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オフィスの冷蔵庫そうじ

著者:六甲茂子(ロコモコ)

私たちのオフィスには「ラウンジ」と呼ばれる部屋があって、ちょっとしたキッチン、電子レンジ、オーブン、冷水・温水器、コーヒーメーカー、テーブルセットやソファーなどが置いてあります。

コロナ以前はここでランチを食べることも多かったのですが、今は感染予防の為、ランチはそれぞれの机で食べています。

冷蔵庫は2台あり、その一台には様々な種類のソーダが大量に入っており、お客様に出したり、50セント払って飲んだりできます。もう一台は皆のお弁当や調味料などが。

この冷蔵庫は、月に一度、ボランティアで誰かが掃除する事になっています。壁に冷蔵庫掃除係のサインアップシートが貼ってあり、希望者が名前を書き入れます。

9月の掃除係は私。他の掃除係同様に、掃除の数日前に「取っておいて欲しいものには名前を貼ってください。(さもなければ、全部捨てるぞ!)」との一斉メールをソフトに、でも断固とした調子で出し、当日朝にはさらに念押し。

当日、掃除するため冷蔵庫を開けてみたら、殆どの食べ物にはキチンと付箋紙で名前が貼られ、捨てたのは小さなピザのカケラのみでした。さっと棚を拭いて終了。

以前には「数ヶ月前の何ともつかない食べ残し発見!」とか、「牛乳が腐っていた!」、「空のタッパーが大量にあるので、欲しい人はどうぞ」などと、ちょっとダイナミックな動きもあったのですが、パンデミック後は皆清潔には気をつけている為か、殆ど掃除することもなく、たった10分で終了してしまいました。

以前はお昼になると、皆でプレートランチを買いに行ってラウンジで食べたりしたものですが、今はお昼を抜いたり、リンゴなどでささっと終わらせる人も多く、キッチンはいつでもピカピカです。少し寂しくもありますよね。まあ清潔に越したことはありませんが。


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