【一期一会】三重県を旅行したときの思い出
大学生のころ、ふと思い立って宿もとらずに三重県の伊勢神宮に行くことにした。
そこでの思い出をつづっていこうと思う。
名古屋から三重へ
当時、弓道部の大会で名古屋にきていた。帰り、ばらばらで帰ることになったため、私は突然、伊勢神宮に行きたいと思った。
まったくの無計画だったので、携帯電話で経路を調べながら大阪を経由して三重県にたどりついた。
三重県の空
到着は夕方だった。三重県にはじめて訪れた私は、夕焼けの空をみて普段みる山陰の夕焼けとはまた違った趣を感じていた。
まずは宿探しである。突発だったためなかなか泊まれるところがみつからない。そこで駅にあった旅行代理店を頼ることにした。
親切な対応で、なんとか1室あいている宿をみつけてもらえた。
少し歩かないといけなかったが、普段目にすることがない街並みに不思議と遠く感じなかった。
いざ伊勢神宮へ
私は当時、伊勢神宮は一か所だと思っていた。最初にむかったのはどうやら外宮のようだった。
ひとりでふらふらと外宮をみて歩いていたら、親切なおじさんが「内宮も行くんだよ!」と教えてくれた。
どうやら内宮に行くにはバスに乗らないといけないらしい。
もうひとりのおじさん
バス停で待っていると、またもや別のおじさんに声をかけられた。
内宮に行く途中でバスを降りて猿田彦神社に寄った方が良いよと教えてくれた。
猿田彦神社は猿田彦大神を奉っていて、「物事を良い方向にみちびいてくださる」ということです。
あとでそのことを知った私は、あのふたりのおじさんが猿田彦大神の御使いだったのかと思うほど、導かれるようにして猿田彦神社に訪れたなと感慨深く思いました。
夕暮れの内宮
内宮をみてまわるだけでもとてもボリュームがありました。
いつしか夕方になり、夕暮れの内宮をみてまわることができました。
厳かな雰囲気、五十鈴川の綺麗な流れと、神々の息吹を感じました。
伊勢うどん
夕飯はせっかくなので伊勢うどんを食べ歩きました。
ふつうのうどんより柔らかく、だしとからめて食べるうどんは私にとっては新鮮な味でおいしかったです。
数件まわって食べてみましたが、それぞれでだしが違って楽しめました。
帰路
三重県をあとにして、大阪から岡山経由で鳥取へと帰りました。
何を隠そう、山陰も神々の土地。
山陰は国津神、伊勢は天津神をまつっていると聞きます。
それぞれで少し違った神々の息吹を感じるような気がします。
あれから10年
今、この記事を書いていますがとても良い思い出として記憶されています。
あの時はきっと導かれるように伊勢神宮へ行ったのだろうと思います。
ふとこの記事を書こうと思ったということは、また神々から何か導かれているのかもしれません。
三重県に、また旅行したいと思います。
内宮へ、猿田彦神社へ導いてくれたおじさんたち、元気かな?
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