見出し画像

千葉県天皇杯予選準々決勝・VONDS市原FCーVONDS市原Vertレポート

VONDS市原FC5ー2VONDS市原Vert

得点
'25 遠藤敬佑(VONDS)
'57 村山翔軌(Vert)
'78 井之元和之(Vert)
'86 池田晃太(VONDS)
'91 遠藤翼(VONDS)
'94 池田晃太(VONDS)
'102 池田晃太(VONDS)

レポート
天皇杯千葉県予選準々決勝。快晴のゼットエーオリプリスタジアムで組まれた一戦はなんとVONDSダービー。トップチームのVONDS市原FC(以下VONDS)とセカンドチームのVONDS市原Vert(以下Vert)が公式戦で初めて対戦することになった。
VONDSは監督に岡山一成氏を迎え、新加入選手を加えた新チームとしての初陣。一方のVertはまだ新チームが始動しておらず、昨年の選手スタッフで臨む試合となった。
メインスタンドにはVONDS市原のユニフォームを着たファンサポーターがズラリ。両チームの応援席から同じチャントが流れる異様な雰囲気の中キックオフの笛が鳴った。
序盤、良い入りをしたのはVertだった。出足の鋭さや球際の激しさでVONDSを戸惑わせ、ロングボールを効果的に交えながら相手ゴールに迫っていく。
一方で浮き足立ったような入り方だったVONDSだが徐々に落ち着きを取り戻していく。すると25分、新加入の遠藤(敬)が先制点を奪い試合を動かした。この得点で完全に平静に戻ったVONDSは無難に前半を終わらせリードで折り返す。
後半に入るとVONDSが素早い攻め上がりから好機を作っていく。ところがスコアを動かしたのはVertだった。右からのクロスをフリーで受けた村山がゴール。見事に同点に追いついてみせる。
追いつかれたことで前への圧力を強めたVONDSだが中々シュートまで持ち込めず追加点の匂いはVertに漂い始めた。すると78分に井之元が勝ち越し点を決め、ついにVertが一歩前に出ることになった。
しかし試合は終わらなかった。86分、ロングスローから池田が起死回生の同点弾。これで一気に流れを手繰り寄せたVONDSは90分で勝負をつけるために攻め寄せるもののネットを揺らすことはできず。熱戦は延長戦へと持ち込まれた。
すると、延長開始後すぐに遠藤(翼)が決めVONDSが勝ち越し。更に立て続けに池田が2点を決めハットトリック。これで勝負を決めたVONDSが明海大学との準決勝にコマを進めた。Vertは健闘したものの先に足が止まってしまい、その隙をVONDSに突かれる結果となった。


監督コメント


VONDS市原Vert・米崎監督

Q.VONDSダービーでしたが?
「特に(特別な)準備はしてませんが、トップチームは上手いし頭が良い。リスペクトしながらうちのできる力を出せれば良いかなと思って試合に臨みました」

Q.今季のチーム作りについて。
「3月くらいから新チームとしてどういう風にやっていこうかというのを模索していこうと思ってます。うちの子が1人でもトップチームに上がれるように(ということを)個人のところでは目標としています。チームとしては1年で1部に上がる。それを目標に活動していきたいと思います」

Q.試合を振り返って。
「選手はよく戦ってくれたと思います。トップチームは体も強いですし、うちの子達は跳ね飛ばされるシーンもありました。ただ、得点は取れましたし90分で言えば引き分けなので。そこは良い成果が出たと思います」

Q.手応えや課題は?
「選手の集中力、コミュニケーションのところで不足しているところが出たと思います。得点できたのは手応えだと思ってます。あのCB2人に勝てるとは思ってなかったので。その中で上じゃなくて下からの攻めで得点できたのは成果だと思います」

Q.リーグ戦に向けて自信が付いたのでは?
「そこはまた別。このクラブ内のトップチームというところで気持ちの面でも選手は戦ってくれましたし、これがVONDSじゃないチームでもこの気持ちで戦えれば1部に上がれるかなと思ってます。メンタル的なコントロールを修正すればいける。でも、どうしても甘い部分がある。そこは常に修正していきたいと思います」

Q.リーグ戦への意気込みを。
「まずは開幕戦で勝ち点3を取れるように。ましてやホームゲームですから。そこは市原市のサポーターと支援してくださる皆さんと選手で一体となって勝ち点を取れたら良いかなと思います」

Q.サポーターへ一言。
「今日はVONDSダービーということで応援ありがとうございました。たぶんリーグ戦より人が入ってたんじゃないかなと思います(笑)。これを4月から関東リーグで1部2部同時開催もありますので、皆さん会場までお越しください。ありがとうございました」


VONDS市原FC・岡山一成監督

Q.VONDSダービーでしたが?
「まずは僕自身が監督としてデビュー戦。そこは自分の中でもかなりワクワクしました。ただちょっと手強い相手だな、と。VONDSを作ってきてこられた方のおかげで僕が今監督でやれる。Vertの人たちはもっとやりたかったけど仕事の都合でとか、色んな関わりでVertに行かれた選手も多い。そういう選手たちに自分たちがもっと頑張れるというのを見せなきゃいけないと思ってました」

Q.監督デビューゲームを振り返って。
「厳しい戦いでした。ただ、うちの選手もVertの選手もVONDSの誇りを持って戦っていた。こういう(厳しい)展開になると思ってましたし、最後は気持ちの中(の勝負)で。負けてるという設定の練習もしてきました。ああいう形で追い付けたのは選手たちが(僕の)言ってることをやってくれたおかげ。今年良いスタートを切れたなと、そういう思いです」

Q.同点弾について。
「前に人をかけて。ロングスローは練習でやってきた。そういう形はうちの武器として他のチームにも警戒されるくらいやっていきたいと思います」

Q.延長戦に臨むにあたっての声かけは?
「僕も延長戦色々やってきましたが120分というのは滅多にしない。そのときに(体を)動かすのは心。心が勝ちたかったら体は動く。精神論の話ですけどそこの話はしました」

Q.ハットトリックの池田選手の評価は?
「得点してもらえてチームを救ってもらった。やはり相手の選手とも空中戦のエアバトルに関してお互い出し尽くしてる感あるくらい良い戦いをしていたと思います」

Q.試合後Vertの選手に声かけされてましたが何を話していたのでしょうか?
「Vertの人たちがいるから今の僕たちがある。この天皇杯というのは負けた人たちの気持ちを背負って一つでも上に行くのが勝ったものの務め。絶対上に、まず千葉県代表になるという話をしました」

Q.天皇杯予選に向けての意気込み。
「去年明海大学に負けた。そのリベンジをする。その後、逆の山の対戦相手を考える。まずは次の試合。勝つのも大変かもしれないですけど絶対勝ちます」

Q.リーグ戦への意気込み。
「去年優勝しましたが僕が関わってるわけではない。僕が監督になって一戦一戦勝っていかないと(いけない)。去年すら追いつけない状況になってはならない。まず1位になる。その上でJFL昇格を目指していきたいです」

Q.サポーターへ一言。
「VONDSサポーターの皆さん、今年からトップチームの監督になります岡山です。僕は5年前対戦した時からどういうチームになっていくのか見ていました。あと一歩でJFLに上がれてない。その現状を託されたと思ってる。JFL昇格だけを考えてやっていきます。そのためにはトップもVertも関係なくVONDSを愛する人たちの支えが必要です。僕はそういう支え、サポーターの声があって燃える人間でもある。是非ともスタジアムで一緒になって応援してください。よろしくお願いします」

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

「日常に僅かな彩りを」「日々の暮らしを常に楽しく」をモットーにカツラ・ウィッグ・ヘアアクセサリーの製作・販売、書籍の発行を行います。スポーツ関係の記事も発信いたします。