中学、剣道部、炎天下のランニング、そしてアイス

私は中学生のころ、剣道部に所属していた。

県内でも剣道で有名な教師が顧問だった。

忘れもしない夏の集中稽古。

タイトルの通り、炎天下のなかのランニングは衝撃だった。

野球部とかならやってる?そう思いますよね。

私は剣道部。剣道と言えば面や防具をつけて稽古します。

そう、あの蒸し暑いフル装備で昼間の校庭をランニングしたのです。

理由は顧問の指示を守らない生徒がいた連帯責任。

とてもきつかったことを思い出します。

しかし、嫌な記憶かと言われればそうではありません。

そのあと、顧問の先生がみんなにアイスとジュースを買ってきてくれました。

稽古が終われば朗らかな笑みの似合う優しい先生。

きつかっただけでなくちゃんとそれを耐えたことへの労いが、この思い出を良いものにしてくれています。

炎天下のランニングの部分だけ切り取られてしまうと現代では行き過ぎた指導とされてしまうかもしれません。

でも私たちがうけた指導には労いもセットになっていました。

こうして思い出すとやっぱり良い思い出。あの先生、元気にしているかな、またあの笑顔をみたいなと思いながらこの記事を綴っている。

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