッドセンチュリーモダンとも言えますが)、さすがに老朽化が目立ってきていたため、全体的な雰囲気はそのままに少しモダンにアップグレードされるそうです。

また、セキュリティ面が強化され、要所要所でカードキーをピッとしないと通り抜けできなくなりました。カードキーを忘れて休憩に行くと、オフィスに戻れなくなるので要注意なのです(2回経験あり)。

工事は仕事の時間と並行して行われているのですが、そのあたりの按配を取り仕切る現場監督さんが素晴らしいのです。

今までの経験上、ハワイでの工事はちょっぴりゆっくり気味で、皆さんフレンドリーだけど、なかなかスムーズには行かないものだと思っていました。

が、今のオフィス工事は前倒し気味でどんどん進み、しかも現場監督さんが前もって絶妙なタイミングで工事に入る場所をオフィスの担当者に伝えてくれるので、不便が全くありません。

この現場監督さんは小柄で物静かな日系人の中年男性。一見学校の先生のような雰囲気です。が、現場のローカルの大男達からも全幅の信頼を寄せられており、皆に慕われているようです。

私のワークステーションの近くを工事するときは、この現場監督さんが数人の若者を率いて、本棚などにビニールシートを掛けていたのですが、その動きが流れるように早く、シートには皺ひとつなく、新人達に丁寧に指導しながら、文字通りあっという間に作業終了。作業の終わりと同時に空気清浄機をワークステーションの側に設置して、颯爽と次の場所へ。「漢」だわ…

「ハワイの工事はテレテレして進みが遅い」などと思っていた私の偏見は、木っ端微塵に打ち砕かれました。

本当にあっという間に、デッドスペースをうまく利用して、いくつかのオフィスが完成。今年ロースクールを卒業したばかりの新人弁護士3人と他の事務所から転職して来た弁護士が、さっそく入居しました。

ちなみに新人弁護士さん達は先日、全員が無事にハワイ州の弁護士試験に合格!それまではクラーク(法学生)と言う立場でしたが、皆さんアソシエイト弁護士となって、第一線で活躍する事になります。うわさの小室氏もニューヨークの事務所で、今後クラークからアソシエイトになられるのでしょうね(と、無理矢理流行りの話題に絡めてみました)。

少しお直しして若返ったオフィスで働くのは気持ちが良いもの。私もお直ししてみようかしら…⁉︎

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