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【ケーススタディ】全検査IQ102、言語理解105、知覚推理127、ワーキングメモリ73、速度処理91、ASDでADHD、情緒支援級在籍で中学受験を目指している。

お疲れ様です!
東京都世田谷区用賀中町の発達障害グレーゾーン児の子育てお悩み相談オフィス世田谷、学習支援室世田谷つばき塾の代表ゴリッキーこと松本力哉です。

本日はQ &Aでお話していきます。

【ご相談】
息子は、4歳でASD、小学校入学後ADHD診断されています。中学受験を目指しています。
幼稚園時代に荒れた事がきっかけで加配をつけてもらい、小学校入学時から情緒支援級在籍です。
小2のウイスク結果ですが、言語理解105、知覚推理127、ワーキングメモリ73、速度処理91、全検査102です。凸凹が大きいことが気になります。
現在の状況は、ルールや時間が守れない。物の管理が出来ない、宿題など後伸ばしにする。文句が多い。性に興味が出てきて、私には不快な言葉を言う。(旦那には言いません)
学校が休校の時など、食べ物の拘りが強くなってしまい、リモート授業は出来ても、YouTube(県のオンラインスタディ)を見て自分で進めるのは嫌がり、大声を出す、自分のパンツを下ろして腰を振るなど問題行動が出てしまいました。
この事もあり、もし進学校に受かったとしても、この子はやって行けるのか2次障害を起こさず、やっていけるのか不安になります。

【回答】
まず二次障害については、ASDとADHDが併存していることを考えても、私立であっても、公立であっても、二次障害を起こさない可能性は低いと思います。つまり、起こすのが普通です。

現状の時間が守れない、物の管理ができない、宿題をやらない、文句を言うというのは、ASDでADHDの2年生でいうと、正常な発達です。youtubeを見て自分で勉強を進めることは、おそらくできないと思います。できたら驚きです。

基本的には、年齢は5歳くらい低いと考えてもらうといいのではないかと思います。現在は3歳ということですね。基本的には、身の回りのことが自律的にできるようになるのは、20歳以降くらいという目安を持っておいた方がいいと思います。

知能の凸凹が問題になることはありますが、知覚推理が高く、ワーキングメモリが低いというパターンは、それ自体が問題になることは少ない方ではないかと思います。図形やパズルが得意で、短期記憶や並行処理が苦手ということですね。知能の凸凹は、言語理解と知覚推理が高く、ワーキングメモリと処理速度が低い場合が典型で、一人で机に向かって勉強はできるけど、アウトプットはできないという状態で、周りからは、能力があるのにやっていないと誤解されやすいです。本児はその傾向が無くはないですが、言語理解も処理速度も平均域なので、その点平均的です。知覚推理の高さもワーキングメモリの低さも、目立ちにくいので、上記のような周りからの誤解も少ないのではないかと思います。ワーキングメモリの低さで困ることとしては、複雑な指示の理解や、複雑な作業、短期記憶、ディスカッションなどが苦手になることです。73は結構低いので、もしかすると、板書なども困るかもしれません。

ただ、基本的には、ADHDの苦手感と重なるので、ワーキングメモリの低さを特段注視する必要はないかもしれません。「ADHDの中でも処理速度が高い方」という理解が、学習や生活の支援をする上では有益な考え方ではないかと思います。

いずれにせよ、ASD、ADHD対応が基本になるのではないでしょうか。

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ゴリッキーこと松本力哉が運営するグレーゾーンの子どものための完全マンツーマン指導の個別指導塾(オンライン授業も行っています。)
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